2024市原市の人気&穴場観光地8選 <br/>秋の日帰りドライブや1泊旅を満喫
更新日2024年09月06日/公開日2024年03月29日

2024市原市の人気&穴場観光地8選 
秋の日帰りドライブや1泊旅を満喫

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千葉県夷隅郡大多喜町

「養老渓谷」で知られる千葉県市原市は、山や川の豊かな恵みに彩られたまち。美しい大自然のなか、親子でのんびり過ごすことができます。

今回は、そんな市原市の多彩な観光名所をピックアップしてご紹介! 秋の週末や連休に、日帰りドライブや1泊旅を楽しんでくださいね。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

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市原ぞうの国

ゾウや他の動物に、間近でふれあえる動物園

国内最多の飼育数というゾウをはじめ、約100種400頭羽の動物が見られる動物園。動物たちと間近にふれあえることを特徴としており、草食動物の多くが実際にふれられるほどの距離で展示されていたり、エサやり体験を楽しんだりすることができます。

1日に2回、約30分の「ぞうさんショー」も開催されています。本場のタイから派遣されたゾウ使いが指揮しながら、巨体の迫力を活かしたサッカーやダンス、“絵を描くゾウ”として知られる「ゆめ花」のイラスト実演ショーが披露されます。

さらに、ショーの後にはゾウの背中に乗ることのできる「ぞうさんライド」や、ゾウの鼻にぶら下がる「ぞうさんリフト」などのアトラクションも体験できます。

ゾウのほかに飼育されている動物は、カピバラやカバ、アザラシ、アルパカ、ラクダなどの哺乳類のほか、ペンギン・クジャク・コンドルといった鳥類、さらにワニやイグアナなどの爬虫類まで、多岐にわたります。

また園内の施設としては、飲食店やギフトショップ、ゾウについての知識を深めたり「ゆめ花」のイラスト展示を見たりできる「ぞうのものしり館」、数十匹のネコが自由に過ごしている「ねこちゃんふれあいランド」があります。

■スポット概要
所在地:千葉県市原市山小川937
営業時間:時期により異なる
休園日:木曜(祝日および春・夏・冬休み期間を除く)
入園料:中学生以上2,400円、65歳以上2,000円、3歳~小学生900円、2歳以下無料 ※アトラクションは別料金
アクセス:電車:小湊鉄道「上総牛久駅」から大多喜車庫行き「田尾」下車(約40分)、徒歩で約20分。小湊鉄道「高滝駅」から無料送迎バス(公式サイトで要予約)
車:市原鶴舞ICから約5分
駐車場:あり(300台/1日1,000円)

養老渓谷

1日では味わいきれない、自然の景観と温泉

大多喜町粟又から市原市朝生原を流れる養老川により形成された「養老渓谷」。全国的にも有名な、千葉県有数の観光名所です。

都心から車や電車で2時間ほどの房総半島のほぼ中央に位置し、その周辺は自然公園に指定され遊歩道などが整備されています。

特に養老渓谷の名前を高めているのは、秋のモミジの壮大な景観。深く切り込んだ川や滝の両側、そしてその周りの山々を、真っ赤な紅葉が彩ります。

見頃は11月中頃~12月で、関東地方のなかでは遅めといわれています。春には、藤やつつじなどの花も自然な姿で見ることができますよ。

必ず訪れたい!「粟又の滝」と「養老渓谷温泉」

開放感にあふれた露天風呂のある日帰り温泉「滝見苑けんこう村 ごりやくの湯」
開放感にあふれた露天風呂のある日帰り温泉「滝見苑けんこう村 ごりやくの湯」

渓谷内にはいくつもの滝があり、約2kmのハイキングコースでそれぞれに趣の異なる滝をめぐることもできます。

なかでも有名なのは、「養老の滝」という別名がつけられた「粟又の滝」。約100mにわたって滑り台のように流れていく、独特の姿の滝です。

さらに渓谷近辺には、十数件の温泉旅館が建ち並ぶ「養老渓谷温泉郷」があるほか、粟又の滝近くの「滝見苑けんこう村 ごりやくの湯」などで日帰り湯も楽しめます。

温泉の歴史は100年ほどと浅めですが、房総半島の中央という立地のため、山と海の食材が集まる点も魅力。山菜やイノシシなど、普段は味わえない料理と出会えますよ。

※粟又の滝は市原市の隣にある大多喜町にあり、養老渓谷温泉は市原市と大多喜町にまたがっています

「滝見苑けんこう村 ごりやくの湯」をチェック

■スポット概要
所在地:千葉県市原市朝生原、大多喜町粟又
アクセス:
車:圏央道・市原鶴舞ICから国道297号、465号、県道168号、県道81号線経由で約40分
電車:(中瀬遊歩道まで)小湊鉄道「養老渓谷駅」から徒歩で約30分 
(栗又の滝まで)①小湊鉄道「養老渓谷駅」からバスで約20分または徒歩で約2時間30分 ②小湊鉄道・いすみ鉄道「上総中野駅」からバスで約20分

