神秘的な雰囲気ただよう人気観光地
数々の伝説が残るパワースポット

山梨県忍野村にある人気観光スポット「忍野八海」は、富士山の伏流水を水源とする8つの池の総称で、すべての池が、世界文化遺産である富士山の構成資産に認定されています。

江戸時代に富士山信仰の修験の場となった歴史や、伝説が残る霊場で、神秘的なパワースポットとしても知られています。

親子で訪れる際の楽しみ方を紹介していきます。

「忍野八海」の魅力

三番霊場「底抜池」

中央自動車道・河口湖ICから車で10分ほどと、アクセスの良い場所にある「忍野八海」。

富士山の伏流水に水源を発する8つの湧水池は、1934年（昭和9年）に国の天然記念物に指定、さらに1985年（昭和60年）には環境庁から「全国名水百選」に選ばれています。

四季折々で表情を変え、特に冬場は、雪化粧する周辺景色と澄み切った水の美しさも相まって、神秘的な光景が広がります。

おでかけしやすい気候の初夏や晩秋などでもその魅力は変わりません。一年を通して訪れる人々の心を癒してくれるパワースポットとしても有名です。

「忍野八海」を構成する8つの池

二番霊場「お釜池」

江戸時代に富士山信仰の修験の場だった「忍野八海」。当時は、一番霊場から八番霊場までひとつひとつの霊場で禊ぎ（水浴で身を清めること）を行っていたといわれています。

また、池の名前は、古くから受け継がれている民話に基づいています。おでかけ前に予習をしておくとより楽しめますよ♪

詳しい民話はこちら（外部リンク）

代表的な3つの池を紹介

8つある池のうち、代表的な池をピックアップ！

のんびりと散策が楽しめる【一番霊場「出口池」】

一番霊場「出口池」

「出口池」は、ほかの池が集まるエリアから徒歩20分ほどの場所にありますが、「忍野八海」で一番面積が広く、自然に囲まれた池です。

親子でのんびりと散策してみましょう。

「忍野八海」を代表する池【五番霊場「湧池」】

五番霊場「湧池」

「忍野八海」を代表する池で、湧水量が最も多く、美しく透き通った青色の水が特徴です。

その水の美しさは、1983年（昭和58年）にNASA（アメリカ航空宇宙局）が行った「宇宙で雪を作る実験」で、この池の湧水を使用したほど。

周りには食事処や土産店などが立ち並び、池の向かいには水車小屋もあります。日本の原風景ともいえる懐かしい景色が広がり、いつまでも眺めていたい気分になります。

水面に富士山が映る【七番霊場「鏡池」】

七番霊場「鏡池」

「鏡池」は、水面に富士山の姿が鏡のように映る様からこのように名付けられたといわれています。風のない晴れた日には、水面にくっきりと逆さ富士が映り込む絶景が楽しめます！

昔は「鰶池（このしろいけ）」とも呼ばれており、すべてのことの善悪を見分ける力がある池、という伝説が残っています。

今回は、「忍野八海」の代表的な3つの池を紹介しましたが、親子で会話を楽しみながら8つの池を巡ってみてくださいね！

記事を書いた人

飯田佐智（Clay）

小学生の娘と金魚2匹と暮らすママライター。旅行、おでかけ、グルメを中心に執筆。趣味はインスタで美味しそうなレシピ（おつまみ♪）を見つけて作ること。海外ドラマが大好きで今まで観た作品は数知れず。