
福井県池田町で夏の薪能が8月開催
人間国宝の能狂言と地元伝統芸能も
福井県池田町の須波阿湏疑神社境内で、2025年8月11日(月・祝)に「能楽の郷 池田 葉月薪能」が開催されます。
人間国宝による能と狂言、池田町に伝わる田楽能舞、そして石川県輪島市の御陣乗太鼓といった多彩な伝統芸能が夏の夜に繰り広げられ、幻想的な空間の中で日本の伝統文化を楽しめます。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「能楽の郷 池田 葉月薪能」会場周辺の天気

時間 | 0-6 | 6-12 | 12-18 | 18-24 |
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降水確率 | --- | --- | 60 | 50 |

時間 | 0-6 | 6-12 | 12-18 | 18-24 |
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降水確率 | 50 | 10 | 10 | 10 |
能楽の郷として知られる福井県池田町

福井県池田町は、鎌倉時代から約800年続く「水海の田楽・能舞」をはじめ、貴重な伝統文化を今に受け継ぐ町です。

町内の各神社には歴史ある能面や衣装が大切に保管されており、また常時100面以上の能面を展示する「能面美術館」を有するなど、「能楽の郷」として知られています。
人間国宝の舞と地域の伝統芸能が共演する夜




「能楽の郷 池田 葉月薪能」では、第一部で福井県池田町に約800年前から受け継がれる国指定重要無形民俗文化財「水海の田楽・能舞」と、石川県輪島市名舟町に伝わる県指定無形民俗文化財「御陣乗太鼓」が披露されます。


第二部では、京都から人間国宝であるシテ方金剛流二十六世宗家・金剛永謹師と狂言方大蔵流・茂山七五三師を招き、能「車僧」と狂言「蚊相撲」が上演され、一流の能楽師による舞を一度に堪能できる貴重な機会となっています。

第二部の開始前には、国の重要文化財に指定されている須波阿湏疑神社本殿から種火を受け取り、舞台のかがり火に灯りをともす火入れ式が行われます。この神聖な火入れ式により、舞台周辺にかがり火が焚かれ、夜の薪能にふさわしい幻想的な空間が演出されます。
能面公募展の優秀作品が彩る舞台


能狂言の舞台では、池田町が定期的に主催している「全国能面公募展」の優秀作品の能面が使用されます。
今回は、第22回全国能面公募展で審査員特別賞を受賞した清水充子さん作の狂言面「空吹」が狂言「蚊相撲」に、最優秀賞を受賞した田中徳平さん作の能面「大癋見」が能「車僧」にそれぞれ使われ、能面作家にとっても晴れの舞台となります。
体験や展示で能楽の世界を深く知る

当日会場では、関連催事も楽しめます。「変身・能役者体験」では、池田町の「水海の田楽・能舞」で使われた能装束と能面を着けて、所作体験と記念撮影が可能です。
能面美術館では、池田町在住の面打ち師である桑田能忍・能守親子による「創作能面展」も開催されます。これらの体験や展示を通じて、能楽の世界をより深く知ることができます。
美味しい食と物産、お茶席で一休み

会場となる須波阿湏疑神社では、池田町の特産品を使ったおやつや軽食の販売、葉月薪能を記念したお土産品の販売も行われます。

また、地元サークル「池田抹茶教室」によるお茶席では、神聖な境内で抹茶を味わうことができます。

イベントの締めくくりには、回収した廃油で作られたエコキャンドルが神社参道を照らし、幻想的な雰囲気を演出します。
夏の思い出作りに、親子で福井県池田町の「能楽の郷 池田 葉月薪能」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。日本の伝統文化の奥深さにふれ、美しい夏の夜を体験できるでしょう。
記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
イベント基本情報
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イベント名 | 能楽の郷 池田 葉月薪能 |
ふりがな | のうがくのさといけだはづきたきぎのう |
開催期間 | 2025年8月11日 |
開催時間 | 16:00開場(17:30開演、21:00頃終演予定) |
開催スポット | 須波阿湏疑(すわあづき)神社境内 |
住所 | 福井県今立郡池田町稲荷13-1 |
料金 | S席前売5,000円、A席前売3,000円(当日3,500円)、B席前売2,000円(当日2,500円) |
公式URL | 公式URLはこちら |