2024小金井市の観光名所&穴場5選
「名水と緑のまち」を日帰りで満喫
東京都のほぼ中央に位置する小金井市。「黄金に値する豊富な水が出る」ことから、黄金井(こがねい)が小金井になったという説があるほど、名水・湧水の多い地域として知られてきました。
今回はそんな小金井市のおすすめ観光名所と穴場をご紹介! 名水が湧く神社や、江戸時代~昭和初期にタイムスリップした気分になれる施設など、親子の好奇心を刺激するスポットばかりです。
アクセスは都心から電車で約30分。夏休みやGWなどの家族旅行や、週末の気軽な日帰り旅にもぴったりですよ。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
小金井神社
小金井の里の総鎮守
1205年(元久2年)、武蔵国の開拓にあたり創建された「小金井神社」は、菅原道真を祀る天満宮です。
1751年(宝暦元年)、当時の名匠である粉川市正康信に道真公の坐像(高さ42.4cm)の彫刻を依頼し、現在これが御神体として祀られています。
近年は学問の神として信仰され、受験生が多く参拝しています。
木々に囲まれた境内は夏でも過ごしやすく、静かで心落ち着く空間。散策にもぴったりです。
「石臼塚」「力石」も見どころ
境内にある「石臼塚」は見どころのひとつ。
1973年(昭和48年)に市民によって奉納された石臼塚は、当時の生活用具だった臼を一同に集めたもの。全国に「筆塚」や「針塚」は数多くありますが石臼塚は珍しく、小学校の教材にもなっているそうです。
そのほか重さが250kg近くある「力石」や、大鷲神社、稲荷神社などのお社があります。
「例大祭」「節分祭」などの恒例行事もおすすめ!
毎年2月の「節分祭」、9月下旬の「宵宮」(子供神輿・山車の巡行)と「例大祭」、11月下旬の「新穀感謝祭」など、恒例行事の時期に訪れるのもおすすめです。
■スポット概要
所在地:東京都小金井市中町4‐7−2
アクセス:電車:JR中央線「武蔵小金井駅」から徒歩で約10分
都立小金井公園
レジャーが盛りだくさん!4市にまたがる広大な公園
東京都小金井市、小平市、西東京市、武蔵野市にまたがる「都立小金井公園」。
敷地面積は約80ヘクタールと都立公園のなかでも最大規模で、「日比谷公園」の4.9倍、「上野恩師公園」の1.5倍にあたります。
公園内には6カ所の広い芝生広場、コナラ、クヌギ、アカマツなどで構成された16ヘクタールの雑木林、桜の園、わんぱく山、SL(C57)展示、ソリゲレンデ、サイクリングセンターなどがあり、誰もが楽しめるおでかけスポットです。
広々としたBBQ広場やドッグラン、弓道場などもあり、また雑木林を中心に、四季を通じて多くの野鳥が飛来するためバードウォッチングにも最適です。
江戸時代から続く桜の名所
“日本さくら名所100選”にも選ばれた、お花見の名所としても有名です。園内には、ヤマザクラ、サトザクラ、ソメイヨシノなどのサクラが約1,700本植えられ、そのうち「桜の園」(2.9ヘクタール)では430本が一カ月にわたり春を彩ります。
また、隣接する玉川上水の堤の桜並木はヤマザクラが中心で、元文~寛保年間(1736~1744年)江戸8代将軍徳川吉宗の時代に植えられました。1924年(大正13年)、小金井の桜は国の名勝に指定されています。
四季折々の草花を観賞したり、スポーツで体を動かしたり、BBQを楽しんだりと、さまざまな楽しみ方ができる小金井公園へ、おでかけしてみてはいかがでしょうか。
■スポット概要
所在地:東京都小金井市桜町3丁目、関野町1・2丁目、小平市花小金井南町3丁目、西東京市向台町6丁目、武蔵野市桜堤3丁目
アクセス:電車:①JR中央線「武蔵小金井駅」から西武バスに乗車、「小金井公園西口」バス停で下車 ②同駅から関東バスに乗車、「江戸東京たてもの園」「小金井公園前」「スポーツセンター入口」バス停で下車
江戸東京たてもの園
レトロな建物がいっぱい!一日楽しめる野外博物館
都立小金井公園内にある「江戸東京たてもの園」は、1993年(平成5年)に「江戸東京博物館」の分館として設立されました。
約7ヘクタールの広大な敷地に、江戸時代前期~第2次世界対戦後に実存していた文化的価値の高い建造物を復元・展示。
建物の内部では当時の暮らしや商売の道具・商品などを展示し、それぞれの時代の生活の様子を再現しています。
人気は東ゾーンの「子宝湯」
園内は3つのゾーンに分けられ、西ゾーンは武蔵野の農家と山の手の住宅、センターゾーンは格式ある歴史的建造物が並び、東ゾーンは下町のまち並みが再現されています。
魅力的な展示がたくさんあり、見どころをあげればキリがありませんが、東ゾーンの「子宝湯」は人気スポットのひとつ。
「千と千尋の神隠し」に出てくる銭湯のモデルとなっていて、タイムスリップした様な気分を味わえます。
カフェや食事処でひと休み
園内をあちこち歩いて疲れたら、カフェや食事処で休憩しましょう♪東ゾーンの下町中通りには店蔵型休憩棟があり、2階はお食事処になっています。
また、西ゾーンにある復元建造物「デ・ラランデ邸」の邸内とテラスでは、カフェの利用や食事ができるようになっています。
当時の生活に思いを馳せながら、園内の散策を楽しんでみてはいかがでしょうか?
