沖縄の梅雨明けを知らせる糸満市の
伝統的な神事「糸満ハーレー」
沖縄県糸満市にある「糸満漁港」では、2024年6月9日(日)に「糸満ハーレー」が行われます。
躍動感あふれる沖縄の伝統行事「糸満ハーレー」の見どころを紹介します。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、主催者へお問い合わせください
旧暦5月4日に行われる沖縄の伝統行事「ハーリー」
沖縄では旧暦の5月4日は「ユッカヌヒー」と呼ばれ、夏本番を前にまちが活気づく特別な日です。子供の成長を願って、お菓子やごちそうをふるまうほか、新しい玩具を買い与えたりします。
そして、「サバニ」と呼ばれる伝統漁船で競漕を行う「ハーリー(またはハーレー)」が沖縄県内各地で行われ、一年の豊漁や海の安全を祈ります。
「糸満ハーレー」の魅力
「糸満ハーレー」は、“海人(※)のまち”ともいわれる糸満市の一大イベントで、糸満市指定民俗無形文化財に指定されています。
沖縄では「糸満ハーレー」の鉦(かね)の音が鳴ると梅雨明けともいわれており、沖縄県各地で行われるハーリーのなかでも特に人気があります。
古い時代からの集落である「西村」(にしむら)、「中村」(なかむら)、「新島」(みいじま)の3つに分かれて、サバニに乗り込み、熱い競漕を繰り広げます。
※海人(うみんちゅ):漁師や漁業など海の仕事に携わっている人のこと
2024年の開催情報
2024年の「糸満ハーレー」は、6月9日(日)に開催されます。
開催日当日は、まち全体がお祭りムード一色! 注目のプログラムをご紹介します。
【見どころ1】絶対見逃せない!「御願バーレー」
会場の糸満漁港を見下ろす山巓毛(さんてぃんもう)から振り下ろされた旗を合図に「御願(うがん)バーレー」が始まります。
漕ぎ手は、糸満漁業協同組合に登録している現役の糸満海人青年部。そこに旗振り役のデーフィが加わった合計13人がサバニに乗り、「西村」、「中村」、「新島」 の3つに分かれてレースを行います。
【見どころ2】別名“転覆ハーレー”と呼ばれる「クンヌカセー」
レースの途中で一斉にサバニを転覆させ、泳ぎながら元に戻し、再びサバニに乗り込んで競漕を行うという糸満独自の競技で、ほかの地域ではあまり見られません。
迫力ある「糸満ハーレー」を、ぜひ親子で観戦してみてくださいね。
とりっぷノート♪ハーレーは沖縄各地で開催
糸満市以外にも、ハーリーは沖縄各地で開催されています。旧暦の5月4日の開催が多いですが、場所によって開催日が異なるため、各市町村の公式サイトなどを確認してからでかけましょう。(いこーよとりっぷライター:西絵美)
記事を書いた人
西絵美(Clay)
大阪の編集プロダクション「Clay」所属の編集・ライター。野球大好きの息子とオタク気質な娘、ツンデレのモモンガちゃんと、にぎやかな日々を過ごしています。お酒やドライブ、ハンドメイド、御朱印巡り…など多趣味でじっとできない私が感じた、リアルな“楽しい”を届けられたらと思っています。
イベント基本情報
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イベント名 | 糸満ハーレー(2024年) |
ふりがな | いとまんはーれー |
主催者名 | 糸満ハーレー行事委員会 |
開催期間 | 2024年6月9日 |
開催時間 | 例年13:30~18:00 |
開催スポット | 糸満市糸満漁港中地区 |
住所 | 沖縄県糸満市字糸満603-1 |
電話番号 | 098-992-2011 ※電話窓口は「糸満ハーレー行事委員会」です |
料金 | 観覧無料 |
アクセス | 【車】那覇空港から国道331号経由で約30分 【バス】「那覇空港」那覇バスターミナルから89番バスに乗車(30分)、バス停「糸満ロータリー」下車、徒歩で約3分 |
駐車場 | 駐車場あり |
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