2024厚木市の人気観光地＆穴場5選　
日帰りドライブや1泊親子旅を満喫

今回は親子で行きたい神奈川県厚木市の人気＆穴場観光地をご紹介します。

厚木市は東京都心や神奈川内から約1時間でアクセス可能。自然も多く、子育て世代の移住先としても人気のまち。

緑豊かな公園や神社仏閣など観光スポットも多く、夏休みやGWなどの家族旅行や週末の気軽な日帰り旅にぴったりです。「飯山温泉」「七沢温泉」といった温泉地もあるので泊りがけもOK！

ドライブ派のファミリーにもおすすめですよ。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

関東近郊の人気＆穴場観光スポットをチェック！

【飯山】長谷寺（飯山観音）

神奈川県の景勝50選にも選ばれる名刹

白山の麓にあるにある「長谷寺」は、「はせでら」ではなく「ちょうこくじ」と読み、「飯山観音」の名で親しまれています。

鎌倉時代の創建と伝えられており、神奈川県の景勝50選にも選ばれている名刹です。

現在の「観音堂」は江戸時代中頃（18世紀中期）の建築と推定されており、1962年（昭和37年）、市有形文化財に指定されています。

樹齢約400年のイヌマキ＆春の桜も見どころ

春には桜の絶景が見られます（画像提供：一般社団法人 厚木市観光協会）

境内には室町時代に鋳造された銅鐘（県指定重要文化財）や、樹高17m・樹齢約400年といわれる大きなイヌマキの古木（市指定天然記念物）など、さまざまな見どころがあります。

“かながわの花の名所100選”にも選ばれた、県内屈指の桜の名所でもあります。

春には2,000本以上の桜が咲き誇り、参道は桜のトンネルになると評判。この参道だけでなく、飯山地区は桜の木が多いことで知られています。

【飯山】飯山白山森林公園

ハイキングにも最適！四季折々の風景が美しい広大な公園

秋の紅葉もきれいな公園です（画像提供：一般社団法人 厚木市観光協会）

「飯山白山森林公園」は、飯山観音の裏山に広がる約33ヘクタールの自然公園。周辺は四季折々の自然を満喫できるハイキング＆トレイルランニングコースで知られています。

親子で気軽に挑戦できるのが、飯山白山自然公園内をメインに歩く「白山ハイキングコース」。

「白山展望台」からの眺望

標高284mの白山頂上にある「白山展望台」では都心から筑波山まで見渡せる絶景に感動！「白山神社」や、年中水の枯れたことのない雨乞いの池「白山池」など見どころが盛りだくさんです。

ほかにも「県立七沢森林公園」につながるハイキングコースや、飯山の庫裡橋を発着点にしたトレイルランニングコースなどがあるので、子供の体力や年齢にあわせてチャレンジしてみましょう。

約3,000本の桜が咲く春に「あつぎ飯山桜まつり」を開催

「桜の広場」付近の夜桜（画像提供：一般社団法人 厚木市観光協会）

長谷寺（飯山観音）とともに桜の名所としても有名です。春になるとソメイヨシノやヤマザクラなどの約3,000本の桜が一斉に咲き乱れ、ピンク一色に染まります。

庫裡橋から飯山白山森林公園へ約600m続く、桜のトンネルは圧巻。

「あつぎ飯山桜まつり」の白龍の舞（画像提供：一般社団法人 厚木市観光協会）

例年3月下旬～4月上旬には、園内の「桜の広場」を中心に「あつぎ飯山桜まつり」が盛大に開催されます。

【飯山】金剛寺

貴重な文化財が残る古刹

元は律宗、現在は曹洞宗の「金剛寺」は、先述の長谷寺（飯山観音）に隣接しています。その名が初めて記録に登場するのは鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」という古刹で、当時からすでに由緒ある寺院だったと考えられています。

金剛寺には「木造阿弥陀如来坐像」、「木造地蔵菩薩坐像」、鎌倉時代の銅製品など、貴重な文化財が多数残っています。

「阿弥陀如来坐像」は例年春と秋に期間限定公開

春の境内（画像提供：一般社団法人 厚木市観光協会）

国指定重要文化財の阿弥陀如来坐像は高さ139.3cm、檜（ひのき）材を使った寄木造です。

全体的な容姿や衣の線など、平安時代後期に全国的に流行した定朝様式の影響を受けており、関東に残る定朝様式の代表作といえます。

通常は非公開ですが、毎年、飯山桜まつりにあわせて1日と、秋の文化財保護強調週間に公開されているとのこと。

また、県指定重要文化財の地蔵菩薩坐像は「身代わり地蔵」といわれ、健康と安全を願う人々に信仰されました。像の内側の銘文から、1299年（正安元年）に京都の仏師・院慶によって造られたことがわかっています。

【七沢】七沢森林公園

一年を通して豊かな自然とアクティビティを楽しめる

森のかけはし

厚木市西部の丘陵地に位置する「県立七沢森林公園」は、面積約65ヘクタールを誇る県内有数の広い公園。

園内にはいくつもの散策路があり、四季の変化を体感できます。広大な公園を南北に通る「尾根のさんぽみち」の途中には展望台が2カ所あり、南に相模湾や江ノ島、東に新宿副都心や東京スカイツリーを一望できます。

アスレチック広場

また、一年を通じて多彩なアクティビティが楽しめるのも魅力。

春には“花の名所100選”に選ばれているシャクナゲ園で緑葉に映える美しい花が見頃を迎え、夏にはせせらぎの涼しげな水と親しみ、「沢のさんぽ道」を散策。美しい眺望のなかで炭焼きBBQを楽しむのもおすすめです。

秋には丹沢まで連なる広大な紅葉が見事。冬には近くの七沢温泉でゆったりとくつろぐのもいいですね。

通年で開催されている陶芸やクラフト体験も親子におすすめです（事前予約不要、有料）。

【上荻野】荻野神社

県の重要文化財にも指定された、荻野地区の鎮守

荻野地区（現在の上荻野、中荻野、下荻野、鳶尾、まつかげ台、みはる野）の鎮守である「荻野神社」。旧称を「石神大明神」といい、自然石を御神体としていることから、かつては石神社と崇められていました。

本殿は1687年（貞享4年）に造られた、市内でもっとも古く、かつ規模の大きい社殿です。1996年（平成8年）には市指定有形文化財に指定されました。

その後、県内でも最大規模の社殿であり、建物細部の彫刻も豪華である点が高く評価され、2024年（平成26年）には本殿・拝殿と、附（つけたり）として「貞享4年木札」が県指定重要文化財に指定されています。

樹齢約600年のイチョウは市の天然記念物

また、境内にそびえ立つイチョウの木は樹齢約600年と推定され、古くから御神木とされてきました。多くの天災に遭遇しながら生き続け、10ｍを越える樹木に成長しています。

このイチョウの木は厚木市の天然記念物にも指定されています。

神奈川県厚木市観光スポットをご紹介しました。記事を参考に、親子で楽しい旅のプランを練ってみてください♪


※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事（2018年11月掲載）の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。