江戸城築城時の「御石曳」を体験!<br/>夜店や郷土芸能など見どころ満載
2025年9月28日

江戸城築城時の「御石曳」を体験!
夜店や郷土芸能など見どころ満載

第13回石曳き道灌まつり花火大会(2025年開催)
だい13かいいしびきどうかんまつりはなびたいかい
体験する
歴史・文化を感じる
静岡県賀茂郡東伊豆町

静岡県東伊豆町(ひがしいずちょう)では、2025年9月28日(日)に「第13回石曳(び)き道灌(どうかん)まつり花火大会」が開催されます。

伊豆エリアの歴史と文化を再現した「石曳き道灌まつり花火大会」は、観光客も気軽に参加できる“参加型イベント”です。貴重な伝統文化を体験できるお祭りの見どころを、東伊豆町観光協会に伺いました!

※トップ画像:クリエイティブビジョン3106
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「石曳道灌まつり花火大会」とは?

江戸時代の石曳きを自分の手で体感(過去開催時の様子)
江戸時代の石曳きを自分の手で体感(過去開催時の様子)

「石曳き道灌まつり花火大会」は、東伊豆町の熱川(あたがわ)海岸通りで例年秋に開催される、伊豆の歴史と文化を再現した参加型のお祭りです。

メインイベントは、江戸時代の運搬方法を再現する「御石曳」(おいしびき)です。ほかにも、伝統芸能である「熱川道灌太鼓」の演奏や、フィナーレには打ち上げ花火も観賞できます。

【見どころ1】巨大な石を人力で動かす「御石曳」

曳き手(ひきて)が力をあわせて巨石を動かします
曳き手(ひきて)が力をあわせて巨石を動かします

伊豆で採れる「伊豆石」を江戸まで運搬していた頃の様子を忠実に再現している「御石曳」。12トンの巨大な石に巻きつけた綱を人の手で引っ張り、動かしていきます。

指揮を執る侍大将の掛け声にあわせ、全員の力を集結して思い切り綱を引いても1回に1mほどしか動かず、進むたびに地面との摩擦で煙が出るそう。

例年、石が50m先にあるゴールに到着すると、参加者同士がハイタッチなどをして、お互いの健闘をたたえあう様子が見られます。

プレゼント付き♪当日申し込みで誰でも「御石曳」に参加OK

受付所の様子(過去開催時)
受付所の様子(過去開催時)

例年「石曳き道灌まつり花火大会」では石の曳き手(ひきて)を募集しており、2025年は小学5年以上が先着250人まで参加できます。町民はもちろん、町外からの参加ももちろん可能です。

御石曳に参加するには、当日会場に足を運び、受付をするだけ! 受付は18時30分からで、参加するとハッピ・タオル・夜店お買い物券のプレゼントがもらえます。

先人たちの努力や知恵にふれられる貴重な機会なので、ぜひ親子で参加してみてくださいね。

※怪我予防のためサンダル、ハイヒール、ゲタ等を避け、スニーカーを履いてご参加ください

江戸城の石垣の多くが「伊豆石」

じつは、江戸城の石垣のほとんどに、伊豆半島が原産の石「伊豆石」が使用されていました。

江戸城に使用された伊豆半島、およびその周辺産の石材は、一般的に堅石(けんせき)と呼ばれ、各地の大名が切り出しを担当しました。

なお、現在でも、伊豆半島には石切り場などの歴史遺産があります。さらに、切り出されたまま運搬されずに残った石は「残念石」とも呼ばれており、駅前やまちのいたるところで保存され、自由に見学できます。

【見どころ2】郷土芸能「熱川道灌太鼓」

過去開催時の様子
過去開催時の様子

会場の熱川海岸通りの近くには、東伊豆町内にある温泉郷のひとつ「熱川温泉」があります。この温泉郷を発見したと伝えられている人物が、室町時代後期に関東地方で活躍し、1457年に江戸城を築城した武将・太田道灌です。

