大地の芸術祭2024<br/>親子で楽しめる注目作品30選
更新日2024年07月23日/公開日2024年07月23日

大地の芸術祭2024
親子で楽しめる注目作品30選

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「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」は、日本有数の豪雪地帯である越後妻有(つまり)地域(新潟県十日町市・津南町)の広大な里山を舞台に、2000年からはじまったアートの祭典です。

今回で9回目を迎える「大地の芸術祭」は、2024年7月13日(土)〜11月10日(日)の期間で開催します。

夏から秋にかけての開催となるので、夏休みや秋の連休の親子のおでかけ先にぴったり!

親子で楽しめる作品や2024年の新作作品、食事スポットなどを紹介します。

※トップ画像:(ジミー・リャオ「Kiss & Goodbye(土市駅)」(Photo by Yanagi Ayumi)

目次

周辺観光にも便利!デジタルパンフレット(外部サイト)

作品は6エリアで展開!事前の“ルート決め”がカギ

田島征三「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」(Photo by Ishizuka Gentaro)
田島征三「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」(Photo by Ishizuka Gentaro)

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」の開催地となる「越後妻有地域」はとても広大で、十日町(とおかまち)、川西、中里、松代(まつだい)、松之山、津南(つなん)の6エリアに作品が点在しています。

会期中の作品総数は、既存226点に新作85点の作品が追加され、計311点! 土日祝のみ公開&期間限定の作品もあり、日帰りや1泊2日ですべての作品を巡りきるのは困難です。

おでかけ前に気になる作品を決めておき、エリアを絞るなど、無理なく巡れるルートをあらかじめ決めておくことが「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」をより楽しむカギとなります。

初心者&子供連れ必見!モデルコース

公式サイトではモデルルート、おすすめオフィシャルバスツアーの情報を随時更新しているのでぜひ参考にしてくださいね。

モデルルート例(公式サイト)

それでは、全311作品の中から、夏休み~秋のおでかけシーズンに子供と一緒に楽しめる30作品をエリア別にご紹介してます。

【十日町エリア】親子向け作品・展示8選

信濃川の東側に広がる十日町エリアは、織物と農業がさかんな地域です。

体験型の企画展「モネ船長と87日間の四角い冒険」や、「かまぼこ型倉庫」を活用した楽しい作品があります。

詳しいエリア情報(公式サイト)

モネ船長と87日間の四角い冒険【2024年新作】

原倫太郎+原游「阿弥陀渡り」
原倫太郎+原游「阿弥陀渡り」

2024年新作の「モネ船長と87日間の四角い冒険」は、複数名の作家が参加し、大地の芸術祭の拠点施設「越後妻有里山現代美術館 MonET」の池・回廊と明石の湯を使った体験型の企画展です。

スリル満点の《阿弥陀渡り》や巨大彫刻など、楽しみながら体験できる作品が盛りだくさん! 夜間はライトアップされ、昼とは異なる静謐(せいひつ)な世界観を味わうことができますよ。

展示住所:新潟県十日町市本町6-1-71-2 越後妻有里山現代美術館 MonET回廊、明石の湯エントランス
展示期間:祝日を除く火・水曜以外
※8月12日(火)・3日(水)特別公開
料金:会期中は作品鑑賞パスポート
※別途体験料が必要

公式サイト

モグラTV

開発好明「モグラTV」(Photo by Nakamura Osamu)
開発好明「モグラTV」(Photo by Nakamura Osamu)

作者の開発好明氏が自らメインキャスターのモグラ君に扮して、地域住民やアーティスト、美術関係者など多様なゲストを招いたトーク番組を制作し、定期的に番組を発信。作家滞在日は、地上に顔を出してきます(天候によって、中止の場合もあり)。

また、芸術祭会期中は定期的に「エフエムとおかまち」で生放送を行うほか、Youtubeライブ配信もあるので要チェック!

展示住所:越後妻有里山現代美術館 MonET周辺 
展示期間:祝日を除く火・水曜以外、生配信日は7月13日(土)・14日(日)、8月19日(月)etc
料金:会期中は作品鑑賞パスポート

公式サイト

かまぼこフェイス

 開発好明「かまぼこフェイス」(Photo by T.Kuratani)
開発好明「かまぼこフェイス」(Photo by T.Kuratani)

新潟などの豪雪地帯で見られる、積雪に強い形に作られた「かまぼこ型倉庫」を活用した楽しい作品です。

もともとこの地域にあったかまぼこ型倉庫の前面に、楽しい顔や、怒った顔、泣き顔などさまざまな表情を描いています。エリア内に複数の作品が点在しているので、親子で探してみましょう。

その可愛さに思わず写真に収めたくなりますよ。

展示住所:十日町市中条戌859-1周辺(国道59号線沿い)
展示期間:祝日を除く火・水曜以外(定休日も屋外作品は鑑賞可)
料金:会期中は作品鑑賞パスポート

公式サイト

鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館

田島征三「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」(Photo by Ishizuka Gentaro)
田島征三「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」(Photo by Ishizuka Gentaro)

