天井まで並ぶ本に親子でワクワク!
安藤忠雄が手がけた神戸”本の森“
2022年、兵庫県神戸市の「東遊園地」内に誕生した「こども本の森 神戸」は、建築家の安藤忠雄(あんどうただお)氏がデザインし、神戸市に寄贈した“こどものための図書施設”。
「本をひらく、世界がひらく。」のコンセプト通り、入口をくぐると、足元から天井まで壁一面に本棚が並び、まさに“本の森”に入っていくようです!
【撮影】能勢太郎
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
青りんごがシンボル!約1万8,000冊が並ぶ“本の森”
館内に足を踏み入れて、まず目に入るのは大きな青りんご。これは「こども本の森 神戸」を手がけた安藤忠雄さん自らが、「青春のシンボル」としてデザインしたもの。
その隣の本棚には、天井までたくさんの本が並びます。
蔵書数は圧巻の約1万8,000冊! ブックディレクターの幅允孝(はばよしたか)さんが、配架計画とディレクションを担当しています。
15のテーマに分けた、子供の好奇心をくすぐる展示
子供が表紙を見て興味を抱きやすいよう、そして新たな本との出会いのきっかけとなるように、表紙を見せて並べられているのが特徴です。
また、特筆すべきは好奇心をくすぐる展示構成。
「いのちの森」「いきももの森」「考える森」など、独自の15のテーマに沿って、絵本、児童文学、図鑑、アートブック、海外の本といったさまざまなジャンルの本が並べられています。
お気に入りの場所で読書に没頭できる
施設内にはテーブル席が用意されていますが、どこに座って本を読んでも大丈夫。天気がいい日は、ウッドデッキと東遊園地内に限り、屋外でも読書ができます。
大階段や休憩室も利用OK!
温かみのある木製の大階段は、外から自然光が差し込む心地よい空間です。
1階奥にある円筒形の休憩室も、親子に人気の読書スペース。トップライトから降り注ぐ光が空間を包み、教会のような荘厳さを醸し出しています。
チャーチチェアの背面に本が収納され、子供が新たな本を手に取るきっかけに。収納される本は週ごとに入れ変わるので、どんな本と出会えるかは来館時のお楽しみ♪
床に座りながら楽しくすごせる「あかちゃんの森」も
1階奥にある「あかちゃんの森」は、親子が床に座って絵本を読める空間。ハイハイ期の赤ちゃんでも上り下りしやすい階段状になっています。
階段に付いた引き出しは、本を入れて隠すなど、自由な発想で赤ちゃんと遊べる仕掛け。
子供が本好きになるのはもちろん、親子の時間が楽しくなる工夫が散りばめられたスポットです。
とりっぷノート♡小さなきょうだいがいても安心
施設内には、授乳室や調乳室が完備されています。おむつ替え台等も設置されていて、赤ちゃん連れのファミリーも気兼ねなく訪れることができますよ。(いこーよとりっぷライター・茶野真智子)
記事を書いた人
茶野真智子
大阪生まれの大阪育ち。出版社、編集プロダクション勤務を経て、現在はフリーランスのライター・ライターとし活動。雑誌・書籍・WEB・PRツールなどの制作に携わる。得意ジャンルは、グルメ/おでかけ/医療/出産・育児/教育/ライフスタイル/ビジネス/芸能など。趣味はビールと刑事ドラマ鑑賞。
スポット基本情報
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スポット名 | こども本の森 神戸 |
ふりがな | こどもほんのもり こうべ |
住所 | 兵庫県神戸市中央区加納町6-1-1 |
電話番号 | 078-325-1125 |
営業時間 | 9:30~17:00 |
定休日 | 月曜(祝日の場合は開館、翌平日が休館) |
料金 | 無料 |
アクセス | 【電車】JR神戸線「三ノ宮駅」、神戸市営地下鉄西神・山手線「三宮駅」、阪急電鉄、阪神電鉄「神戸三宮駅」より徒歩で約13分 |
駐車場 | 周辺にコインパーキングあり |
備考 | 当面の間、入館には公式サイトでの事前予約が必要。平日に空きがある場合のみ予約不要で入館可/90分間の完全入れ替え制で、各回定員120名 |
公式URL | 公式URLはこちら |
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