東海/蓮と睡蓮の絶景スポット5選<br/>夏の朝がおすすめ&見頃も紹介!
更新日2024年06月13日/公開日2024年06月13日

東海/蓮と睡蓮の絶景スポット5選
夏の朝がおすすめ&見頃も紹介!

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夏の水辺に色を添える蓮(はす)と睡蓮(すいれん)の花。水面に咲く姿は涼しげで、どことなく神秘的な雰囲気も魅力です。

そこでこの記事では、親子でおでかけしたい東海エリアの蓮&睡蓮スポット5カ所と見頃の時期をご紹介!

品種にもよりますが、蓮はお昼過ぎ、睡蓮は夕方には閉じてしまうため、咲いているところを見るなら早起きがおすすめです♪

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

蓮と睡蓮の違いを知っておこう!

睡蓮と蓮は、見た目が似ているため混同されることがありますが、以下のような違いがあります。

■睡蓮(water lily)
1.植物分類:スイレン科
2.花の位置:水面に浮かぶように咲くものが多い
3.花の形状::花びらが広がり、比較的平らに咲く
4.開花時間::朝に花を開き 午前中に花を閉じるものが多い。20時頃開花し、朝の10時頃に閉じる夜咲き性のものもある
5.葉の位置:水面に浮かぶ
6.葉の形状:切れ込みがある
7.根と茎の位置:根は水中の土や泥の中にあり、茎は水面まで伸びる

■蓮(lotus)
1.植物分類:ハス科
2.花の位置:水面より高い位置に咲く
3.花の形状:花びらがしっかりと閉じて、カップ状に咲く
4.開花時間:早朝に花を開き、午前中に花を閉じる種類が多い
5.葉の位置:春先は水面に浮かび、成長すると高く持ち上がる
6.葉の形状:円形で水をはじく性質がある
7.根と茎の位置:根茎は水中の土や泥の中にあり(れんこん)、茎は長く伸びて水面上に花や葉を持ち上げる

花の形の違いは一見わかりづらいので、花の高さに注目してみてください。多くの睡蓮は水面に浮かぶように咲き、蓮は水面より高く突き出た位置に花をつけるので、すぐにわかりますよ。

【静岡県浜松市】浜名湖ガーデンパークの睡蓮

クロード・モネがフランスに造った庭を再現

※2024年6月3日(月)~30日(日)の期間、工事のため休園しています

2004年に開催された「浜名湖花博」の会場としても知られる静岡県浜松市の「浜名湖ガーデンパーク」。地元の人々や観光客がたくさん訪れる、浜名湖周辺の人気スポットです。

園内の「花の美術館」は、印象派の画家クロード・モネがフランスのジヴェルニーに造った庭を模して、「浜名湖花博」開催時に造られたもの。

この「花の美術館」にある「水の庭」は、睡蓮の浮かぶ池を中心に、シダレヤナギや竹林など日本らしい木や草花が広がる静かで落ち着いた庭園です。池には太鼓橋も架かり、日本的な情緒を醸し出しています。

池の睡蓮は、高知県の「北川村 モネの庭 マルモッタン」の睡蓮から株分けしたものです。

■スポット概要&開花情報
所在地:静岡県浜松市中央区村櫛町5475-1
見頃の時期:例年6月~9月
開園時間:8:30〜17:00(7月~8月は18:00まで)
休園日:12月29日~1月3日 ※「花の美術館」は毎週火曜の午後
料金:入園無料
アクセス:
電車:JR東海道本線「弁天島駅」からタクシーで約10分
車:①東名高速道路・浜松西ICからはまゆう大橋(有料道路)経由で約25分 ②東名高速道路「浜松西IC」から浜松環状線、志都呂(一般道路)経由で約30分 ③浜名バイパス「坪井IC」から約15分④浜名バイパス「新居弁天IC」から約15分

公式サイト

【愛知県名古屋市】東山動植物園の睡蓮

白川郷から移築した「合掌造りの家」と蓮の花が共演

愛知県名古屋市の「東山動植物園」は、丘陵地を利用して1937年(昭和12年)に造園された動植物園。その植物園には、2024年現在約7,000種もの植物が展示されています。