■スポット概要
所在地:東京都小金井市桜町3-7−1 都立小金井公園内
開園時間:4月〜9月9:30〜17:30(10月~3月は16:30閉園、最終入園は閉園30分前)
休園日:月曜(祝日または振替休日の場合はその翌日)、年末年始 ※詳細は公式サイトの営業カレンダー参照
料金:大人400円、大学生320円、中学生(都外在住)~高校生200円、都内在住中学生と小学生以下無料
アクセス:電車:①JR中央線「武蔵小金井駅」から西武バスに乗車、「小金井公園西口」バス停で下車後、徒歩で約5分 ②同駅から関東バスに乗車、「江戸東京たてもの園」バス停で下車後、徒歩で約3分
貫井神社
小金井の地名発祥の神社
小金井市貫井南町にある「貫井神社」は、小金井の地名の発祥と伝わる神社です。
神社の湧き水が豊富で枯れることがなかったことから「黄金井」(こがねい)、そしてそれが「小金井」の名の由来となったといわれ、2003年(平成15年)には“東京の湧水57選”に選ばれています。
創建年代は不詳ですが、周辺で縄文土器を中心に貫井遺跡が多数出土していることから、集落が早い時期から存在しており、比較的古い創建と考えられています。
毎年9月に「例大祭」と「厄除け奉納花火大会」を開催
毎年9月の例大祭では江戸時代末期より地元に伝わる祭ばやし(貫井囃子)が奉納されます。
露店が並び、地区一円を神輿がねり歩く光景が見ものです。夜には「厄除け奉納花火」が打ち上げられます。
2024年の開催日は9月14日(土)・15日(日)です。ぜひ親子で祭りの雰囲気を満喫してくださいね。
■スポット概要
所在地:東京都小金井市貫井南町3-8−6
アクセス:電車:JR中央線「武蔵小金井駅」から徒歩で約20分。または京王バスに乗車し「東京経済大学入口」バス停で下車後、徒歩で約10分
小金井市立はけの森美術館
洋画家・中村研一の元住居兼アトリエに多彩なコレクションが集結
「小金井市立はけの森美術館」は、財団法人中村研一記念美術館の寄贈を受け、2006年(平成18年)に開館しました。
年間4回程度の展示替えを行い、基本コレクションとなる中村研一氏の作品を紹介する所蔵作品展のほか、美術館の企画による特別展を年間1~2回開催しています。
中村研一氏は日本洋画壇の重鎮として活躍した人物で、この地に住居とアトリエを構えていました。
館内には、中村研一氏の油彩画、素描、陶芸作品や、パレットなどの絵画用具、愛用品のほか、関連のある画家の作品などが展示されています。
緑と水のまち・小金井らしさを満喫できる美術館
また、美術館の名前の一部になっている「はけ」とは国分寺崖線のことで、武蔵野台地を古多摩川が削ったなごりです。
武蔵野の面影を残す小金井市は、東京都内でも有数の緑と水に恵まれたまち。美術館前の「はけの小路」や併設の「美術の森緑地」にある水源など、周辺では恵まれた自然を充分に満喫できます。
美術の森緑地内にはカフェもありますので、休憩に立ち寄ってみてください。
※2024年9月現在、展示替えおよび館内メンテナンスのため休館中(ワークショップ開催時も展示は見られません)。2024年11月上旬から展示開催予定
■スポット概要
所在地:東京都小金井市中町1-11−3
開館時間:10:00〜17:00(最終入館16:30)
休館日:月曜(休日の場合は開館、翌平日休み)、年末年始、展示替え期間
料金:高校生以上200円、小・中学生100円
アクセス:電車:JR中央線「武蔵小金井駅」南口から徒歩で約15分。またはCoCoバスに乗車し「はけの森美術館」バス停で下車後、徒歩で約1分
今回は小金井市の観光スポットをご紹介しました。記事を参考に、楽しい旅のプランを練ってみてください♪
※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2018年11月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。
記事を書いた人
いこーよとりっぷ編集部
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