道の駅 あずの里いちはら

行きにも帰りにも寄りたい道の駅

東京湾に面した海沿いの市街地から山間部へと向かう、入り口ともいえる場所に位置する道の駅。

市原市の農産物を取り扱う直売所があるほか、周辺には緑が多く春には道の駅からも桜や菜の花に彩られた景色を楽しめるため、お土産選びやお花見に訪れる人も多いスポットです。

お買い物のあとはベーカリー&カフェで腹ごしらえ

市原市は、キュウリやトマトなどの野菜からナシやメロンといったフルーツ、牛や豚やお米、さらに自然薯やイチジクなどのちょっと珍しい食材まで、多彩な農産物が全域で生産されている場所。

「あずの里いちはら」の直売所には、常にこうした新鮮な旬の食材がずらりと並んでいます。また、農家の方々がつくるお団子やお餅、まつり寿司といった品を味わうこともできます。

裏手には植物園やBBQ場があるほか、少し足を延ばせば渓流などのスポットへと向かえる立地のため、ここで腹ごしらえをしてから目的地へ向かう人もたくさんいます。

直売所のほかにも、地元の米粉を使ったうどんなど豊富なメニューのある飲食コーナーや、ベーカリー&カフェが併設されています。

■スポット概要
所在地:千葉県市原市浅井小向492−1
営業時間:9:00〜18:00、ベーカリー&カフェ10:00〜17:00
定休日:火曜(祝日の場合は翌平日)、1月1日~3日
アクセス:車:館山自動車道・市原ICから約10分
駐車場:あり(大型9台、普通車102台)

地球磁場逆転期の地層

地球史の「千葉時代」?注目が集まる新名所

地元のガイドが地層や周辺の見どころを解説するツアー(画像提供:公益社団法人千葉県観光物産協会)
地元のガイドが地層や周辺の見どころを解説するツアー(画像提供:公益社団法人千葉県観光物産協会)

市原市のほかには、世界中でもイタリアの2カ所でしか見つかっておらず、地質学的にとても貴重なサンプルとなっている場所。約77万4千年も前に、地球の磁場が逆転していた時代があったという証拠を残す地層が、養老川沿いの崖に露出しています。

「方位磁針のN極が北を指す」というのは、地球全体を覆う磁場(地磁気)があるため。それが逆転していた、つまり「方位磁針のN極が南を指す」状態になっていた時期が、地球の歴史上で何度かありました。

その原因や仕組みはいまだに解明されていないため、観測に最適なこの地層が研究されています。

またこのことから、約77万4千年前から12万9千年前の時代を示す代表地層として、この場所が選ばれることが決定。2020年には、「白亜紀」「ジュラ紀」などでおなじみの地質時代区分のなかに、「チバニアン(千葉時代)」という名称がつけらました。

見学者が急増していることから、チバニアンの地層について学べる「チバニアンビジターセンター」もオープン。学術的な解説の展示や映像の放映などを行っています。

実際に地層や周辺を見学するガイドツアーも実施され、千葉県内の観光名所のひとつとして注目を浴びています。

■スポット概要
所在地:千葉県市原市田淵※「田淵会館」から徒歩で500m
アクセス:
車:圏央自動車道・木更津東ICから約30分
電車:小湊鐡道「月崎駅」から徒歩約40分

上総国分尼寺跡

古代のロマン感じる、1200年前の寺院跡

今から1,200年以上も前、奈良時代にあった寺院の跡。国の史跡に指定されており、建物の復元など整備が進められています。また、敷地の一角には歴史資料やジオラマなどが展示されている「史跡上総国分尼寺跡展示館」もあります。

奈良時代には、聖武天皇が全国各地に60カ所余りの「国分寺」「国分尼寺」を建てました。「上総国分尼寺」もそのうちのひとつ。伽藍の大きさは尼寺のなかで全国一だったとされています。

発掘調査で解明された構造をもとに、奈良時代の工法を再現した中門や、そこから金堂へと続いていた回廊が復元されています。

また、そのすぐ近くには現代に続いている「上総国分寺」があり、その周辺も奈良時代の史跡「上総国分寺跡」として保存されています。窯跡や古墳なども見つかっており、古代の雰囲気を味わえるスポットとなっています。

