冬に咲く「アイスチューリップ」とは?
全国の名所&スポット9選
春を代表する花のひとつ「チューリップ」ですが、冬の寒い時期に見頃を迎える「アイスチューリップ」があるのをご存知でしょうか。
今回は、全国で「アイスチューリップ」が観賞できるスポットをご紹介します。見頃にあわせて行われる関連イベントもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
※気象条件などにより開花時期などが変更になる場合があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
アイスチューリップとは?冬に花開く秘密は?
「アイスチューリップ」は、特別な品種ではありません。
春に咲くチューリップの球根を、一定期間冷蔵保存し、冬を疑似体験させます。その後、自然温度環境に戻すと、チューリップが「春がきた」と勘違いし、通常の開花時期よりも早い冬に花を咲かせるチューリップを「アイスチューリップ」(ウィンターチューリップ)と呼びます。
アイスチューリップの特徴
「アイスチューリップ」は、春咲きのチューリップに比べ長く咲き続けるのが特徴です。
通常、春咲きのチューリップは1〜2週間ですが、「アイスチューリップ」は、寒空の下で開花するため花が散りにくく、天候や環境によっては1カ月以上咲き続ける場合もあります。
ひと足早い春を感じられる「アイスチューリップ」。ここからは、「アイスチューリップ」が見られる全国の名所をご紹介します!
【新潟県長岡市】国営越後丘陵公園
広大な敷地と豊かな自然に恵まれた「国営越後丘陵公園」内の「花と緑の館」では、2025年1月18日(土)〜2月7日(金)に、早春フラワーフェスティバル第一弾として「アイスチューリップ展」を開催しています。
エリア内には、約4,500本の「アイスチューリップ」を展示。「チューリップdeパーティー」をテーマに、ケーキやティーカップをイメージしたフォトスポットも用意されているので、おでかけの思い出作りにもぴったりですよ。
また、2月8日(土)には、展示していたアイスチューリップを先着150人にプレゼント(管理協力金100円必要)。自宅でも、少し早めの春を堪能できます。
春を告げるフラワーフェスティバル
園内では、「アイスチューリップ展」を皮切りに、春の訪れを感じられるフラワーフェスティバルが行われます。
クリスマスローズや、アザレア、シャクナゲなど春の花々が楽しめるイベントもたくさん♪ 3月までは、入園料が無料なので、季節の花々を親子で観賞してみてはいかがでしょうか。
■「国営越後丘陵公園」概要
所在地:新潟県長岡市宮本東方町字三ツ又1950-1
アイスチューリップの見頃:1月中旬〜2月初旬
アクセス:関越自動車道「長岡IC」から車で約10分
駐車場:あり
【茨城県ひたちなか市】国営ひたち海浜公園
茨城県ひたちなか市の「国営ひたち海浜公園」では、冬の景色を彩る「アイスチューリップ」が楽しめます。
「グラスハウス」では、”晴れやか”をテーマに、9品種・約9,300本の「アイスチューリップ」を配置。空や海の青色と補色になる黄色や赤色の「アイスチューリップ」の組み合わせは、見ているだけで気分も明るくなりますよ。
「記念の森」では、”華やか”をテーマに、ピンク色や紫色の「アイスチューリップ」が12品種・約5,200本が並んでいます。冬に咲くユリ「ウィンターリリー」も植栽されているので、冬でも、色とりどりの花々が楽しめます。
■「国営ひたち海浜公園」概要
所在地:茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
アイスチューリップの見頃:1月下旬ごろまで
アクセス:常陸那珂有料道路「ひたち海浜公園IC」から約1km、常磐自動車道「日立南太田IC」より約15km
駐車場:あり
【埼玉県飯能市】メッツァビレッジ
埼玉県飯能市にある「メッツァビレッジ」では、2025年1月25日(土)から約5,000株のチューリップが彩る「メッツァ アイスチューリップテラス」がオープンします。
枝や丸太などの自然素材を使い、北欧のヴァイキングサークルをイメージしたテラスが期間限定で登場! 「ファーストクラス」や「イエローフライト」などの品種のほか、鮮やかな色が目をひく「イルデフランス」や「ラップトップ」も観賞できます。
「ベネブオクラウス」では、人気アクティビティ「アイランドボート」が期間限定で「チューリップ号」としてドレスアップ。
ワンちゃんも一緒に乗船できるので、家族みんなで湖上散歩を楽しめますよ。
さらに、フィンランド・ヘルシンキのオールドマーケットホールをモチーフにした買い物エリアでは、チューリップモチーフのグッズやドリンクを販売。冬に目覚めた早起きのアイスチューリップを、自宅でも堪能してみませんか?