「とべバッタ」(偕成社)や、「ガオ」(福音館書店)など数多くの絵本を手掛ける、絵本作家・田島征三氏の作品をモチーフにした体験型の空間絵本美術館。

会場は、新潟県十日町市にある旧「真田小学校」の校舎です。廃校になり空っぽになった小学校を舞台に、最後の在校生と学校にすみつくオバケたちとの物語が展開されています。

校舎内に展示されているのは、伊豆半島や日本海の海辺で集めた流木などの自然物に、絵の具を塗ったカラフルなオブジェ。入り口には水で動くやぎの形をした巨大な鹿威しがあり、校舎内のオブジェが動く原動力となっています。

展示住所:新潟県十日町市真田甲2310-1
展示期間:火・水曜以外(火・水曜が続した祝日の場合は翌営業日を振休)
※冬季休館:11月下旬~4月下旬
料金:作品鑑賞パスポートまたは、大人800円、小・中学生400円

公式サイト

ソイル・ライブラリー/新潟

栗田宏一「ソイル・ライブラリー/新潟」(Photo by Nakamura Osamu)
栗田宏一「ソイル・ライブラリー/新潟」(Photo by Nakamura Osamu)

日本列島の土の色合いの多様性に着目し、列島全域での土採集をする栗田宏一氏の作品。

新潟県内の田や畑、崖などの土を乾燥させ、ふるいにかけ、植物の根っこや炭化物、石や砂利をていねいに取り除いた土をなんと576種類も展示しています。

間近で観察して、それぞれの土の色や違いを観察してみましょう。

展示住所:越後妻有里山現代美術館 MonET(新潟県十日町市本町6-1-71-2)内
展示期間:火・水曜以外(火・水曜が続した祝日の場合は翌営業日を振休)
料金:作品鑑賞パスポートまたは、7月13日(土)~11月10日(日)はMonET入館料大人1,500円、小・中学生800円。11月11日(月)からはMonET入館料 常設展大人1,000円、小・中学生500円、企画展(常設展示含む)大人1,200円、小・中学生600円

公式サイト

大地の記憶【2024新展開】

内田晴之「大地の記憶」  (Photo by Nakamura Osamu)
内田晴之「大地の記憶」 (Photo by Nakamura Osamu)

地域の自然や文化をテーマにした作品のひとつ。

作品作りは2009年からはじまり、円形の車田をつくり、まわりには稲穂を干すためにクヌギを植えました。水を張り米の栽培とともに生き物や植物が過ごすビオトープも展開。

虫かご&虫取り網を持参して、生き物観察も楽しめますよ。

展示住所:新潟県十日町市中条丁601(旧中条小学校枯木又分校)
展示期間:祝日を除く火・水曜以外(定休日も屋外作品は鑑賞可)、冬季休業あり
料金:会期中は作品鑑賞パスポート

公式サイト

16本のロープ

イリヤ&エミリア・カバコフ「16本のロープ」(Photo by Kioku Keizo)
イリヤ&エミリア・カバコフ「16本のロープ」(Photo by Kioku Keizo)

1984年以降、旧ソ連生まれのアーティスト・イリヤ&エミリア・カバコフ氏が長年取り組んでいる作品のひとつ。

頭上に張り巡らされた16本のロープには紙切れや木片など約100個の「ゴミ」がぶら下がり、それぞれのゴミには自然、子供、健康、愛などさまざまな会話が書かれています。

あらゆる人々の感情をを記憶したいという作家の思いが込められた作品です。

展示住所:越後妻有里山現代美術館 MonET(新潟県十日町市本町6-1-71-2

展示期間:火・水曜以外(火・水曜が続した祝日の場合は翌営業日を振休)
料金:作品鑑賞パスポートまたは、7月13日(土)~11月10日(日)はMonET入館料大人1,500円、小・中学生800円。11月11日(月)~はMonET入館料 常設展大人1,000円、小・中学生500円、企画展(常設展示含む)大人1,200円、小・中学生600円

公式サイト

Kiss & Goodbye (越後水沢駅)/Kiss & Goodbye (土市駅)

ジミー・リャオ「Kiss & Goodbye(越後水沢駅)」(Photo by Ishizuka Gentaro)
ジミー・リャオ「Kiss & Goodbye(越後水沢駅)」(Photo by Ishizuka Gentaro)

両親を亡くした少年と飼い犬が列車に乗って、田舎のおじいさんを訪ねる物語が描かれた、ジミー・リャオ氏(台湾)の新作絵本「幸せのきっぷ Kiss & Goodbye」をテーマにした作品。

作品展示がされているJR飯山線「土市駅」と「越後水沢駅」は、絵本の舞台になっている場所です。

ジミー・リャオ「Kiss & Goodbye(土市駅)」(Photo by Yanagi Ayumi)
ジミー・リャオ「Kiss & Goodbye(土市駅)」(Photo by Yanagi Ayumi)

ふたつの作品は、豪雪帯である越後妻有地域で見られる通称「かまぼこ型倉庫」に着想を得てデザインされ、エリアの地域性が色濃く反映されています。

倉庫内では、インスタレーションや絵、動画や音楽など、絵本のメッセージを伝える展示が行われています。

展示住所:JR飯山線「越後水沢駅」(十日町市馬場甲)/JR飯山線「土市駅」(十日町市新宮甲)
展示期間:祝日を除く火・水曜以外、冬季休業あり
料金:大人400円、小・中学生200円
※会期中は作品鑑賞パスポート