東伊豆の郷土芸能「熱川道灌太鼓」は、その太田道灌が狩りのときに打ち鳴らしたとされる太鼓を原曲としているのだとか。

祭りでは、「熱川道灌太鼓保存会」が、「噴湯太鼓」「高磯太鼓」など温泉や海をイメージした演奏を披露。迫力満点の響きが、夜空に響き渡ります。

【見どころ3】「夜店」で金目鯛や串焼きに舌鼓♪

たくさんのグルメブースが並び、夜祭り気分が盛り上がります(過去開催時の様子)
たくさんのグルメブースが並び、夜祭り気分が盛り上がります(過去開催時の様子)

夜店めぐりも祭りの醍醐味です。会場には屋台やキッチンカー、テントがずらりと並び、金目鯛をはじめとした地元の海鮮や、串焼きなどの定番グルメが味わえます。

【見どころ4】武将&ゆるキャラが会場に出現!

伊豆を代表する観光スポットのゆるキャラたちが登場します
伊豆を代表する観光スポットのゆるキャラたちが登場します

また、「御石曳」の開始前に行われる「ゆるキャラウォーク」はとってもユニークなイベント。

熱川温泉のマスコットキャラクター「どうかん先生」や、伊豆アニマルキングダムの「アニキンメくん」、熱川バナナワニ園の「熱川ばにお」が登場し、小さな子供たちが大興奮。

さらに甲冑(かっちゅう)のコスプレをした戦国時代の武将も登場し、ゆるキャラたちと会場を歩いて会場を盛り上げます。

【見どころ5】幻想的な「打ち上げ花火」でフィナーレ!

東伊豆の夜空を花火が彩ります
東伊豆の夜空を花火が彩ります

祭りのフィナーレを飾るのが、堤防からの打ち上げ花火です。会場はもちろん、近隣の宿泊施設からも間近に楽しめるのが魅力。

20時40分から約20分間、秋の夜空を華やかに彩り、海面に映る光も幻想的ですよ。

2025年の開催スケジュールをチェック!

「第13回石曳き道灌まつり花火大会」チラシ
「第13回石曳き道灌まつり花火大会」チラシ

2025年9月28日(日)に開催される「第13回石曳き道灌まつり花火大会」のスケジュールは以下の通りです。

  • 18:30/夜店開店、「御石曳」曳き手受付開始(先着250人限定)、キッズダンス「Maj」
  • 19:00/「熱川道灌太鼓」演奏
  • 19:25/ゆるキャラ登場
  • 19:35/地元バンド演奏
  • 20:00/「御石曳」曳き手受付終了
  • 20:05/「御石曳」スタート
  • 20:35/「御石曳」ゴール
  • 20:40/打ち上げ花火
  • 21:00/イベント終了

熱川温泉をはじめ、大川(おおかわ)・北川(ほっかわ)・片瀬(かたせ)・白田(しらた)・稲取(いなとり)の6つの温泉郷がある東伊豆町。

秋の家族旅行で温泉を楽しんで、お祭りに参加してみるのもおすすめです♪

とりっぷノート★温泉街にともる赤い提灯にもご注目!

イベント会場の最寄り駅である伊豆急行線「伊豆熱川駅」から会場までの温泉街には、「台湾九份(きゅうふん)」の赤い提灯がともり、幻想的な雰囲気を楽しめますよ。(いこーよとりっぷ編集部)

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

イベント基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
イベント名第13回石曳き道灌まつり花火大会(2025年開催)
ふりがなだい13かいいしびきどうかんまつりはなびたいかい
主催者名一般社団法人 東伊豆町観光協会
開催期間2025年9月28日
開催時間18:30~21:00
※花火の打ち上げ20:40~21:00
開催スポット熱川海岸(熱川YOU湯ビーチ遊歩道周辺)
住所静岡県賀茂郡東伊豆町
電話番号0577-95-0700
※電話窓口は「東伊豆町観光協会」です
料金観覧無料
アクセス伊豆急行線「伊豆熱川駅」から徒歩で約5分
駐車場駐車場あり
備考【開催情報】雨天中止(雨風の状態によって花火の打ち上げのみ実施)
【交通情報】当日は交通規制が実施されるため、公共交通機関の利用を推奨
【臨時駐車場情報】イベント時のみ臨時駐車場あり、「熱川バナナワニ園」の駐車場が解放されます(約100台)
公式URL公式URLはこちら
公開日2025年09月12日/更新日2025年09月12日