
松江市美保関町で2025年12月3日(水)に「諸手船神事」開催!見どころご紹介
島根県松江市美保関町(みほのせきちょう)の「美保神社」では、2025年12月3日(水)に「諸手船神事」が執り行われます。
この神事は出雲の「国譲り神話」にちなんでおり、厳寒の美保関港を舞台に、白装束の氏子たちが2槽の古代船に乗り込み、激しく水を掛け合いながら海上を漕ぎ競います。
今回は、美保神社の「諸手船神事」について、「いつやるの?」「どんな神事なの?」といった2025年の開催情報や見どころを「美保神社」にお聞きしました!
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「美保神社」ってどんな神社?
島根県松江市の「美保神社」は、目の前に美保湾が広がる港町に位置します。
御祭神は日本神話に登場する女神である三穂津姫命(みほつひめのみこと)と、“えびす様”の別名でも親しまれている事代主神(ことしろぬしのかみ)です。
えびす様は海上安全や大漁満足、商売繁昌をつかさどる神様として広く信仰されており、「美保神社」は全国3,000以上あるえびす様の総本宮です。
事代主神は「出雲大社」(いずもたいしゃ)の御祭神である大国主神(おおくにぬしのかみ)の子供にあたり、出雲大社と美保神社の両方を訪れる「両参り」は良縁につながるといわれています。
「諸手船神事」ってどんな神事?

「諸手船神事」は毎年12月3日に行われる、「美保神社」の年中行事です。
この神事は、大国主神が国譲りの意向を確認するため、美保関で釣りをしていた事代主神(えびす様)を諸手船で迎えに行ったという、出雲の「国譲り神話」がもとになっています。
神事の舞台となるのは、厳寒の美保関港。かじ取り役の大櫂(かい)などに指名された白装束の氏子たちが、2槽の古代船へと乗り込み、太鼓の音に合わせて「ヤーヤー」と威勢のいい声を上げながら、海を力強く漕ぎ進みます。
船は対岸の客人社の前で折り返し、岸まで競争し、到着すると櫂で海水を勢いよく掛け合い、使いの神が事代主神のもとを訪れた場面を再現します。
2025年の開催情報は?いつやるの?
2025年の「諸手船神事」は、12月3日(水)に斎行されます。
当日は、午前中の新嘗祭(にいなめさい)が終わると、関係者は客人社に参拝し、9人ずつの2組に分かれて諸手船に乗り込みます。
その後、港に出た2隻は、互いに水をかけ合いながら港内を巡ります。そして、船首に立てた真剣(マッカ)と呼ばれる飾りを持って本殿へ向かい、どちらが先に神前へ捧げられるかを競います。
本殿前では宮司との問答があり、この時に交互に手を打つ「天逆手」(あめのむかいで)という所作が行われます。この手締めの起源ともいわれる動きで、神事は締めくくられます。
神話の世界を現代へ伝える貴重な行事である「諸手船神事」。ぜひ親子で訪れて、土地に息づく歴史にふれてみてはいかがでしょうか。
とりっぷノート♪駐車場情報をチェック!
「美穂神社」には、無料で利用できる駐車場が用意されていますが、駐車場台数には限りがあります。祭り当日は混雑が予想されるので、訪れる際は公共交通機関を利用しましょう。(いこーよとりっぷライター:杞山穂花)
記事を書いた人
杞山穂花(Clay)
編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです!
イベント基本情報
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|---|---|
| イベント名 | 美保神社 諸手船神事(2025) |
| ふりがな | みほじんじゃ もろたぶねしんじ |
| 主催者名 | 美保神社 |
| 開催期間 | 2025年12月3日 |
| 開催時間 | 13:30開始 |
| 開催スポット | 美保神社境内および美保関漁港 |
| 住所 | 島根県松江市美保関町美保関608 |
| 電話番号 | 0852-73-0506 |
| 料金 | 無料 |
| アクセス | 【車】松江だんだん道路・川津ICより約40分 【電車】JR「松江駅」から一畑バス(美保関ターミナル行き)で40分、終点で美保関コミュニティバス美保関線に乗り換えて約30分、バス停「美保神社入口」下車後、徒歩すぐ |
| 駐車場 | 駐車場あり |
| 公式URL | 公式URLはこちら |