アイスチューリップ摘み取りイベントも
「メッツァ アイスチューリップテラス」終了時には、廃棄ロス削減の一環として「チューリップ摘み体験」を実施。
開催日時や詳細は、後日発表ですが、当日メッツァビレッジで500円(税込)以上の買い物をした人を対象に、チューリップ50,000本がプレゼントされる予定です。
■「メッツァビレッジ」概要
所在地:埼玉県飯能市宮沢327‐6
アイスチューリップの見頃:1月下旬〜
アクセス:首都圏中央連絡自動車道「狭山日高IC」から約12分、
駐車場:あり
【千葉県袖ヶ浦市】東京ドイツ村
広い芝政ワールドを中心に、アトラクションや動物園、四季折々の花々が楽しめる「東京ドイツ村」では、1月下旬頃まで約2,000本のアイスチューリップが見頃を迎えています。
園内では、南半球から届いた貴重な「アイスチューリップ」の球根を特別な方法で冷蔵保存し、冬を疑似体験させることで開花時期を早めた色とりどりのアイスチューリップのプランターを設置。
レオゲードやイルデフランス、スーパーパーロット、ピンクツイストなど全17種類の色鮮やかなアイスチューリップが訪れた人々を魅了します。
早咲きの菜の花やイルミネーションも
パークガーデンでは、黒川寒咲という品種の早咲きの「菜の花」約250万本も咲き誇り、一足早い春の訪れを感じられます。
夜には、音楽と光が融合したイルミネーションも開催しているので、思い出作りに家族みんなでおでかけしてみてはいかがでしょうか。
■「東京ドイツ村」概要
所在地:千葉県袖ケ浦市永吉419
アイスチューリップの見頃:1月下旬まで
アクセス:館山自動車道「姉崎袖ヶ浦IC」から車で約3km
駐車場:あり
【神奈川県藤沢市】江の島サムエル・コッキング苑
「江の島サムエル・コッキング苑」は、湘南・江の島にある、明治時代の英国人貿易商「サムエル・コッキング」に由来する和洋折衷の植物園です。
例年1月下旬ごろまで、ウィンター(アイス)チューリップが見頃を迎えています。
チューリップは、入口ゲートを入り、シーキャンドルに向かってまっすぐ進んだ先にありますよ。
夜には、「江の島・片瀬海岸」エリア一帯を舞台としたイルミネーションイベント「湘南の宝石」も開催しているので、ウィンターチューリップとともに、冬の澄んだ空気のなかで、煌びやかな世界を楽しんでみてくださいね。
■「江の島サムエル・コッキング苑」概要
所在地:神奈川県藤沢市江の島2-3-28
アイスチューリップの見頃:1月初旬〜下旬
アクセス:江ノ島電鉄「江ノ島駅」から徒歩約25分
駐車場:あり(江の島島内駐車場)
【静岡県伊東市】ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン
静岡県伊東市の「ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン」で、2025年1月から約1カ月間、冬咲きの「アイスチューリップ」が見頃を迎えています。
エントランス付近の花壇からは、城ヶ崎海岸を背景に、イルデフランスやストロングゴールド、ピンクツイストなど、約3,500球のカラフルなチューリップが楽しめます。
1月でも、温暖な伊豆半島の気候と相まって、どこよりも早く春の訪れを感じられる特別なスポット。早咲きの菜の花も開花し、ひと足早い春を届けてくれます。
■「ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン」概要
所在地:静岡県伊東市富戸841-1(伊豆海洋公園隣接)
アイスチューリップの見頃:1月下旬ごろまで
アクセス:伊豆急行線「伊豆高原駅」からバスで約10分
駐車場:あり
【岐阜県海津市】木曽三川公園センター
「木曽三川」を一望できる展望タワーをシンボルに、季節ごとに色とりどりの花がさく大花壇がある「木曽三川公園センター」では、例年1月下旬ごろから「アイスチューリップ」が開花します。
2025年は、10品種・約4,000球の「アイスチューリップ」が植栽され、春を先取り! カラフルなお家とかわいい列車も展示されているので、まるで童話の世界に入り込んだかのような体験ができますよ。
春が待ち遠しい「春こいフェス」開催!
「アイスチューリップ」の開花にあわせて、2025年1月25日(土)〜3月16日(日)には「春こいフェス」が行われます。
節分やひなまつりが楽しめるイベントのほか、わんこグッズ中心のマルシェやクラフト体験、紙ひこうき教室など、屋内外でさまざまなコンテンツが用意されています。
■「木曽三川公園センター」概要
所在地:岐阜県海津市海津町油島255-3
アイスチューリップの見頃:1月下旬〜
アクセス:東名阪自動車道「弥富IC」または「桑名東IC」から車で約15分
駐車場:あり
【滋賀県草津市】草津市立水生植物公園みずの森
滋賀県草津市の烏丸半島に位置する「草津市立水生植物公園みずの森」では、「植物と人、水と人のふれあい」をテーマに、数多くの植物が栽培されています。
コミュニティ広場では、2月頃まで「アイスチューリップ」を展示。気温が低い時期に咲き始めるため約1カ月もの長い期間楽しめるのが魅力です。
3〜5月には、葉に斑(まだら)模様が入るユニークな品種のものから、さまざまな花色・花型のチューリップが園内のいたるところに展示されます。
植物以外にも、飲食可能な無料休憩所やミニ遊具がある広場なども子供連れでも楽しめますよ。
■「草津市立水生植物公園みずの森」概要
所在地:滋賀県草津市下物町1091
アイスチューリップの見頃:例年12月〜2月
アクセス:JR「草津駅」から近江鉄道バス「琵琶湖博物館」行きに乗車、「みずの森」停留所下車
駐車場:あり
【滋賀県日野町】滋賀農業公園ブルーメの丘
例年4月上旬〜下旬ごろまで約12万球のチューリップが咲き誇る「滋賀農業公園ブルーメの丘」。
村のエリア特設会場では、2025年2月下旬から3月中旬まで「アイスチューリップ展2025」が開催されます。「ファーストスター」や「ジャンボピンク」、「アメリカンドリーム」などの品種約2,000本が彩る”春の物語”。
同時期には、約20,000本の菜の花も開花するので、散策しながら、お花を眺めるのもおすすめです。
■「滋賀農業公園ブルーメの丘」概要
所在地:滋賀県蒲生郡日野町西大路843
アイスチューリップの見頃:2月下〜3月中旬
アクセス:名神高速道路「八日市IC」から車で約30分
駐車場:あり
真冬に開花する不思議な「アイスチューリップ」を楽しめるスポットをご紹介しました。ひと足早い春を満喫して、楽しい思い出を作ってくださいね。
記事を書いた人
いこーよとりっぷ編集部
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