■スポット概要
所在地:千葉県市原市国分寺台中央3-5-2
開館時間:9:00~17:00(最終入場16:30)
休館日:月曜(祝日の場合は、その直後の平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
入場料:無料(史跡上総国分尼寺跡展示館)
アクセス:
車:館山自動車道・市原ICから約10分
電車:JR内房線「五井駅」東口から小湊鉄道バスに乗車、「市原市役所」バス停で下車後、徒歩で約10分

高滝湖

ワカサギ釣りで有名なダム湖

平成2年、養老川に建設された「高滝ダム」。「高滝湖」はダムの完成によって誕生した県内最大の人造湖です。

湖畔には展望テラスや公園、「市原湖畔美術館」などが点在しています。

上流にある「高滝ダム記念館」には、ダム建設についての資料などを展示。展望を楽しめるレストランもあり、市原養老産の豚ロースを使用したとんかつ定食等のメニューが食べられます。

ボートや釣具はレンタルできます
ボートや釣具はレンタルできます

高滝湖はブラックバス、コイ、ヘラブナなど、釣りが楽しめるスポットとして有名。特にワカサギ釣りが人気で、10月〜3月はたくさんの人で賑わいます。

ドームという有料のビニールハウスで釣りをすることもできるので、真冬でも暖かく過ごせます。道具もレンタルできるので、初心者でも気軽に釣りにチャレンジできますよ。

■スポット概要
所在地:千葉県市原市高滝81
アクセス:
車:圏央道・市原鶴舞ICから約5分
電車:小湊鉄道「高滝駅」から徒歩で約12分

市原湖畔美術館

高滝湖畔でアートに親しむ!

「Heigh-Ho」
「Heigh-Ho」

市原湖畔美術館は高滝湖のほとりにあるミュージアムです。前身の「市原市水と彫刻の丘」が大規模に改装され、2013年に名称も新たにオープンしました。

「Heigh-Ho」
「Heigh-Ho」

常設展示室では年に4回の展示替えを行いつつ、日本を代表する銅版画家・深沢幸雄の作品を中心に展示。また、さまざまな企画展やワークショップ、芝生広場を生かしたプログラムなども開催されています。

館内ではおもちゃの兵隊「Heigh-Ho」や丸い実をつけた木のようなオブジェ「Heigh-Ho」といったアートも楽しめますよ。

また、美術館のリニューアルに際して、イタリアンレストランを併設。千葉県産の新鮮な食材を使ったピザなどのメニューが味わえます。敷地内には、高滝湖を一望できる高さ28mの展望塔もあるほか、湖の中にも彫刻が点在。

アートに親しみながら、のんびり過ごせるスポットです。

■スポット概要
所在地:千葉県市原市不入75-1
営業時間:平日10:00〜17:00、土曜・休前日9:30〜19:00、日曜、祝日9:30〜18:00
休館日:月曜(祝日の場合は翌火曜)
料金一般200円、高校・大学生・65歳以上100円、中学生以下無料
アクセス:
車:圏央道・市原鶴舞ICから約5分
電車:小湊鉄道「高滝駅」から徒歩で約20分、タクシーで約3分

上総更級公園

市原市を代表する総合公園

市原市は平安時代の回想録「更級日記」の作者・菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)ゆかりのまち。「上総更級公園」は、市の中核をなす更科地区に位置する総合公園です。

約9万9,000平方メートルの広大な園内には芝生広場や遊具広場、健康器具広場、花壇など、多彩な施設が充実。修景池という広い池の周りには散策路も整備され、ウォーキングにもぴったりなスポットです。

また、スケートボードやBMX、インラインスケート専用の県内最大級のやスケートコートがあり、初心者から上級者までスポーツを楽しめます。スケートボードやBMXの教室も開かれているので、公式サイトをチェックしてみて下さい。

毎年秋に行われる「上総いちはら国府祭り」のメイン会場ともなる上総更級公園。ステージイベントや約100店舗のご当地グルメが集う「いちはら国府市」が開催されます。

「上総いちはら国府祭り」をチェック!

■スポット概要
所在地:千葉県市原市更級 上総更級公園
料金:無料
アクセス:
車:館山自動車道・市原ICから約5分
電車:①JR内房線「五井駅」から徒歩で約10分 ②小湊鉄道線「上総村上駅」から徒歩で約20分
駐車場:あり

美しい里山が広がる市原市は、人と自然との共存を体感できるまち。まち全体がアートになる芸術祭も定期開催されています。ぜひ、親子で楽しい旅のプランを立てておでかけしてみてください♪

※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2019年5月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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