公式サイト:Kiss & Goodbye (越後水沢駅)

公式サイト:Kiss & Goodbye (土市駅)


【川西エリア】親子向け作品・展示4選

信濃川の西側に位置する川西エリアは、川沿いの平野部分に田園風景が広がります。越後三山(八海山・越後駒ケ岳・中ノ岳)を望むことができる点も魅力です。

新作の観客参加型の作品「Nakago Wonderland–どうぶつ達の息吹と再生」のほか、廃材で作った模型作品を鑑賞できるエリアです。

詳しいエリア情報(公式サイト)

【ナカゴ企画展】Nakago Wonderland–どうぶつ達の息吹と再生【2024年新作】

中里繪魯洲「くるくるさんば」
中里繪魯洲「くるくるさんば」

2024年新作の「Nakago Wonderland–どうぶつ達の息吹と再生」は、自然豊かなナカゴグリーンパークの広大な芝生を舞台にした企画展。ユニークでユーモアあふれる「動物」をモチーフとした作品群を中心に、ワークショップやパフォーマンスなど観客参加型の作品が楽しめます。

写真の「くるくるさんば」は、おおたか静流の楽曲「回転木馬」に着想を得て制作した「体験型」のメリーゴーラウンドです。

展示住所:新潟県十日町市上野甲2930-3
展示期間:祝日を除く火・水曜以外、冬季休業あり
※公開期間7月13日(土)〜10月6日(日)
料金:大人400円、小・中学生200円
※会期中は作品鑑賞パスポート

公式サイト

小脇の学校【2024新作】

丹治嘉彦+橋本学「小脇の学校」
丹治嘉彦+橋本学「小脇の学校」

「私たちの妻有」をテーマに、約400人の地元の子どもたちが学校などで出た廃材で作った「自分の住みたいまち」の模型を集めて、一つの作品に仕上げます。

作品は、小脇集落の分校跡地に展示されており、子供たちの自由な視点でデザインした作品が見どころです。

展示住所:新潟県十日町市小脇丁682-4
展示期間:祝日を除く火・水曜以外(定休日も屋外作品は鑑賞可)
料金:会期中は作品鑑賞パスポート

公式サイト

境界の神話

内田繋「境界の神話」(Photo by Nakamura Osamu)
内田繋「境界の神話」(Photo by Nakamura Osamu)

柵で囲まれた一角に、生き物の形をした遊具が置かれています。子どもたちの新しい遊び場として作られました。

椅子なのか動物なのか不思議なオブジェに触ったり、座ったりできるのでぜひ体験してみましょう。

展示住所:新潟県十日町市上野甲842
展示期間:祝日を除く火・水曜以外(定休日も屋外作品は鑑賞可)、冬季休業あり
料金:会期中は作品鑑賞パスポート

公式サイト

20 minute walk

春日部幹「20 minute walk」(Photo by Anzai Shigeo)
春日部幹「20 minute walk」(Photo by Anzai Shigeo)

作品が展示されている「仙田地区」を1/10のスケールでで写し取って敷地に埋め込み再現した作品。平地が少ない仙田地区特有の棚田や水田を再現した小さな地形のなかを、歩き回ったりよじ登ったりすることで、地域への理解を深められます。

作者の春日部幹氏によると、20分ほど散策して、近くを流れる渋海川の対岸から同作品を眺めてみるのもおすすめとのこと。間近で見たときとは違う感じ方ができます。

展示住所:十日町市中仙田
展示期間:祝日を除く火・水曜以外(定休日も屋外作品は鑑賞可)、冬季休業あり
料金:会期中は作品鑑賞パスポート

公式サイト

【中里エリア】親子向け作品・展示4選

中里エリアは、「清津峡渓谷トンネル」や「田代の七ツ釜」など豊かな自然景観を有する地域です。信濃川や清津川などの川に恵まれており、流れる水によってつくられた地形「河岸段丘」の美しい風景が魅力です。

越後妻有を代表する名所のひとつ、清津峡渓谷トンネルを作品にした「Tunnel of Light」が鑑賞できるエリアです。

詳しいエリア情報(公式サイト)

Tunnel of Light

マ・ヤンソン/MADアーキテクツ「Tunnel of Light」(Photo by Nakamura Osamu)
マ・ヤンソン/MADアーキテクツ「Tunnel of Light」(Photo by Nakamura Osamu)

越後妻有を代表する名所のひとつである「清津峡渓谷トンネル」。2018年開催の「大地の芸術祭」で大規模アート作品「Tunnel of Light」として改修され、大きな話題になりました。

全長約750mのトンネルを、外界から遮断された潜水艦に見立てています。エントランスから終点のパノラマステーションまで、自然を構成する「5大要素」(木・土・金属・火・水)を利用しながら、建築的な空間とアーティスティックな雰囲気を演出しています。

展示住所:新潟県十日町市小出癸2119‐2
展示期間:通年公開
※事前予約期間:7月13日(土)〜11月10日(日)の土日祝日、8月2日(金)・13日(火)〜16日(金)、10月21日(月)〜11月8日(金)の平日
料金:会期中は作品鑑賞パスポート提示で入坑料高校生以上500円、小中学生350円
通常:大人1,000円、小中学生400円