ほかにも国指定重要文化財の「温室」や、岐阜県・白川郷から移築された世界遺産の「合掌造りの家」など、見どころがいっぱい。

合掌造りの家は1956年(昭和31年)に移設された貴重な建物で、家の中を一部観覧することも可能です。

例年6月頃になると、この家の前にある奥池に睡蓮が咲き始めます。合掌造りの家と池に広がる睡蓮が作り出す風景は、とても情緒があります。

■スポット概要&開花情報
所在地:愛知県名古屋市千種区東山元町3-70
見頃の時期:例年6月~8月
開園時間:9:00~16:50(最終入園16:30)
休園日:月曜(国民の祝日または振替休日の場合は直後の平日に休園)、12月29日~1月1日
料金:高校生以上500円、中学生以下無料
アクセス:
電車:①地下鉄東山線「東山公園駅」3番出口から徒歩で約3分 ②地下鉄東山線「星ヶ丘駅」6番出口から徒歩で約7分 ※植物園は「星ヶ丘駅」が便利
車:①東名高速道路・名古屋ICから県道60号線を西へ約15分 ②名二環(東名阪)・上社ICまたは上社南ICから県道60号線を西へ約10分 ③名古屋高速・四谷出口から一般道を東へ約10分

公式サイト 

【愛知県愛西市】森川花はす田の蓮

広々とした湿地に赤やピンク、白の蓮が咲き競う

全国有数のレンコン産地である愛知県愛西市は、豊かな水と肥沃な土壌の恩恵を受け、美しい自然があふれるまち。

花ハスの栽培も盛んで、広々とした湿地に広がる蓮田は息を飲むほどの美しさです。夏の見頃になると赤やピンク、白などの花を咲かせ、可憐な姿を競いあう名所になります。

なかでも「森川花はす田」では、多くの人々に楽しんでもらおうと、花ハスの観賞田とあわせて緑地帯の整備も行っています。さらに年に一度、文化協会の主催で、開花時期にあわせて「蓮見の会」が開催され、お茶会や写生大会などが催されます。

■スポット概要&開花情報
所在地:愛知県愛西市森川町村仲
見頃の時期:例年6月下旬~8月上旬まで開花、最盛期は7月中
料金:入園無料
アクセス:
車:東名阪自動車道・弥富ICから約10分
電車:名鉄西尾線「佐屋」駅から徒歩30分
蓮のイベント:蓮見の会(はすみかい):例年最盛期の7月第2もしくは第3の週末に開催

公式サイト

【岐阜県関市】通称モネの池の睡蓮

SNSで爆発的に話題になった、透明度の高い池に咲く蓮


岐阜県関市板取にある、名もない池。透明度が高い湧き水に咲く睡蓮がとても美しく、「まるでクロード・モネの絵画に出てくる池のようだ」と評判になり、通称“モネの池”と呼ばれる名所になりました。

“モネの池”に錦鯉が泳いでいるのも、また情緒があります。

この池は関市の「根道神社」という小さな神社にあり、SNSやクチコミなどを中心に爆発的に話題になりました。今では多くの人がその美しい池をひと目見ようと、連日訪れています。

初夏の睡蓮の花が咲く時期にはさらに絶景になるので、一度は訪れてみたいスポットです。

■スポット概要&開花情報
所在地:岐阜県関市板取白谷
見頃の時期:例年6月上旬~7月下旬
開園時間:常時開園
料金:観覧無料
アクセス:
車:東海北陸自動車道・美濃ICから約40分 ※隣接する「フラワーパーク板取」をナビに登録
バス:JR「岐阜駅」からバス「岐阜板取線」に乗車、「洞戸栗原車庫」バス停で下車後、「板取ふれあいバス」に乗車、「白谷あじさい園」バス停で下車後、約150m

公式サイト

【三重県伊勢市】金剛證寺の睡蓮

空海ゆかりの古寺の池の水面を睡蓮が覆いつくす

三重県伊勢市の朝熊岳(あさまだけ)の山頂にある空海ゆかりの古刹が「金剛證寺」(こんごうしょうじ)。伊勢神宮の鬼門を守る寺としても有名です。

寺の創建は欽明時代の御代(6世紀後半)、暁台上人によって開かれたと伝えられています。

伊勢神宮の鬼門を守る寺としても知られており、「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭の一節にも唄われ、伊勢神宮へお参りする人々はこのお寺にも参詣するのが習わしでした。

境内にある連間の池は、例年6月下旬から8月の見頃を迎えると、数百もの睡蓮が水面を覆う名所になります。

■スポット概要&開花情報
所在地:三重県伊勢市朝熊町548
見頃の時期:例年6月上旬~8月
参拝時間:境内自由(本堂拝観9:00〜15:45)
料金:境内無料
アクセス:
車:伊勢自動車道・伊勢西ICから伊勢志摩スカイライン経由、伊勢料金所から約15分
電車:近鉄鳥羽線「五十鈴川駅」から車で約20分

公式サイト 

東海地方にある蓮や睡蓮の名所をご紹介しました。朝の涼しいうちにおでかけして、心に残る絶景と出会ってくださいね!

※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2018年9月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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