市原市の新たな歴史体験スポット<br/>ワークショッやクイズラリーも

市原市の新たな歴史体験スポット
ワークショッやクイズラリーも

I’Museum Center(市原歴史博物館)
あいみゅーじあむせんたー(いちはられきしはくぶつかん)
体験する
歴史・文化を感じる
千葉県市原市

「I’Museum Center(市原歴史博物館)」は、2022年11月にオープンした歴史博物館。千葉県市原市の歴史遺産の価値と魅力を分かりやすく伝え、市民の文化活動や交流を支える拠点施設です。

市民が主人公となる博物館「I’Museum Center(市原歴史博物館)」の魅力をご紹介します。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

市民が主人公!市原市の新たな名所

エントランスでは、市原市内の歴史文化遺産をまとめた大きなフィールドマップを展示。歴史スポットを巡る散策コースも紹介されています。スポットの選定からコースの検討まで、市民と一緒に作り上げたものだそう
エントランスでは、市原市内の歴史文化遺産をまとめた大きなフィールドマップを展示。歴史スポットを巡る散策コースも紹介されています。スポットの選定からコースの検討まで、市民と一緒に作り上げたものだそう


「市原歴史博物館」の愛称「I’Museum Center」には、「市民を、主人公に。」というコンセプトが表現されています。市の歴史遺産の価値と魅力を市民に伝え、後世に継承することで、「歴史をつなぐ、人をつなぐ」博物館になるように運営されています。

市原市内には約3万5,000年前から先人たちによって培われてきた歴史遺産が数多くあります。博物館本館では、市内の歴史遺産がストーリー化し整理されているほか、市内の歴史遺産を巡る見学ルートを整備し、市内全域がフィールドミュージアムとなっています。

話題の「チバニアン」も!市原市の多彩な歴史遺産

2020年1月に約77万4,000年前から12万9,000年前までの時代が「チバニアン」と名付けられ話題になった地層も、じつは市原市田淵にあります。この地層は、時代を分ける境界を示す大変貴重な地層として世界に認められました。

ほかにも、市原市には、約3万5,000年前から残されたさまざまな歴史遺産があります。

東日本最古級の古墳「神門(ごうど)5号墳」をはじめ、市原市が古代上総国(かずさのくに)の政治、文化の中心地であったことを象徴する史跡「上総国分寺跡」など注目の歴史遺産がいっぱいです。

「I’Museum Center(市原歴史博物館)」の展示の見どころ

見どころいっぱいの博物館です
見どころいっぱいの博物館です

市原市の歴史は、東京湾と養老川と密接な関わりがあります。そのため「I’Museum Center(市原歴史博物館)」では、「東京湾と養老川が織りなす市原の歴史への旅」が基本テーマに掲げられています。

このテーマのもと、常設展示は「自然環境への適応」・「フサの原像」・「国府は市原郡にあり」・「民衆のちから」・「農・漁村から工業都市へ」・「くらしの姿と生活道具」の6つのテーマから構成されています。

そのなかでも注目の展示をご紹介します。

5世紀につくられた古墳から出土!「王賜」銘鉄剣の展示

「王賜」銘鉄剣(おうしめいてっけん)
「王賜」銘鉄剣(おうしめいてっけん)

「王賜」銘鉄剣は、5世紀に造られた「稲荷台1号墳」から出土した実物の鉄剣です。

剣の持ち手寄りの部分には、銀がはめ込まれた銀象眼(ぎんぞうがん)の「王賜」(おうし/王から授かったということ)で始まる銘文が発見されました。

古墳から出土した銘文入りの刀剣は、全国でも7例しかない貴重なものです。博物館本館では、360度あらゆる角度からじっくりと観察できます。

大きさ3.5mもある巨大な舵「五大力船の舵」

唯一現存する貴重な「五大力船の舵」です
唯一現存する貴重な「五大力船の舵」です

「五大力船(ごだいりきせん)」とは、江戸時代から昭和初期頃まで江戸近辺で使われていた、海・川両用の船です。この「五大力船」の舵として現存する唯一の資料が展示されています。

船の長さが最大20mにもおよぶ「五大力船」は、舵も巨大。約3.5mもある舵は迫力満点です。

「歴史体験館」のワークショップに参加しよう!

さまざまな体験プログラムがあります
さまざまな体験プログラムがあります

「I’Museum Center(市原歴史博物館)」 に隣接する「歴史体験館」では、市内の発掘現場や古墳、「納屋風建物」などが再現され、「遺物の発見体験」や、「少し昔の暮らし体験」など、さまざまな体験プログラムが行われています。

「人をつなぐ」博物館ならでは。市民によって造られた「納屋風建物」や「竪穴建物」
「人をつなぐ」博物館ならでは。市民によって造られた「納屋風建物」や「竪穴建物」

体験プログラムが行われる「納屋風建物」や「竪穴建物」は、「I’Museum Center(市原歴史博物館)」の開館前から、市民とともに造り上げられてきました。左官の技術を使用した土壁塗りなどが市民によって行われ、完成したものなんです。

市原市の歴史題材をクイズに!「いちはら歴史ミッションラリー」

子供から大人まで楽しめるクイズラリーです
子供から大人まで楽しめるクイズラリーです

2023年4月29日(土)から登場した「いちはら歴史ミッションラリー」は、市原市の歴史をより楽しく、分かりやすく伝えるクイズラリーです。

まずは、博物館エントランスホールに設置されたガチャガチャからミッションを取り出します。初級編、上級編の2種類のコースのミッションを展示資料などをヒントに解き進め、館内に隠されたキーワードを探し出します。

コレクションステッカー
コレクションステッカー
上級編をクリアするともらえるスペシャルステッカー
上級編をクリアするともらえるスペシャルステッカー

参加した人には、千葉県出身のイラストレーター山口マオさんがデザインした「コレクションステッカー」がプレゼントされます。さらに、上級編をクリアすると、金箔を使った「スペシャルステッカー」をゲットできますよ。

■いちはら歴史ミッションラリー
開催時間:9:00~17:00
コース
上級編 ハイレベルな問題
(推奨:小学校5年生以上/平均所要時間:30~40分程度)
初級編 基礎的な問題
(推奨:小学生以上/平均所要時間:15~30分程度)
参加費:上級編300円、初級編200円

市原市の歴史遺産を肌で感じ、体験することができる「I’Museum Center(市原歴史博物館)」。ぜひ親子で足を運んでみてくださいね!

記事を書いた人

大縄典子

いこーよとりっぷ編集部/転勤族の夫を持ち様々な土地に縁がある、大学生の息子、高校生の娘がいるママ。結婚後、子育てに専念するため10年以上の専業主婦経験を経て、ひょんなことから社会復帰を果たす。今は様々な自治体とのやり取りをしながら、まちの魅力を伝える仕事に情熱を燃やしています。人と話すことが好き。

スポット基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
スポット名I’Museum Center(市原歴史博物館)
ふりがなあいみゅーじあむせんたー(いちはられきしはくぶつかん)
住所千葉県市原市能満1489
電話番号0436-41-9344
営業時間9:00~17:00
定休日月曜(祝日の場合、翌平日)、年末年始
料金一般300円
高校生200円
中学生以下無料
アクセス【電車】
JR内房線「五井駅」から小湊バス「市原歴史博物館・中央武道館行き」乗車(約20分)、バス停「市原歴史博物館」(終点)下車後、 徒歩で約2分
※土・日・祝日は「五井駅」より無料シャトルバスあり
駐車場駐車場あり
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公開日2023年06月06日/更新日2023年06月06日