公式サイト

驟雨がくる前に「秋山記行」の自然科学的視点からの推考の試み-2【2024年新作】

磯辺行久「驟雨がくる前に「秋山記行」の自然科学的視点からの推考の試み-2」
磯辺行久「驟雨がくる前に「秋山記行」の自然科学的視点からの推考の試み-2」

2024年新作の「驟雨がくる前に『秋山記行』の自然科学的視点からの推考の試み-2」は、江戸後期の商人・随筆家である「鈴木牧之」が、旧暦1828年9月に中津川沿いの秋山郷を歩んだ記録に焦点をあてた作品です。渓谷や点在する13の集落における衣食住や風俗習慣の記録のうち、最初の集落「清水川原」に注目。鈴木牧之の文章などを引用し、パネルや映像などで展示しています。

展示場所となる、旧清津峡小学校の体育館の床一面に敷いた中津川の空中写真と壁面の圖(ず)は圧巻ですよ!

展示住所:新潟県十日町市角間未1528-2 旧清津峡小学校
展示期間:祝日を除く火・水曜以外
料金:大人800円、小・中学生400円
※会期中は作品鑑賞パスポート

公式サイト

手とは美しいもの【2024年新作】

ダダン・クリスタント「手とは美しいもの」
ダダン・クリスタント「手とは美しいもの」

2024年新作の「手とは美しいもの」は、清田山キャンプ場に来場する人々や学校の子供たちと、紙や段ボール、アルミ缶などリサイクル可能な材料を使い、小さな風車のおもちゃを制作。

それらを集結させ、家を模した枠組みに大作を展開。訪れた人みんなで作り上げる作品です。

展示住所:新潟県十日町市清田山己1742清田山キャンプ場
展示期間:祝日を除く火・水曜以外
※定休日も屋外作品は鑑賞可能
料金:会期中は作品鑑賞パスポート

公式サイト

スネーク・パス

 アン・グラハム「スネーク・パス」(Photo by Nakamura Osamu)
アン・グラハム「スネーク・パス」(Photo by Nakamura Osamu)

旧中里村の七ッ釜キャンプ場を縦断する全長約140mの蛇行した遊歩道。この作品は、ワークショップによって完成され、地元小学校をはじめ、全国各地から約400人、およそ70組のグループ・家族単位が参加されました。

作家が教鞭をとるオーストラリアのニューキャッスル大学からも学生16人と職員2人が参加。各組がモザイク絵をデザインし、タイル貼りを行いひとつの作品を完成させました。

きめ細やかなデザインと立体的なフォルムに、思わずさわりたくなりますよ。

展示住所:新潟県十日町市田代
展示期間:祝日を除く火・水曜以外
料金:会期中は作品鑑賞パスポート

公式サイト


【松代エリア】親子向け作品・展示6選

周囲を山々に囲まれた松代エリアは、棚田の景観が広がる日本の原風景が残る地域です。

大地の芸術祭の拠点施設となる建築作品「まつだい『農舞台』」や、自然を利用した作品が各地に展示されています。また、食施設も充実しており、散策しながらの鑑賞もおすすめです。

詳しいエリア情報(公式サイト)

黄金の遊戯場

豊福亮「黄金の遊戯場」(Photo by Nakamura Osamu)
豊福亮「黄金の遊戯場」(Photo by Nakamura Osamu)

古民家をまるごとアート作品にした大胆な作品。日用品や工業品などすべてのパーツを金色に塗装しておりインパクト抜群! 

2023年には、なんと屋内に釣り堀やベーゴマ競技場、ガチャガチャが出現し、大人も子供も一緒に楽しめる作品となっています。

展示住所:新潟県十日町市松代2061
展示期間:祝日を除く火・水曜以外、冬季休業あり
料金:作品鑑賞パスポートまたは、大人400円、小・中学生200円

公式サイト

除雪式奴奈川姫【2024年新作】

 関口光太郎「除雪式奴奈川姫」
関口光太郎「除雪式奴奈川姫」

2024年新作の「除雪式奴奈川姫」は、新聞紙とガムテープを用いて物語性のある作品を作ってきた関口光太郎によって作られました。いやな求婚者から逃れるために奴奈川の地を訪れたという伝説の姫に、“逃げていたのがもし冬ならば、除雪しながらだっただろう”という空想のもと除雪車を合体させた作品です。

来場者は、まるで雪のように会場内に敷き詰められた新聞紙を使って、自由に工作を楽しむことができますよ。ぜひ親子で挑戦してみてくださいね。

展示住所:新潟県十日町市室野576(旧奴奈川小学校)
展示期間:2024年9月7日(土)、祝日を除く火・水曜以外、冬季休業あり
料金:作品鑑賞パスポートまたは、奴奈川キャンパス入館料大人600円、小・中学生300円

公式サイト

木湯【2024新作】

鞍掛純一+日本大学藝術学部彫刻コース有志「木湯」
鞍掛純一+日本大学藝術学部彫刻コース有志「木湯」

彫刻家が作る木に囲まれた体験型の作品。妻有各地の温泉をイメージした銭湯のような室内には、木球が敷き詰められた「木湯(もくゆ)」があり、中に入って触感や香りなどさまざまな感覚を通して木を体感できます。

