
200mの大綱を引きあう伝統行事
呼子大綱引2025開催情報&見どころ
佐賀県唐津(からつ)市呼子町では、2025年6月7日(土)と8日(日)に、「呼子大綱引」が開催されます。
直径15cm、長さ約200mの大綱を引きあう地域に伝わる伝統的な行事で、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
今回は、主催者の「呼子大綱引振興会」に「呼子大綱引」の歴史や見どころを教えていただきました。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「呼子大綱引」とは

「呼子大綱引」は、例年6月第1土曜・翌日曜に開催されます。
呼子のまちを「岡組」と「浜組」の2つの組に分け、老若男女が直径15cm、長さ約200mの大綱を道路上で引きあう合う伝統的な行事です。岡組が勝てば豊作、浜組が勝てば大漁と言い伝えられてます。
ワラをムシロで束ねた大綱の中心部はミトとよばれています。迫力あふれるミトの激しい争奪は最大の見どころです。
ヒヤとよばれる煙火と、ドラの合図で綱引きはスタートします。勝敗は3回勝負で行われ、1回の制限時間は20分。大綱を引き合う間、ドラとかけ声が町内に響きわたります。
「呼子大綱引」の歴史を知ろう!

「呼子大綱引」の歴史は、豊臣秀吉が名護屋城に陣を構えていた、1592~1597年に起こった「文禄・慶長の役」の時代までさかのぼります。
当時、将兵の士気を鼓舞しようと、加藤清正公・福島正則公の両陣営を東西に分けて、軍船を陸につなぎとめる“とも綱”を使って引き合いをさせたことから始まったといわれています。
現在の「呼子大綱引」では、“はじまりの呼子大綱引”をテーマに、呼子大綱引をはじめた加藤清正公や福島正則公にゆかりのある武将隊の演舞や、武将パネル・家紋の幟の設置などの演出が行われているのも特徴です。
2025年の開催情報

2025年の「呼子大綱引」は、6月7日(土)と8日(日)に開催されます。
6月7日(土)は「唐津市呼子市民センター前」、8日(日)は「呼子三神社前」と、その日によって会場が変わるので、事前のチェックをお忘れなく。

「呼子大綱引」は、基本は大人同士で行われますが、6月7日(土)の13時からは子供綱も実施! 子供たちが力いっぱい綱を引き合う姿が見られます。
老若男女が力を込めて引き合う熱気あふれる光景を見ようと、今年も多くの人々の来場が予想されます。
呼子町が熱気に包まれる「呼子大綱引」。ぜひ親子で訪れて、手に汗握る戦いを満喫してくださいね。
とりっぷノート♪呼子大綱引は一般参加もOK!
実は、「呼子大綱引」は町外からの来場者でも綱引きに無料で参加することができます。当日受付で、法被や軍手の貸出しもあるので、手ぶらでOK♪
迫力ある戦いを見るだけではなく、参加してみるのもおすすめですよ!(いこーよとりっぷライター:杞山穂花)
記事を書いた人
杞山穂花(Clay)
編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです!
イベント基本情報
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イベント名 | 呼子大綱引(2025) |
ふりがな | よぶこおおつなひき |
主催者名 | 呼子大綱引振興会 |
開催期間 | 2025年6月7日 〜 2025年6月8日 |
開催時間 | 【6月7日】13:00~14:30(予定) 【6月8日】10:40~14:30(予定) |
開催スポット | 【6月7日】呼子市民センター前 【6月8日】呼子三神社前 |
住所 | 佐賀県唐津市【呼子市民センター前】呼子町1995-1 【呼子三神社前】呼子町3128-1 |
電話番号 | 0955-53-7165 ※電話窓口は「商工観光部観光課(呼子市民センター)」です |
料金 | 無料 |
アクセス | 【車】長崎自動車道・多久ICから約1時間 【電車】JR唐津線「唐津駅」から徒歩で約5分、「大手口バスセンター」から呼子方面行きバスに乗車、バス停「呼子」下車後、徒歩で約10分 |
駐車場 | 駐車場あり |
公式URL | 公式URLはこちら |