都心から30km圏内にありながら、自然豊かな里山の風景と農業のある暮らしが残る三芳町。この地に根付く「武蔵野の落ち葉堆肥農法」で作られる農作物は、どれも高品質で安心安全なんですよ。
そんな三芳町には、“ここでしか味わえない地場グルメ”がたくさん! そのなかから、全国的にも大人気のさつまいも「富の川越いも」をはじめ、みよし野菜、狭山茶、そばの魅力と、絶品グルメを提供するお店をご紹介します♪
三芳町の周辺は元々火山灰土に覆われたやせた土地で農業には不向きな土壌でした。江戸時代に入り始まった植林がきっかけで、木から落ちる落ち葉を集めて堆肥として活用する農法が生まれました。
その農法が今でも受け継がれ、「武蔵野の落ち葉堆肥農法」として、国内でも15地域しか認定されていない世界農業遺産に認定され、サステナブルな農業が続けられています。
三芳町には、世界農業遺産に関連するスポットを巡る3つの散歩コースがあります。江戸時代の貴重な寺子屋跡や地元野菜を使った農園レストラン、美しい自然が残る平地林など見どころいっぱいです。
三芳町のいも街道沿いの農家が生産する「富の川越いも」。落ち葉堆肥農法で作られ、フカフカの土でしっかりと育ったさつまいもは、栄養と甘みがたっぷり詰まっています。
地域ブランドで特定の品種のさつまいもではないため、さまざまな品種を食べ比べることできるのも魅力。
三芳町で受け継がれる落ち葉堆肥農法は年間を通じて行われ、生産される農作物は葉物野菜から根菜まで多種多様。 土づくりからこだわる三芳町の野菜はどれも高品質で子供にも安心して食べさせられます。
三芳町ではお茶の栽培もさかんに行われています。生産されているのは、狭山茶。深い味わいが特徴です。三芳町の狭山茶は毎年品評会で上位入賞するなど高品質であることも有名。町内には4軒の銘店があります。
三芳町には約20ヘクタールものそば畑が広がる埼玉県内有数のそばの生産地でもあります。三芳町のそばは、粘りが強く、のどごしが良いとの評判。毎年5月~6月と10月~11月の時期には、白いそばの花が一面に咲く美しい風景も見られます。
「みよし花街道」では、菜の花栽培が行われ、栽培されている菜の花から菜種油が生産されています。三芳産の菜種100%で作られた「みよしなたね油」は、化学合成薬品を一切使わず精製製造された一番搾りの菜種油です。
「三富今昔村」は三芳町の豊かな自然を生かした複合体験施設。東京ドーム約4個分の広大な里山で、くぬぎの森や農業体験ができる農園など多くの体験ができます。
敷地内は里山の自然がそのまま残されており、四季折々の景色を楽しみながら自然と触れ合うことで、こどもの五感を刺激します。
のんびり過ごせる自然豊かな「こぶしの里」は、名前の通り、春にはこぶしの花が美しいスポット。
三芳町の歴史文化の展示を通じてまちの魅力をより深く学ぶことができる「歴史民俗資料館」。 屋内展示だけではなく、三芳町有形指定文化財にも指定されている茅葺屋根の「旧池上家住宅」があります。
三芳町役場のすぐ隣に整備されている「令和の森公園」。自然豊かな環境の中に、テニスコートやグラウンドなど本格的なスポーツ施設やバーベキュー場など充実の施設が自慢の公園です。
三芳町には、江戸時代に開拓が進められ「三富新田」と呼ばれる地域があります。屋敷や耕作地、雑木林が短冊状に区分けされ、現在も当時の区分けが残っています。 開拓に尽力した農家たちの支えとなったのが「多福寺」です。春にはしだれ桜が、秋には紅葉が美しい歴史ある寺院です。
三芳町は多くの工場があり、ものづくりも盛んなまち。「月光荘ファルベ」は絵具工場をリノベーションし、2021年にオープンしたカフェです。手作業で作る貴重な絵の具製造工程を見学しながら、ゆったりとくつろげる時間を提供しています。
三芳町についてのさらに詳しいおでかけ情報や、スポットやイベントはこちらでご紹介しています。三芳町がSNSで発信している最新のまちの情報も掲載しているので、お出かけの前にチェックしてみてくださいね。