【館山市】人気観光スポット6選!<br/>2024GWにおすすめ&日帰りOK
更新日2024年04月26日/公開日2024年03月29日

【館山市】人気観光スポット6選!
2024GWにおすすめ&日帰りOK

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歴史・文化を感じる

今回は、千葉県館山市でおすすめの観光名所を6カ所ご紹介します。房総半島の南端に位置し、美しい海と南国風景が魅力のこのまちは、歴史深い地域でもあります。

春休み明けの気軽な日帰り旅はもちろん、GW&夏休みなどの家族旅行にもぴったりです。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

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沖ノ島

砂浜で本土とつながる、南国景色の無人島

周囲1kmほどの小さな島。もとは沖合に浮かぶ無人島だったのですが、現在は200mほど続く砂浜でつながっているため歩いて渡ることができます。国定公園に指定されており、ソテツやシュロといった木々が生い茂っている様子はまるで南国の景色。海の水のきれいさも特徴で、環境省による「海水浴場水質調査」では毎年最高レベルに位置づけられています。

ちなみに沖ノ島が地続きになったのは、関東大震災の影響でした。島の周りの地盤が隆起したことで潮の流れが変わり、本土との間に砂が堆積するようになったのです。この砂浜は夏になると海水浴場として開放され、多くの人でにぎわいます。

釣りや入り江での磯遊びが楽しめるほか、島の周りにはサンゴまで生息しており、シュノーケリングスポットとしても人気があります。なお、無人島のため自動販売機やお店はありませんが、休憩所やソーラー発電・バイオ分解によるエコトイレは設置されています。

■スポット概要
住所:千葉県館山市富士見1563
アクセス:電車:JR「館山駅」東口より日東バス「館山航空隊」行き乗車、終点下車、徒歩約20分。
海水浴場の開放時期:例年7月上旬〜8月下旬、遊泳可能時間9:00〜16:00

大福寺

1,300年間の風化に耐えてきた摩崖仏

「崖の観音」として地元で知られるお寺です。その歴史は西暦717年にまでさかのぼり、じつに1300年間にもわたっています。境内は山の中腹に広がっており、本堂の奥にある切り立った崖に、観音堂が見えます。

「崖の観音」という呼び名の通り、ご本尊は崖の岩から刻まれた摩崖仏(まがいぶつ)の十一面観音菩薩。切り立った崖に張り付くような姿の観音堂は、この仏像の周りを囲むようにして建てられたためです。しかし仏像は海風に侵食されて表情が見えなくなっており、今も少しずつ風化が進んでいます。

観音堂はふもとのまち並みと館山湾を一望でき、天気が良い日には伊豆大島まで見渡せる絶景スポット。2015年から2016年にかけて大規模な改修工事が行なわれ、現在は朱塗りの鮮やかな姿がよみがえっています。

■スポット概要
住所:千葉県館山市船形835
アクセス:電車:JR内房線「那古船形駅」から徒歩で約15分。
車:富津館山道路「冨浦IC」から約5分。

館山城

城跡にあるのは、「里見八犬伝」の専門博物館

里見氏の居城であった館山城の跡地。史跡としてのお城は残っておらず、現在あるのは1989年に建てられた模擬天守です。内部は、日本における長編伝奇小説の古典として知られる「南総里見八犬伝」の資料を展示する、館山市立博物館の分館となっています。

館山城は、戦国時代の武将である安房里見氏により西暦1580年に築かれました。ですが、それから30年あまりしか経っていない1614年に、城の無断改修や家臣が多すぎることなどを幕府にとがめられ、館山藩は取り潰しとなります。そして、そのまま館山城も廃城になったのです。

この時の藩主、里見忠義の家臣たちが、「八犬伝」の主人公たちのモデルになったと言われています。

また、館山城の周りは「城山公園」として整備されています。公園内には桜や椿、梅などが季節によって咲き誇り、万葉集に登場する植物を集めた「万葉の径(みち)」や、枯山水の日本庭園と茶室、孔雀園などの見どころもあります。

