
親子で感じる奈良の伝統と歴史
4年ぶり「采女祭」開催情報
奈良県奈良市で、2023年9月29日(金)に4年ぶりに「采女祭」(うねめまつり)が開催されます。
春日大社の末社・采女神社を舞台に行われる伝統あるお祭り「采女祭」をご紹介します。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「采女祭」ってどんなお祭り?

「采女祭」は、采女(かつて宮廷で食膳などの奉仕を行っていた女官)が、帝の寵愛が衰えたことを嘆いて入水したという奈良時代の伝説に基づくお祭りです。
毎年中秋の名月に当たる日に開催され、今年は2023年9月29日(金)に開催されます。
「采女祭」の見どころをチェック♪

「采女祭」は、天平時代の衣装を身にまとった総勢200人による「花扇奉納行列」で始まります。華やかな衣装の一行はJR奈良駅から「采女神社」までの道のりを練り歩きます。

「采女神社」に到着すると、「春日大社」の神職による厳かな神事が行われます。その後、猿沢池(さるさわいけ)にて、采女の霊を鎮め、人々の幸せを祈る「管絃船(かんげんせん)の儀」が行われます。「管絃船の儀」では、池に浮かべられた2隻の管絃船が雅楽を奏でながら回遊します。
2023年の「采女祭」は特別企画も!

2023年は、世界遺産「古都奈良の文化財」が世界遺産に登録されてから25周年を迎える記念の年。今年の「采女祭」では、特別企画として「花扇奉納神事」と「管絃船の儀」の間に、「采女ものがたり」と題して猿沢池でうた語りの公園が行われます。
また、奈良市内の商店街では、参加スイーツ店で対象のお月見スイーツを含めた商品を1,000円以上購入すると「采女祭」オリジナル絵馬がプレゼントされる企画も。奈良のまちを巡りながらお祭りを楽しめます。
とりっぷノート♪采女伝説が残るまち
奈良市に加えて、福島県郡山市でも采女の伝説が残っています。郡山市では、毎年8月上旬に「郡山うねめまつり」が開催されています。どちらのまちにも采女伝説が伝わっているという縁から両市には姉妹都市提携が結ばれています。(いこーよとりっぷ編集部・大縄典子)
記事を書いた人

大縄典子
いこーよとりっぷ編集部/転勤族の夫を持ち様々な土地に縁がある、大学生の息子、高校生の娘がいるママ。結婚後、子育てに専念するため10年以上の専業主婦経験を経て、ひょんなことから社会復帰を果たす。今は様々な自治体とのやり取りをしながら、まちの魅力を伝える仕事に情熱を燃やしています。人と話すことが好き。
イベント基本情報
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イベント名 | 采女祭(2023年) |
ふりがな | うねめまつり |
主催者名 | 采女祭保存会 |
開催期間 | 2023年9月29日 |
開催時間 | 17:00~ 花扇奉納行列(JR奈良駅~采女神社) 18:00~ 例祭(花扇奉納神事)(采女神社) 例祭終了後 特別事業「うた語り」(猿沢池) 19:00過ぎ~ 管絃船の儀(猿沢池) ※天候状況により、行事内容が縮小または一部中止になる場合あり |
開催スポット | 采女神社ほか |
住所 | 奈良県奈良市樽井町 |
電話番号 | 0742-30-0230 ※電話番号は采女祭保存会の番号です |
料金 | 観覧無料 |
アクセス | 【電車】 近鉄奈良駅より徒歩約5分、JR奈良駅より徒歩約15分 |
駐車場 | 駐車場なし |
公式URL | 公式URLはこちら |