2024国立市の人気観光地&穴場5選<br/>日帰りや1泊で親子旅を満喫!
更新日2024年09月12日/公開日2024年07月26日

2024国立市の人気観光地&穴場5選
日帰りや1泊で親子旅を満喫!

体験する
歴史・文化を感じる

今回は東京都国立市の観光名所&穴場をご紹介!

豊かな水源に恵まれ、縄文時代から人が暮らしていたといわれる国立市。現在は学園都市としても有名です。

武蔵野の森の大自然を満喫できる名所も多く、コンパクトな市内に見どころがいっぱい。都心からアクセスしやすく、夏休みの家族旅行や週末の日帰り旅にもおすすめです。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

関東近郊の観光スポットをチェック!

谷保天満宮

合格祈願、交通安全祈願に!東日本最古の天満宮

国立市谷保の甲州街道沿いにある神社「谷保天満宮」。歴史は古く、901年に菅原道真公の第3子・道武公が父を弔うために木像を祀ったのがはじまりとされています。

東日本にある天満宮ではもっとも古く、湯島天神、亀戸天神とともに“関東三天神”と称されています。

菅原道真公は学問の神様として知られていますが、谷保天満宮は「交通安全発祥の地」として交通安全祈願でも有名。

1908年(明治41年)に有栖川宮威仁親王が運転する「ダラック号」のご先導により、谷保天満宮を目的地として日本初の遠乗会(ドライブツアー)が行われ、事故もなく無事に成功したことがゆえんです。

例年2月~3月に「梅まつり」を開催

菅原道真公も愛したという梅の花が咲き、春を告げます
菅原道真公も愛したという梅の花が咲き、春を告げます

また、「谷保天満宮」は約350本の梅林が広がる梅の名所。例年1月中旬から3月にかけて紅梅白梅が咲き、春の訪れを告げます。

2月下旬~3月上旬には「梅まつり」が行われ、菅原道真が梅を愛したことから、梅の花を神殿に供え、甘酒やおでんがふるまわれます。

■スポット概要
所在地:東京都国立市谷保5209
アクセス:
車:中央自動車道・国立府中ICから約3分
電車:①JR南武線「谷保駅」から徒歩で約5分 ②JR中央線「国立駅」からバス(約10分)、「谷保天神」バス停で下車
駐車場:あり(30台まで)

城山公園

豊かな緑に囲まれた、中世の城郭跡

画像提供:国立市
画像提供:国立市

国立市の谷保地区にある「城山(じょうやま)公園」は、鎌倉時代初期の城館跡です。

土塁に囲まれた2つの郭(くるわ)と、自然の地形を利用した空堀、ケヤキの大木を含む、屋敷林や雑木林が残されています。

約1万5,000平方メートルの広さがある城館跡と周囲の緑は、東京都歴史環境保全地域に指定されており、城館跡は東京都指定旧跡にもなっています。

山野草や野鳥を探しながら散策してみよう

公園内に咲くキツネノカミソリ(画像提供:国立市)
公園内に咲くキツネノカミソリ(画像提供:国立市)

都内とは思えないほど自然豊かな公園で、森林浴にもおすすめ。春には白い可憐なヒトリシズカやニリンソウ、夏にはキツネノカミソリといった草花の群生も見どころです。

野鳥が多く飛来するため、野鳥観察スポットとしても知られています。

園内には農業体験などを行っている「城山さとのいえ」や、隣接して「国立市古民家」もあり、国立の自然と歴史を感じられるスポットになっています。

親子でのんびりと、心豊かな休日を過ごせますよ。

■スポット概要
所在地:東京都国立市泉5‐21
アクセス:JR南武線「矢川駅」または「谷保駅」から徒歩で約15分

公式サイト

国立市古民家

江戸時代後期の典型的な農家住宅を復元

「国立市古民家(旧柳澤家住宅)」は、江戸時代から使われていた農家を移築し、復元したものです。

元々は甲州街道沿いの青柳村(現国立市青柳)に建てられていたもので、当時としては典型的な家屋でした。江戸時代後期に建築されたものと考えられています。

1985年(昭和60年)、所有者の柳澤勇一郎氏から国立市に寄贈されたのを機に、古民家の復元事業がスタート。1991年(平成3年)に城山公園の南側の田園地帯に移築され、建築当初の姿を復元しました。

同年10月には国立市文化財に指定され、一般に公開されるようになりました。

画像提供:国立市
画像提供:国立市

内部には江戸時代以降の生活と文化を知る手がかりとなる農機具などが多数展示されています。

古民家のまわりにはさまざまな樹木が植えられているほか、つるべ井戸が作られ、昔からの農家の庭を再現しています。

また、季節の伝統行事や、郷土料理を楽しむ催しなども行われています。

■スポット概要
所在地:東京都国立市泉5-21-20
開館時間:9:00~17:00
休館日:第2・4木曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始(12月29日~1月3日)、国立市教育委員会が定める日
料金:見学無料
アクセス:JR南武線「矢川駅」または「谷保駅」から徒歩で約15分

公式サイト 

ママ下湧水

かつてはワサビも栽培!都内でも有数の湧出量を誇る湧水

美しい自然が残り、恵まれた水環境を有する国立市。国立の湧水のなかでも、もっとも豊富な湧水量を誇るのが、「ママ下湧水群」といわれるものです。

ママとはこの辺りの古語で、小さな崖のこと。ママ下には透明な清水があふれ、水が豊富な恵まれた土地であったために人々が住み着き、農業を営んできました。

昭和の初期には、その水を利用してワサビを栽培していました。現在もなお豊富な地下水により、渇水期にも枯れることのない貴重な湧水です。

ママ下湧水では今日でも農家の人が野菜を洗う風景が見られます。また、2003年(平成15年)には東京都の名湧水57選のひとつに選定されました。

湧水の周辺は自然公園として環境が保全されていて、緑濃い景観を保っています。

散策道も整備されているので、古民家のある城山公園から谷保天満宮までハイキング気分で歩いてみてはいかがでしょうか?

■スポット概要
所在地:東京都国立市泉3-12
アクセス:電車:JR南武線「矢川駅」から徒歩で約12分

公式サイト 

南養寺

600年以上の歴史をもつ由緒あるお寺

臨済宗建長寺派の寺院「南養寺」は、同じ建長寺派である立川の「普済寺」の末寺です。鎌倉時代、物外可什(もつがいかじゅう)禅師によって開山されたと伝えられています。

600年以上の歴史をもつ南養寺の境内には、歴史的な建造物が残っています。

現在の本堂は江戸中期の1804年(文化元年)に建立されたもので、本堂の前に設けられた鐘楼の釣り鐘は、この地で有名だった鋳物師の関忠兵衛によって江戸時代に鋳造されました。

総門の正面に位置する大悲殿観音堂はさらに古く、建立は1718年(享保3年)といわれています。

観音堂の天井画はマンダラ画家として著名な国立在住の前田常作氏が手がけたもので、唯一、12月31日の大晦日の夜だけ一般公開されています。

■スポット概要
所在地:東京都国立市谷保6218
アクセス:
車:中央自動車道・国立ICから約5分
電車:JR南武線「矢川駅」から徒歩で約8分
駐車場:あり(50台)

公式サイト

都内とは思えないほど美しい自然が残る国立市。親子で楽しい旅のプランを練って、おでかけしてみてくださいね♪

※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2018年11月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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