ほかにも、さわって遊べるおもちゃもあり子供が楽しめる作品ですよ。

展示住所:新潟県十日町市室野576(旧奴奈川小学校)
展示期間:2024年9月7日(土)、祝日を除く火・水曜以外、冬季休業あり
料金:作品鑑賞パスポートまたは、奴奈川キャンパス入館料大人600円、小・中学生300円
※期間によっては作品鑑賞パスポートや共通チケットを利用

公式サイト

花咲ける妻有

草間彌生「花咲ける妻有」(Photo by Nakamura Osamu)
草間彌生「花咲ける妻有」(Photo by Nakamura Osamu)

世界的な芸術家・草間彌生氏の作品で、常設展示されている巨大な花の野外彫刻。世界中で野外彫刻を多く手掛けてきた本人自ら「お気に入りNo.1」と自賛しています。

越後妻有地域の空気を讃美し、天からそそがれる美しい陽光や、豊かな自然を讃えた作品です。

展示住所:まつだい「農舞台」フィールドミュージアム(新潟県十日町市松代3743-1)周辺
展示期間:祝日を除く火・水曜以外(定休日も屋外作品は鑑賞可)、冬季休業あり
料金:会期中は作品鑑賞パスポートまたは、まつだい「農舞台」フィールドミュージアム券大人1,200円、小・中学生600円

公式サイト

「関係 - 黒板の教室」(教育空間)

河口龍夫「関係‐黒板の教室」(Photo by Nakamura Osamu)
河口龍夫「関係‐黒板の教室」(Photo by Nakamura Osamu)

「まつだい雪国農耕文化村センター」に設置されたアートワーク。空間そのものが黒板というユニークな作品で、誰でも自由にチョークで落書きができます。

また、教室内にある15台の机には45個の引き出しがあり、その全てに電話、虫、定規といったアート作品が仕掛けられています。人気のスポットで親子連れなどでにぎわっています。

展示住所:新潟県十日町市松代3743-1 まつだい「農舞台」内
展示期間:火・水曜以外(火・水曜が続した祝日の場合は翌営業日を振休)
料金:作品鑑賞パスポートまたは、まつだい「農舞台」フィールドミュージアム券大人1,200円、小・中学生600円

公式サイト

スペース・スリター・オーケストラ

チャールズ・ビラード「スペース・スリター・オーケストラ」(Photo by Miyamoto Takenori+Seno Hiromi)
チャールズ・ビラード「スペース・スリター・オーケストラ」(Photo by Miyamoto Takenori+Seno Hiromi)

森の中に、互いの音を聴き合うように向かいあって設置された3台の楽器「スリター」が、周囲の自然と共鳴しながら、つかの間の森のオーケストラ音楽を生み出します。

「スリター」とは、スライドギターとシタールを語源とする言葉。音程の変化が調整でき、インドの民族楽器のような神秘的な音色を出し、この楽器の特性を表しています。

展示住所:まつだい「農舞台」フィールドミュージアム(新潟県十日町市松代3743-1)周辺
展示期間:祝日を除く火・水曜以外(定休日も屋外作品は鑑賞可)、冬季休業あり
料金:会期中は作品鑑賞パスポートまたは、まつだい「農舞台」フィールドミュージアム券大人1,200円、小・中学生600円

公式サイト

【松之山エリア】親子向け作品・展示4選

松之山エリアは、長野県の県境に位置する標高200mから600mの広陵地帯。日本三大薬湯に数えられる松之山温泉があります。

自然科学をテーマとした教育研修施設があり、人間と同じ大きさまで拡大された昆虫の写真の展示作品やさわって楽しめる巨大モニターなど、子供心をくすぐる作品が点在しています。

詳しいエリア情報(公式サイト)

ZooMuSee

橋本典久+scope「ZooMuSee」( Photo Nakamura Osamu )
橋本典久+scope「ZooMuSee」( Photo Nakamura Osamu )

「ZooMuSee」は、昆虫の画像データをタッチパネル式巨大モニターで、極限まで拡大して見ることができる高精細画像のデータベース。約280点のデータを公開しています。

2022年の夏の企画展「煌めきのチョウ展」の開催に合わせて「志賀夘助 チョウコレクション」の3,749点を新たに追加。昆虫をテーマにした自由研究に取り組みたい子供におすすめです。

展示住所:新潟県十日町市松之山松口1712-2
※冬季は片道が通行止めになるため、もう一方の道をご利用ください
展示期間:火曜以外(祝日の場合は翌平日休館)
料金:キョロロ入館料大人600円、中学生以下無料
※作品鑑賞パスポート特典で高校生以上300円割引き

公式サイト

キョロロのTin-Kin-Pin —音の泉

庄野泰子「キョロロのTin-Kin- Pin-音の泉」(Photo by Nakamura Osamu
庄野泰子「キョロロのTin-Kin- Pin-音の泉」(Photo by Nakamura Osamu

