日本三大火祭り「鬼夜」が開催!
福岡県久留米市の新春イベント情報
福岡県久留米市では、1600年あまり続く伝統行事や毎年恒例の凧揚げ大会など、2024年の年始に日本の伝統文化を体験できるイベントが多く開催されます。
その中から、家族のおでかけにおすすめの新春イベントを紹介します。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
豊かな自然とものづくりの街「久留米市」
福岡県南西部に位置する久留米市は、筑後川の恵みに育まれた自然豊かなまちです。
江戸時代には久留米有馬藩の城下町として栄え、その後は、久留米絣などの伝統工芸やゴム産業が発展。「ものづくりのまち」として知られています。
ラーメンや焼き鳥、日本酒、フルーツなど多彩なグルメが楽しめるのも街の大きな魅力です。
1,600年続く「日本三大火祭り」のひとつ「大善寺玉垂宮の鬼夜」
毎年正月7日に、大善寺玉垂宮で行われる「鬼夜」(おによ)は、1,600年あまりの伝統を誇る祭事。国の重要無形民俗文化財に指定されており、「日本三大火祭り」のひとつに数えられています。
大晦日の夜から正月7日まで行われる「鬼会(おにえ)」の最終日に行われのが「鬼夜」です。
「鬼会」は、神官が火打石で起こした御神火を7日まで守り、天下泰平、五穀豊穣、家内安全、災難消除を祈願する行事。7日の13:00から23:00過ぎまで「鬼夜」が行われます。
一連の行事のなかでも、特にダイナミックなのが「大松明廻し」。大きな炎をあげる6本の大松明は、1本の全長が13m、直径1mあまり、重さ約1.2トンの巨大なもの。
締込み1本の裸の若衆によって、火の粉を散らしながら本殿の周囲をまわる様子は、日本三大火祭りに数えられるのにふさわしい勇壮さです。
この大松明の火を浴びると、無病息災、家内安全、災難消除、開運招福といったご利益があるとされています。
■「大善寺玉垂宮の鬼夜」概要
開催日:2024年1月7日(日)
時間:13:00~23:30 (大松明への点火は21:00頃)
会場:大善寺玉垂宮(久留米市大善寺町宮本1463-1)
料金:参加無料
アクセス:
【電車】
・西鉄天神大牟田線「大善寺駅」より徒歩5分
・JR「久留米駅」より西鉄バス(15)番利用、「宮前」バス停より徒歩3分
・JR「荒木駅」よりタクシーで約10分
【車】九州自動車道「久留米IC」より約40分
駐車場:駐車場あり
久留米市のお正月イベントを楽しもう!
鬼夜の翌日となる2024年1月8日(月・祝)には、「久留米ふれあい農業公園」で「久留米ふれあい農業公園 たこあげ大会2024」が開催!
毎年恒例のイベントで、たこ作り体験(たこ作りキット代300円)ができ、自分で作った凧をあげて楽しめます。会場には巨大なクジラのバルーンカイトも登場しますよ。
久留米市のご当地グルメが味わえるキッチンカーの出店もあり、家族で楽しめます。
■「久留米ふれあい農業公園 たこあげ大会2024」概要
開催日:2024年1月8日(月・祝)
時間:10:00~15:00
※たこ作りキット(限定700セット)は9:30より販売開始
会場:久留米ふれあい農業公園(久留米市草野町吉木33)
料金:参加無料
駐車場:普通車160台 ほか。臨時駐車場あり
日本の伝統芸能を楽しもう!
「久留米シティプラザ」の久留米座能舞台で、日本の伝統芸能を気軽に楽しめる講座「ひらたい古典」が1月27日(土)に開催されます。
「古典文学で読み解くおんなたち」と題して、古典文学の朗読と解説とともに、物語に登場する女性たちにスポットを当てて、日本におけるジェンダーの変遷などについて考えます。
■「古典文学で読み解くおんなたち」開催概要
開催日:2024年1月27日(土)
時間:14:30開場、15:00開演(上演時間120分。途中休憩含む)
会場:久留米シティプラザ 久留米座(久留米市六ツ門町8-1)
料金:一般1,000円。学生500円
※未就学児の入場不可
※中学生以上は、学生証の提示で学生料金を適用
出演:
・企画監修・進行/木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎 主宰)
・古語朗読/中井美穂(フリーアナウンサー)
・訳文朗読/大石将弘(俳優)
久留米市では、大迫力の火祭りの他にも、お正月を楽しめるイベントが盛りだくさん! ぜひ、2024年のお正月は、家族で日本文化に触れる体験をしてみてはいかがでしょうか。
記事を書いた人
いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
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