重さ約700kgの屋形舟を橋上でぶつけ合う!300年続く供養の行事「横手の送り盆まつり」
毎年8月6日・15日・16日

重さ約700kgの屋形舟を橋上でぶつけ合う!300年続く供養の行事「横手の送り盆まつり」

横手の送り盆まつり
よこてのおくりぼんまつり
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歴史・文化を感じる
秋田県横手市

秋田県横手市で、毎年8月6日・15日・16日の3日間にわたって「横手の送り盆まつり」が開催されます。

6日は「ねむり流し」、15日は「市民盆おどり」と続き、16日は重さ約700kgの屋形舟(やかたぶね)を担ぎ出す「屋形舟繰り出し」と花火の打ち上げが行われ、祭りは最高潮を迎えます。

秋田県の無形民俗文化財にも指定された「横手の送り盆まつり」の歴史と見どころをご紹介します。

※本記事の一部は例年の開催内容をもとに構成しています。最新情報と異なる場合がありますので、おでかけの際は必ず公式サイト等をご確認ください

「横手の送り盆まつり」とは

会場には出店も立ち並びます
会場には出店も立ち並びます

「横手の送り盆まつり」は、毎年8月の6・15・16日に行われる、お盆の伝統行事です。

8月6日は「ねむり流し」、15日は「市民盆おどり」16日は「屋形舟繰り出し」と、各日で催しが行われます。

最大の見どころとなるのは、「屋形舟繰り出し」。各町内の横手若衆40人ほどが、重さ約700kgにもおよぶ屋形舟を担ぎ、サイサイ囃子(さいさいばやし)とともに蛇の崎川原(じゃのさきかわら)に結集し、御霊を送ります。

川原での供養を終えた後は、屋形舟は蛇の崎橋の上へ移動します。協賛花火が打ち上がる中で、舟と舟のぶつけ合いが繰り広げられ、祭りはクライマックスを迎えます。

祭りの歴史を知ろう!

盆おどりは先祖の霊を供養する意味を持ちます
盆おどりは先祖の霊を供養する意味を持ちます

江戸時代中期以降、この地域はたびたび大飢饉(だいききん)に見舞われました。特に享保・天明・天保の頃には、多くの人々が命を落とし、その惨状は深刻だったと伝えられています。

「横手の送り盆まつり」は、そうした大飢饉で亡くなった人々の霊を供養するために始まった行事です。

およそ300年前、柳町の住民たちが屋形舟を作り、柳の枝に法名を書いた短冊を下げて川原へ繰り出し、霊を弔ったことが起源とされています。

「横手の送り盆まつり」の見どころ

美しく開く花火にママパパも感動間違いなし!
美しく開く花火にママパパも感動間違いなし!

「横手の送り盆まつり」では3日間にわたって異なる行事が行われます。それぞれの見どころをご紹介します。

【8月6日】ねむり流し

川原には、子供の元気な声とサイサイ囃子の音が響き渡ります
川原には、子供の元気な声とサイサイ囃子の音が響き渡ります

「ねむり流し」は、祭りの先陣を切る行事です。旧暦7月7日七夕の行事として、送り盆行事で登場する屋形舟よりも一回り小さい小舟を作り、各町内の子供たちが蛇の崎川原へ繰り出します。

夏の暑さで眠くなると悪霊に襲われるので、その眠気(ねむり)を払うために行われた「流し」が起源といわれています。川原には子供の元気な声とサイサイ囃子の音が響き渡ります。

【8月15日】市民盆おどり

横手地域に伝わる独特の音頭も特徴です
横手地域に伝わる独特の音頭も特徴です

「市民盆おどり」は、横手市役所前の広場で行われる盆おどりの行事です。多くの人々が集まり、大きな輪になって踊ります。横手盆踊り・横手音頭・横手ドンパン節など地域に伝わる独特の音頭も特徴です。

おどりの輪の中には屋形舟も並び、間近でその姿を見られる「屋形舟鑑賞会」としての一面も。翌日の主役をじっくり観察できる貴重な時間です。

【8月16日】屋形舟繰り出しと協賛花火

祭りの大きな目玉である「屋形舟のぶつけ合い」
祭りの大きな目玉である「屋形舟のぶつけ合い」

この日の主役となるのは、長さ約7.5m、重さ約700kgの屋形舟です。屋形舟の骨組みは再利用されますが、わらや短冊による装飾は毎年およそ1カ月もの時間をかけて新しく作り直されます。

送り盆大法要と灯籠流しのあと、祭りのクライマックスである「屋形舟のぶつけ合い」へ。橋の上で2艘の屋形舟が向かい合い、舳先(へさき:船首のこと)を持ち上げてぶつけ合う光景は迫力満点です。同日には花火の打ち上げも行われ、花火と歓声が重なり合う熱気あふれる雰囲気が楽しめます。

※各行事の詳細・時刻・会場は年によって異なります。最新情報は公式サイトをご確認ください

先人の霊を敬い、平穏な日々を願う気持ちが今も息づく「横手の送り盆まつり」。ぜひ親子で300年続く伝統行事を体験してみてくださいね。

とりっぷノート♪当日の交通情報をチェック!

祭りの各日は、周辺道路で交通規制が実施されます。特に、最終日となる8月16日は大きな混雑が予想されるので、訪れる際は公共交通機関を利用してくださいね。(いこーよとりっぷ編集部)

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

イベント基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
イベント名横手の送り盆まつり
ふりがなよこてのおくりぼんまつり
主催者名横手市観光協会
開催期間毎年8月6日・15日・16日
開催時間催しによって異なる
開催スポット秋田県横手市蛇の崎川原周辺
住所秋田県横手市蛇の崎
電話番号0182-33-7111
※電話窓口は「横手市観光協会」です
アクセス【車】秋田自動車道・横手ICから約10分
【電車】JR奥羽本線・北上線「横手駅」から徒歩で約15分
駐車場駐車場あり
公式URL公式URLはこちら
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公開日2025年07月25日/更新日2026年08月05日