自然科学をテーマとした教育研修施設「森の学校」キョロロ内に設置されている作品。

高さ34メートルの塔への階段の下に設置されており、貯水井戸に滴下する湧水が音色を奏でます。季節や天気によって変化する湧水の量により変化する音色を楽しめる作品です。

展示住所:「森の学校」キョロロ(新潟県十日町市松之山松口1712-2)内
展示期間:火曜以外(祝日の場合は翌平日休館)
料金:キョロロ入館料大人600円、中学生以下無料
※作品鑑賞パスポート特典で高校生以上300円割引き

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ネイチャーウォーク

ジェニー・ホルツァー「ネイチャーウォーク」(Photo by Anzai Shigeo)
ジェニー・ホルツァー「ネイチャーウォーク」(Photo by Anzai Shigeo)

「森の学校」キョロロの裏の山に続く道に、メッセージが掘り込まれた石が点々と設置されています。

その数は102個! 約1,800mにわたる自然散策路の道しるべの役目もになっています。石を探しながら森を散策してみてくださいね。

展示住所:「森の学校」キョロロ(新潟県十日町市松之山松口1712-2)周辺
展示期間:火曜以外(祝日の場合は翌平日休館)
料金:会期中は作品鑑賞パスポート

公式サイト

超高解像度人間大昆虫写真 [life-size]

橋本典久「超高解像度人間大昆虫写真」(Photo by T.Kobayashi)
橋本典久「超高解像度人間大昆虫写真」(Photo by T.Kobayashi)

人間と同じ大きさまで拡大された昆虫の写真作品「超高解像度人間大昆虫写真 [life-size]」。

トンボの翅の細部や、チョウの鱗粉(りんぷん)など肉眼では見えない部分がリアルに浮かび上がり、造形の美しさや多様性に触れることができます。

作品制作のため、作家の橋本典久 + scope氏は1年にわたって同地域で昆虫採集を実施。「自然界に生きる生物と対等な立場で向かい合うことが、私たちをとりまく自然への新たな視点を生み出す」という思いが込められた作品です。

展示住所:新潟県十日町市松之山松口1712-2
展示期間:火曜以外(祝日の場合は翌平日休館)
料金:キョロロ入館料大人600円、中学生以下無料
※作品鑑賞パスポート特典で高校生以上300円割引き

公式サイト


【津南エリア】親子向け作品・展示4選

新潟県の南端に位置し、長野県との県境にある津南エリア。

かき氷の販売などの限定イベントが楽しめるほか、木造体育館を利用した巨大スゴロクが体験できる作品など子供が楽しめる作品がいっぱい! 

詳しいエリア情報(公式サイト)

大割野おみくじ堂【2024年新作】

佐藤悠「大割野おみくじ堂」
佐藤悠「大割野おみくじ堂」

今回の新作となる「大割野おみくじ堂」は、昨年まで婦人服屋と酒屋として営んでいた場所にあります。越後妻有の地図をモチーフにした屋台や休憩室をしつらえ、地元の人々や来場者から集めた芸術祭や地域のおすすめ情報が「おみくじ」となって集まっています。

子供にはうれしいかき氷の販売などの限定イベントも随時開催しており、ぜひ立ち寄って楽しみたい作品です。

展示住所:中魚沼郡津南町下船渡丁戊569(旧大口百貨店内)
展示期間:祝日を除く火・水曜以外、冬季休業あり
料金:作品鑑賞パスポートまたは、大人400円、小・中学生200円

公式サイト

本間純「森」(Photo by Anzai Shigeo)
本間純「森」(Photo by Anzai Shigeo)

かまぼこ型ガレージの中には、地域で集めた鉛筆が集められ、まるで森のような作品。

制作当初約7,000本だった鉛筆の数は、2023年に再制作が行われ、約1万2千本に増えました。奥の窓からは池と木々が見え、人工の森と本物の森とが重なり合う光景が楽しめます。

展示住所:マウンテンパーク津南内(新潟県中魚沼郡津南町上郷上田甲1745-1)
展示期間:祝日を除く火・水曜以外(定休日も屋外作品は鑑賞可)、冬季休業あり
料金:会期中は作品鑑賞パスポート

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妻有双六

原倫太郎+原游「妻有双六」(Photo by Kioku Keizo)
原倫太郎+原游「妻有双六」(Photo by Kioku Keizo)

小学校を改築した宿泊施設「かたくりの宿」内にあるすごろく場。展示会場は、木造の体育館をそのまま利用しています。

バスケットゴールやピアノ、オルガン、オセロなどの遊具や楽器などをすごろくに組み込んでおり、大人も子どもも思い切り楽しめる体験型の作品です。

地域の集落間を繋ぐ“くねくね道”などをモチーフに作られた巨大すごろくで遊んでみましょう。

展示住所:かたくりの宿内(新潟県中魚沼郡津南町 郡津南町大字大字結東450-1)
展示期間:祝日を除く火・水曜以外、冬季休業あり※公開時間11:00〜16:00(最終入館15:30まで)
料金:作品鑑賞パスポートまたは、大人400円、小・中学生200円

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上郷バンドー四季の歌

ニコラ・ダロ「上郷バンドー四季の歌」( Photo by Kioku Keizo)
ニコラ・ダロ「上郷バンドー四季の歌」( Photo by Kioku Keizo)