■スポット概要
住所:千葉県館山市館山351-2
開館時間:9:00~16:45(最終入館16:30)
休館日:毎週月曜(祝日は開館し、翌日休館)、年末年始
料金:一般400円、小学生~高校生200円(特別展開期中は異なる)
アクセス:車:富津館山道路「富浦IC」から約20分。
駐車場:あり

赤山地下壕跡

国内最大級の地下壕は軍の秘密基地

※2024年4月現在、見学ルートの調査・点検のため当面の間休み。再開時期未定

第二次世界大戦の頃に、館山海軍航空隊の防空壕として使われていたことがわかっています。総延長は1.6kmと全国有数の規模で、発電所の跡があり、また病院施設として利用されていたという証言も残っています。現在は、その一部である250mほどの区間が公開されています。

じつは、この地下壕がいつごろ作られたものなのかはわかっていません。詳しい資料は何も残っておらず、地元の人たちにも気づかれていなかったという、まさに軍の秘密基地だったわけです。ただ、計画的に作られてはいないであろう構造から、終戦間際に突貫作業で工事が進められたのではないかと考えられています。

道幅がとても狭いため、見学の際に頭をぶつけても怪我をしないよう、入口でヘルメットが貸し出されています。

また、中に進むと壁には地層の筋がきれいに現れており、四方八方へ道が伸びていることがわかります。内部の温度は年中一定で、昭和中ごろの一時期はキノコ栽培に利用されていたこともあります。なお、館山は東京(江戸)を守る要衝とされてきた歴史があり、このほかにも幕末期の砲台跡などさまざまな戦争遺跡が残っています。

■スポット概要
住所:千葉県館山市宮城192-2
営業時間:9:30〜16:00(受付は15:30まで)
定休日:第3火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
料金:大人200円、小学生~高校生200円
アクセス:電車:JR「館山駅」から日東バス「館山航空隊行き」で約10分、「みやぎ駅」下車、徒歩約3分。
車:東京湾フェリー金谷港から約30分。
駐車場:あり(大型バス2台、乗用車18台)

城山公園

関ヶ原で武勲をあげた戦国武将の城跡公園

館山市街の南側に位置する「城山公園」。かつての戦国武将・里見氏の居城があった場所とされ、その跡地を整備して公園が造られました。梅、桜、紫陽花といった四季の花々のほか、富士山を望める絶景スポットとして知られています。

館山城が築城されたのは、天正16(1588)年。関ヶ原の合戦の恩賞として三万石が与えられたとき、お城の周囲に鹿島堀を掘ったといわれています。その後、里見氏が現在の島根県に国替えとなり、お城も取り壊されました。

現在、公園内にあるお城は、福井県の丸岡城をモデルに再建されたもの。内部は博物館となっており、安房地方の歴史や民家、里山氏について解説されるほか、南総八犬伝博物館も見学できます。

■スポット概要
住所:千葉県館山市館山362
アクセス:電車:JR内房線「館山駅」からJRバス、または日東バス館山航空隊行で「城山公園前」下車すぐ。
車:富津館山道路「富浦IC」から約20分。
駐車場:あり(70台)

房総フラワーライン

南房総に咲き誇る、四季折々の花々を愛でる

東京都心よりも一足早く春が訪れる南房総。1〜3月には早くも春の草花が咲き始めます。なかでも、館山市下町から南房総市和田町を結ぶ、約46kmの海岸線道路は「房総フラワーライン」と呼ばれており、四季折々の花が道沿いに咲き誇ります。

1月〜春先にかけては菜の花、夏にはマリーゴールドなど、南房総に訪れた旅人を鮮やかに迎えてくれる房総フラワーライン。「日本の道百選」にも認定されており、気持ち良くドライブを楽しめます!

また、房総フラワーラインの周辺には、一面に咲く菜の花畑や10万株のポピーが咲き乱れるファミリーパークなど、日本の四季を楽しめる観光スポットが点在。東京都内からのアクセスも便利なので、小旅行にいかがでしょうか。

■スポット概要
住所:千葉県館山市
アクセス:車:富浦ICから約40分。

東京アクアラインを利用すれば、東京からも比較的短時間で到着できる館山市。季節ごとに異なる魅力があるので、親子でたくさんおでかけしてみてくださいね。

※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2019年4月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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