小倉のまちが太鼓の音で包まれる<br/>400年以上の歴史を誇る太鼓祭り
2023年7月14日 〜 2023年7月16日

小倉のまちが太鼓の音で包まれる
400年以上の歴史を誇る太鼓祭り

小倉祇園太鼓(2023年は規模縮小)
こくらぎおんだいこ
体験する
歴史・文化を感じる
福岡県北九州市

福岡県北九州市の小倉北区で、2023年7月14日(金)から16日(日)まで、太鼓とすり鉦(かね)による演奏が主役となる「小倉祇園太鼓」が開催されます。

天下泰平や無病息災などを願い、高らかに太鼓を打ち鳴らす姿は圧巻! 3日間を通して、演奏に関するさまざまな催しが行われます。

“全国三大祇園”に数えられることもある「小倉祇園太鼓」の特徴や見どころをご紹介します!

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「小倉祇園太鼓」とは?

息がぴったりとあった演奏は見ごたえ抜群!
息がぴったりとあった演奏は見ごたえ抜群!

「小倉祇園太鼓」は、小倉城内に鎮座する「八坂(やさか)神社」の例大祭で、毎年7月の第3土曜を含む3日間、開催されます。会場となるのは主に「小倉城」の周辺です。

祭り期間中は、太鼓を乗せた各町内の山車(だし)が小倉のまちを練り歩き、勇壮な音とともに祭りを盛り上げます。

また、台に設置した太鼓を叩く「据え太鼓」(すえだいこ)の披露や、子供たちが演奏を競い合う「子ども競演会」なども開催されます。

「小倉祇園太鼓」の見どころをご紹介!

「小倉祇園太鼓」で披露される打法は、全国的に珍しい両面打ちが特徴です
「小倉祇園太鼓」で披露される打法は、全国的に珍しい両面打ちが特徴です

3日間にわたって開催される「小倉祇園太鼓」。

1日目の「宵祇園」(よいぎおん)から始まり、2日目は子供たちの勇姿が見られる「大賑わい」が行われます。そして、3日目の「打ち納め」で、祭りは盛大なフィナーレを迎えます。

それぞれの日で、多種多様な太鼓の演奏を楽しむことができます。

例年は、「据え太鼓競演会」など大規模な催しが行われていましたが、2022年からは一部規模を縮小して開催されています。

2023年の各日の見どころをご紹介します。

【見どころ1】宵祇園(7月14日)

祭りの初日にあたる「宵祇園」は、夕方から夜にかけて行われます。太鼓を乗せた山車が町内を練り歩き、無病息災や商売繁盛を祈願します。

また、山車の巡行と同じ時間帯に、小倉北区の市街地を流れる紫川(むらさきがわ)沿いに位置する「紫川親水広場」および北九州市役所 の前に広がる「庁舎北側広場」では、「据え太鼓」が披露されます。

【見どころ2】大賑わい(7月15日)

2日目の「大賑わい」も、例年夕方頃から夜にかけて行われます。町内では山車が巡行し、太鼓の音が響き渡ります。

2日目のメインとなる催しは、中学生以下の子供たちによる「子ども競演会」です。この日のために練習を積み、バチさばきなどの技術を披露します。

また、18~22時頃まで、「据え太鼓」が披露され、それぞれの団体の個性を存分に楽しむことができます。

【見どころ3】打ち納め(7月16日)

最終日となる「打ち納め」では、3日間のなかでも特に多くの催しが行われます。

親子で参加するのにおすすめなのは、太鼓の演奏が体験できる「おもてなし太鼓」と、山車の巡行が体験できる「体験山車運行」です。こちらはお昼頃からの開催です。

また、夕方に行われる、およそ30団体が太鼓の技術を披露する「太鼓総見」は、祭り最大の見どころともいわれています。

「太鼓総見」は、例年開催されていた「据え太鼓競演会」の代替え案として2022年度から始まった催しです。ヂャンガラの音とかけ声にあわせて響く太鼓が会場を盛り上げます。

「打ち納め」では、そのほかにも山車の巡行や「据え太鼓」の披露が行われます。

2023年の開催情報

ダイナミックな光景が見られる山車の巡行
ダイナミックな光景が見られる山車の巡行

2023年の「小倉祇園太鼓」は、7月14日(金)から16日(日)に開催されます。

今年は、2022年に引き続き、「据え太鼓競演会」など一部催しが中止となっていますが、それに代わる催しが開催されるので、例年通りの盛り上がりが予想されます。

2023年のスケジュールは以下の通りです。

2023年7月14日(金):宵祇園

・18:00~22:00/山車巡行(町内各所)
・18:00~22:00/据え太鼓披露(紫川親水広場、市庁舎北側広場)

2023年7月15日(土):大賑わい

・16:00~18:00/子ども競演会(小倉城歴史の道)
・18:00~22:00/山車巡行(町内各所)
・18:00~22:00/据え太鼓披露(紫川親水広場、市庁舎東側駐車場・北側広場)

2023年7月16日(日):打ち納め

・13:00~14:30/体験山車運行・おもてなし太鼓 (場所未定)
・16:00~18:00/太鼓総見(小倉城歴史の道)
・18:00~21:00/山車巡行(町内各所)、地域の太鼓広場(米町ちゅうぎん通り、堺町公園、西小倉駅前など)※時間は各地域によって異なる
・18:00~22:00/据え太鼓披露(紫川親水広場、市庁舎東側駐車場・北側広場)

小倉の夏の風物詩である「小倉祇園太鼓」。大人から子供まで楽しめる内容なので、家族で訪れるのにおすすめです。今年の夏は太鼓とヂャンガラの音で夏を満喫してみませんか。

とりっぷノート♪「小倉祇園太鼓」は金が降る祭り!?

山口県下関(しものせき)市の有名な年中行事である「先帝祭」と「小倉祇園祭」は、古くから天候に恵まれず雨が降ることが多かったといわれています。

反対に、祭り当日に天気が良いと、かつては十数万人の見学人でにぎわい、小倉城の城下町は人々であふれかえるほどになっていたとか。

そこから、“関の先帝、小倉の祇園 雨が降らねば金がふる”といわれ、晴れの日の「小倉祇園太鼓」では、お賽銭の山が築かれていたといい伝えられています。(いこーよとりっぷライター:杞山穂花)

記事を書いた人

杞山穂花(Clay)

編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです!

イベント基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
イベント名小倉祇園太鼓(2023年は規模縮小)
ふりがなこくらぎおんだいこ
主催者名小倉祇園太鼓保存振興会
開催期間2023年7月14日 〜 2023年7月16日
開催時間15:00~22:00 
※日によって異なる
開催スポット小倉城周辺、ほか
住所福岡県北九州市小倉北区城内2-1
電話番号093-562-3341
※電話窓口は「小倉祇園太鼓保存振興会事務局」です
料金無料
アクセスアクセス:【電車】JR各線「西小倉駅」から徒歩で約10分/JR各線「小倉駅」から徒歩で約20分
駐車場駐車場なし
公式URL公式URLはこちら
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公開日2023年07月07日/更新日2023年07月07日