閉校した中学校の教室を舞台に、動物の姿をした自動人形の「上郷バンド」が楽曲を演奏する劇場型作品。

演奏される楽曲は、地域の人々へのヒアリングをもとに制作したオリジナル作品です。さらに、ステージ上には、古民家をモチーフに作られた情緒溢れるセットが組まれています。

天井からは地域の象徴である雪をイメージした布がぶら下がり、上下に動く演出も。作品を通して地域の暮らしを感じられます。

展示住所:越後妻有「上郷クローブ座」(中魚沼郡津南町 上郷宮野原7-3 旧上郷中校)
展示期間:祝日を除く火・水曜以外、冬季休業あり
料金:作品鑑賞パスポートまたは、越後妻有「上郷クローブ座」/ 香港ハウス入館料大人600円、小・中学生300円

公式サイト

レストランやカフェ・休憩所でひと休み

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」開催期間中は、美術館内のカフェやレストラン、アート作品のなかで旬の地元の食材を使った食事を味わえます。また、作品鑑賞の合間にひと休みできる休憩所も点在しています。

10th DAY MARKET【十日町】

ひびのこづえ 「10th DAY MARKET」(Photo by Nakamura Osamu)
ひびのこづえ 「10th DAY MARKET」(Photo by Nakamura Osamu)

「かまぼこ型倉庫」を利用した、ショップ&遊び場。内部には、樹木をイメージした赤いネットを張り、ここにぶら下がる葉っぱを制作・取り付けるワークショップとパフォーマンスイベントを会期中に開催します。

ショップでは、この作品の作家であるひびのこづえ氏のブランド「KODUE HIBINO」のハンカチなども買うことができます。

所在地:十日町市泉町30-1(十日町駅東口広場)
営業日:2024年7月13日(土)〜11月10日(日)の祝日を除く火・水曜以外
営業時間:10:00〜17:00(10・11月は16:00まで)
予約:不可
料金:作品鑑賞パスポートまたは、大人400円、小・中学生200円(T384含む)
設備:トイレ:なし/駐車場:なし/オムツ交換代:なし/授乳室:なし

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うぶすなの家【十日町】

うぶすなの家(Pohto by Yanagi Ayumi)
うぶすなの家(Pohto by Yanagi Ayumi)

築100年を迎える茅葺き民家を再生した「うぶすなの家」。

入口を入ると日本を代表する陶芸家が手掛けたアートなかまどがお出迎え。その奥には越後妻有の土を使った“妻有焼”の陶板を張り巡らせた囲炉裏があります。

2階には、3つの茶室から成るやきものの展示空間が広がっています。

「うぶすな定食 」 各2,000円(Pohto by Nakamura Osamu)
「うぶすな定食 」 各2,000円(Pohto by Nakamura Osamu)

1階には、地元の食材を使った料理を陶芸家の器で提供するレストランもあり、地元のお母さんたちが育てた野菜で作った日替わりの小鉢と、シェフの監修によるメイン料理がセットになったランチ定食が味わえます。

所在地:新潟県十日町市東下組3110
営業日:2024年7月13日(土)〜11月10日(日)の火・水曜以外
営業時間:作品開館:11:00〜16:00
ランチ営業:11:00〜15:00(L.O.14:00)
予約:
料金:作品鑑賞パスポートまたは、大人400円、小・中学生200円
※食事の利用には入館料が必要。現金払いのみ
設備:トイレ:あり/駐車場:あり/オムツ交換代:なし/授乳室:なし

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Hachi Café【十日町】

机と椅子は学校で使われていたものをリメイクしたもの
机と椅子は学校で使われていたものをリメイクしたもの

「絵本と木の実の美術館」の一室にある「Hachi Café」は、美術館を囲む大自然の景色を楽しみながら、集落のお母さんが愛情込めて育てたかぼちゃを使用したアイスやオリジナルブレンドのコーヒーが味わえるカフェです。

白を基調とした空間に、造形作家・田島燃氏が手がけた木のぬくもりを感じるテーブルと椅子が置かれ、心地よいひとときを過ごすことができます。

「やさいどっさりカレー」1,400円※ドリンク付き
「やさいどっさりカレー」1,400円※ドリンク付き

おすすめは、絵本『学校はカラッポにならない』に登場するカレーの味を再現した「やさいどっさりカレー」! 子供や辛いものが苦手な「トペラトトカレー 」(1,100円)もありますよ。

所在地:新潟県十日町市真田甲2310-1 絵本と木の実の美術館内
営業日:2024年4月27日(土)~11月25日(月)の祝日を除く火・水曜以外
営業時間:10:00〜17:00 (10月以降は〜16:00)※L.O.閉館の30分前
予約:不可
料金:作品鑑賞パスポートまたは、大人400円、小・中学生200円
※Hachi Café利用には入館料が必要
設備:トイレ:あり/駐車場:あり/オムツ交換代:なし/授乳室:なし

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越後まつだい里山食堂【十日町】

越後まつだい里山食堂(Photo by Yanagi Auymi)
越後まつだい里山食堂(Photo by Yanagi Auymi)

