
【2026】極寒の地が生んだ冬の芸術「日本三大樹氷」各地の魅力と見どころを解説!
冬の限られた期間、特定の気象条件が揃う高山にのみ現れる「樹氷」(じゅひょう)。別名「スノーモンスター」ともいわれており、その圧倒的な迫力と神秘的な姿は、一度は見たい冬の芸術です。
この記事では、「日本三大樹氷」と呼ばれるスポットの魅力や見どころを紹介します。現地までのアクセス情報を掲載しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「日本三大樹氷」とは?

「樹氷」(じゅひょう)とは、霧状の冷たい水滴が強い風に吹き付けられ、樹木に凍りついて成長した氷の層のこと。国内では、以下の3つの樹氷が「日本三大樹氷」として知られています。
樹氷は、冬の厳しい寒さと、複雑な地形がもたらす特殊な気象条件がそろう場所にしか現れません。
その巨大で独創的な姿から「スノーモンスター」や「アイスモンスター」とも呼ばれており、非常に珍しい自然現象です。樹木の種類や風の向きによって、場所ごとに表情が異なるのも魅力のひとつ。
冬の限られた時期にしか会えない神秘的な光景は、まさに冬を象徴する絶景といえるでしょう。
【山形県山形市】蔵王の樹氷

山形県山形市に位置する「蔵王の樹氷」は、日本最大級の規模を誇る樹氷の名所です。
霧状になった氷点下の水滴を含む季節風が、オオシラビソ(アオモリトドマツ)の木々にぶつかり、瞬間的に凍りつく「着氷」と、着氷の隙間に多くの雪が取り込まれる「着雪」、そして、これらが互いにくっつき固まる「焼結」を繰り返すことで圧倒的な大きさにまで成長し、雪原を埋めつくします。

蔵王ならではの魅力は、夜間に開催される「樹氷ライトアップ」です。暗闇に浮かび上がる樹氷がカクテル光線に照らされる様子は、昼間とは一変して幻想的な魔法の世界のよう。
暖房完備の新型雪上車「ナイトクルーザー号」もあるため、極寒のなかでも快適に観賞できるのもうれしいポイントです。
「蔵王の樹氷」アクセス情報

「蔵王の樹氷」へは、雪上車で行く樹氷観賞ツアーやスキーやスノーボードのウィンタースポーツを兼ねてなど、楽しみ方はさまざまですが、親子には、蔵王ロープウェイからの空中散歩がおすすめです。
蔵王温泉にある、蔵王ロープウェイ山麓線「蔵王温泉駅」から「樹氷高原駅」に向かい、山頂線に乗り換えると、車窓から樹氷原を見渡せます。
ロープウェイ「地蔵山頂駅」からは、目の前に広がる大迫力の樹氷群を間近で観賞できます。天気が良ければ、地蔵山頂駅 山頂テラス(屋外展望台)から樹氷原を一望できますよ。
イベント情報:蔵王樹氷まつり

「蔵王の樹氷」が見頃を迎える時期にあわせて、2025年12月27日(土)〜2026年2月23日(月・祝)には、「蔵王樹氷まつり」が開催されます。
期間中は、蔵王温泉マウンテン&スノーリゾートにて、さまざまな催しを実施。1月25日(日)・2月23日(月・祝)には、スキー場ならではの働く車を展示します。
また、2月7日(土)には、蔵王温泉スキー場名物「松明滑走」と「冬のHANABI」も行われます。雪原を松明の光が流れる幻想的な滑走と、寒空を彩る冬の花火をぜひ体験してみませんか?
■スポット概要
シーズン:例年12月下旬〜3月下旬
おすすめの時期:例年1月下旬〜2月下旬
ライトアップ期間:2025年12月27日(土)〜2026年2月22日(日)
【青森県青森市】八甲田の樹氷

青森県青森市の「八甲田の樹氷」は、世界有数の豪雪地帯が生み出す圧倒的なスケールが魅力です。
年間を通して運行される「八甲田ロープウェー」から眺める景色は、まさに神秘の空中散歩。八甲田に多数自生するアオモリトドマツに氷と雪がぶつかりあい、徐々に大きく成長して変貌を遂げた「スノーモンスター」が、訪れる人の目を楽しませます。

純白で幻想的な樹氷を見るなら、春先の黄砂の影響を受ける前の1月から2月がおすすめです。
天候に恵まれれば、樹氷とともに青森市内まで一望できる大パノラマが広がります。
また、八甲田にはスキー場が併設されており、樹氷の間を縫うように滑走できるなど、この地ならではの多彩な楽しみ方もできますよ。
「八甲田の樹氷」アクセス情報

「八甲田の樹氷」へは、JR新幹線「新青森駅」またはJR「青森駅」から運行されるJRバスが便利です。「十和田湖行き(冬期は酸ヶ湯温泉行き)」に乗車し、「八甲田ロープウェー駅前」で下車。
八甲田ロープウェイ「山麓駅」から標高約1,300mの「山頂公園駅」に到着したら、まずは駅直結の展望デッキへ向かいましょう。360度の大パノラマが広がり、津軽平野や陸奥湾を背景に、地平まで続く樹氷原を一望できますよ。
■スポット概要
シーズン:例年1月〜2月
おすすめの時期:例年1月下旬〜2月下旬
【秋田県北秋田市】森吉山の樹氷

秋田県北秋田市に位置する「森吉山」は、蔵王、八甲田と並び「日本三大樹氷」のひとつに数えられる名所です。
阿仁スキー場のゴンドラに乗れば、約20分間の空中散歩で標高約1,100mの世界へ。アオモリトドマツが厳しい冬の風雪に耐え、巨大な樹氷へと成長した姿は圧巻です。
独自の気象条件が作り出す氷の造形美は、まさに冬の秋田が誇る神秘のアートですよ。

「山頂駅舎」にはビジターセンター「ぷらっと」が併設され、室内からも気軽に周辺の樹氷を観賞できるのが魅力です。
樹氷観賞期間となる1月上旬〜3月上旬にかけては、自然の芸術品を間近に楽しめる「樹氷平」(観賞エリア)が整備されます。スキーやスノーボードをしない人でも、雪山が作り出す幻想的な造形美を五感で堪能できますよ。
また、山頂駅舎には樹氷案内人が常駐し、長靴やスノーシュー、和かんじき、ストックのレンタルも実施。樹氷ができる仕組みを解説する樹氷教室もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
「森吉山の樹氷」アクセス情報

「森吉山の樹氷」への起点となる「阿仁スキー場」へは、秋田内陸縦貫鉄道「阿仁合(あにあい)駅」から運行する予約制の「阿仁スキー場行タクシー」で約25分、車の場合は秋田自動車道「大館能代空港IC」から約45分で到着します。
阿仁ゴンドラ山麓駅から標高1,108mの「山頂駅」まで約20分。到着後は案内看板に従い「樹氷鑑賞コース」を約5分ほど歩くと巨大な樹氷が林立する「樹氷平」に到着します。
散策路は歩きやすく整備されており、スノーブーツがあれば特別な装備がなくとも幻想的な樹氷の間を散策できます。
■スポット概要
シーズン:例年1月上旬〜3月上旬
おすすめの時期:例年1月下旬〜2月下旬
厳しい寒さと特殊な地形が織りなす「日本三大樹氷」は、冬の限られた時期にしか出会えない自然の芸術品です。蔵王、八甲田、森吉山と、それぞれの場所で異なる表情を見せる樹氷は、一度は見たい絶景。
防寒対策を万全に整え、この冬は神秘的な氷の世界へ足を運んでみませんか。
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