由緒正しい御殿山で楽しむ
桜お花見＆食・文化体験

東京都品川区にある「御殿山トラストシティ」では、2024年3月14日（木）から3月31日（日）まで、「御殿山さくらまつり2024」が開催されます。

満開の桜とあわせて楽しめるイベントが盛りだくさんの桜まつりをご紹介します。

※2024年4月1日時点で、桜が散るまでの延長開催（最長4月24日まで予定）が決定しています
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

江戸時代から愛されてきた「御殿山」の魅力

「御殿山トラストシティ」がある「御殿山」は、品川区の北品川にある高台のエリア。現在「御殿山」という住所はありませんが、施設や学校などの名前に「御殿山」という言葉が使われています。

かつては、「品川御殿」と呼ばれる将軍の館が建てられたり、葛飾北斎の「富嶽三十六景」や歌川広重の「江戸百景」にも描かれたりと、見晴らしが良く、また桜の名所として多くの人たちに愛されてきた場所でした。

御殿山に建設された「御殿山トラストシティ」は、大規模なホテルやオフィスビル、マンションなどが整備される一方で、古き良き「御殿山」の雰囲気が感じられる庭園「御殿山庭園」が残っています。

満開の桜の下で豊かな食・文化体験！

「御殿山さくらまつり」では、多彩な食・文化体験ができる企画も開催されます。江戸時代から受け継がれている文化が現代風に分かりやすくアレンジされているため、親子で楽しく体験ができますよ。

今年のテーマは「100年後へ思いを馳せるサクラビト」

「御殿山さくらまつり2024」では、桜のライトアップのほか、子供たちが大人になっても御殿山の桜を眺められるようにという願いを込めたちょうちんを飾り、明かりを灯す「百願提灯（ひゃくがんちょうちん）」や、来場者それぞれが100年後の桜への思いをメッセージやスタンプで表す「御殿山と桜 パネル展」などが実施されます。

「百願提灯」実施イメージ

ステージパフォーマンスや鷹狩で江戸風情を味わおう！

桜の木の下にステージを設け週末限りの演芸場が開演。御殿山エリアにゆかりのある団体によるステージパフォーマンスが花見の席を盛り上げます。

また、御殿山には江戸時代に将軍が鷹狩に出かける際の休息所としていた「品川御殿」があったことから、「鷹狩」の技術を伝承する鷹匠によるパフォーマンスも実施されます。

花見酒・花見茶の振る舞いも！

江戸時代に8代将軍・徳川吉宗が御殿山を「花見の名所」として庶民に開放したという歴史に因み、吉宗の故郷「紀州・和歌山県」を特集したお酒やお茶、おつまみのナッツが振る舞われます。

ライトアップ演出でより幻想的な風景に！

3月14日（木）から3月31日（日）までの期間中は、品川区により“しながわ百景”にも認定されている御殿山トラストシティ敷地内の桜がライトアップされます。

都心の施設で楽しむ江戸情緒あふれるさくらまつり。親子で「御殿山トラストシティ」におでかけしてみませんか。

記事を書いた人

大縄典子

いこーよとりっぷ編集部／転勤族の夫を持ち様々な土地に縁がある、大学生の息子、高校生の娘がいるママ。結婚後、子育てに専念するため10年以上の専業主婦経験を経て、ひょんなことから社会復帰を果たす。今は様々な自治体とのやり取りをしながら、まちの魅力を伝える仕事に情熱を燃やしています。人と話すことが好き。