芸術祭の拠点となる建築作品まつだい「農舞台」の中にある食堂。地元の旬の食材をふんだんに使った料理を、ビュッフェスタイルで楽しめます。

ガラス張りの店内から望む棚田と里山の景色がとても美しく、開放感も抜群です。

里山ビュッフェ※写真はイメージです/越後まつだい里山食堂(Photo by Yanagi Ayumi)
里山ビュッフェ※写真はイメージです/越後まつだい里山食堂(Photo by Yanagi Ayumi)

ランチは、棚田米、妻有ポークなどといった地元食材や新鮮な野菜をたっぷりと使った料理を思う存分味わえます。雪下人参やさるなしなどを使ったドリンクもおすすめです。

所在地:十日町市松代3743-1 まつだい「農舞台」内
営業日:2024年7月13日(土)〜11月10日(日)の祝日を除く火・水曜以外(火・水曜が続した祝日の場合は翌営業日を振休)
営業時間:10:00〜17:00(L.O.16:30)/ランチは11:00〜15:00 (L.O.14:00)
予約:
料金:食事のみ利用の場合は入館料なし
設備:トイレ:あり/駐車場:あり/オムツ交換代:あり/授乳室:あり

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ベリー・スプーン【川西】ベリー・ハウス(カフェ)

ベリー・スプーン ベリー・ハウス(カフェ)(Photo by Nakamura Osamu )
ベリー・スプーン ベリー・ハウス(カフェ)(Photo by Nakamura Osamu )

夢のアート果樹園「ベリー・スプーン」は、ベリーを育てることで人々が関わりあえる果樹園をつくるアートプロジェクトです。こちらでは、摘みたてのベリーを使ったワークショップなどが体験できます。

さらに館内の喫茶では、新鮮なベリーソースを使ったアイスやフローズン、ヨーグルト、ケーキが味わえます。

所在地:ナカゴグリーンパーク(新潟県十日町市上野甲2896)
営業日:2024年7月13日(土)〜8月12日(月)の火・水・木曜以外
営業時間:10:00〜16:00
予約:不可
設備:トイレ:あり/駐車場:あり/オムツ交換代:なし/授乳室:なし

上郷クローブ座レストラン【津南】

EAT&ART TARO「上郷クローブ座レストラン」(Photo by Yanagi Ayumi)
EAT&ART TARO「上郷クローブ座レストラン」(Photo by Yanagi Ayumi)

廃校になった「上郷中学校」をリノベーションした舞台芸術の拠点「越後妻有 上郷クローブ座」1階にあるレストラン。地元の女衆(おんなしょ)が演劇仕立てのおもてなしで、料理を提供するパフォーマンスが話題です。

毎年テーマを変えながら期間限定でオープンしており、2024年は、雪国の暮らしを描いた江戸時代のベストセラー「北越雪譜」をモチーフにした芝居で楽しませてくれます。

上郷クローブ座レストラン (Photo by Yanagi Ayumi)
上郷クローブ座レストラン (Photo by Yanagi Ayumi)

ランチメニューは地元の食材を使った定食スタイル。演劇を鑑賞しながら特別メニューを五感で味わいます。

所在地:中魚沼郡津南町上郷宮野原7-3 旧上郷中学校 越後妻有「上郷クローブ座」
営業日:2024年7月13日(土)〜11月10日(日)の金・土・日・祝
営業時間:12:00~公演開始
予約:
※要予約
設備:トイレ:あり/駐車場:あり/オムツ交換代:なし/授乳室:なし

公式サイト

【作品鑑賞パスポート】未就学児は鑑賞無料!

各アート作品を鑑賞するには2通りの方法があります。

  1. 「作品鑑賞パスポート」を購入
  2. 入館料などを都度支払う「個別鑑賞券」を利用

「作品鑑賞パスポート」は、300点以上ある各作品を1回鑑賞できるパスポートで会期中有効でお得です。

通常料金は、一般4,500円/小・中・高生2,000円/未就学児は無料です。

作品鑑賞パスポート購入&引換方法

昨年の様子(photo Nakamura Osamu)
昨年の様子(photo Nakamura Osamu)

チケットは現地購入も可能ですが、オンライン購入が便利です。

現地販売の会場は以下となります。

現地販売

  • 十日町市総合観光案内所(十日町駅西口内)
  • 松代・松之山温泉観光案内所(まつだい駅内)
  • 津南町観光協会
  • 越後妻有里山現代美術館 MonET 案内所
  • まつだい「農舞台」案内所
  • 清津峡渓谷トンネル案内所
  • 越後松之山「森の学校」キョロロ 案内所

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」は、自然を利用した野外彫刻作品や、廃校などをまるごと活用した大規模作品など、エリア全体がアートの舞台です。今年は、たくさんの新作が追加され見どころもたっぷり!

豪雪地帯でもある越後妻有の里山の暮らしの中で根付いた文化や歴史を感じながら、親子でアート巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

記事を書いた人

飯田佐智(Clay)

小学生の娘と金魚2匹と暮らすママライター。旅行、おでかけ、グルメを中心に執筆。趣味はインスタで美味しそうなレシピ(おつまみ♪)を見つけて作ること。海外ドラマが大好きで今まで観た作品は数知れず。

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