2024国分寺市の人気観光地&穴場5選<br/>見どころ多数!日帰りや1泊で満喫
更新日2024年09月12日/公開日2024年07月29日

2024国分寺市の人気観光地&穴場5選
見どころ多数!日帰りや1泊で満喫

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歴史・文化を感じる

本記事では東京都国分寺市のおすすめ観光名所&穴場をご紹介します!

国分寺市は聖武天皇の命により建立された「国分寺」(武蔵国分寺)があったことが、名前の由来とされるまち。

水と緑に囲まれた自然豊かな市内には広い公園や史跡、名水など見どころがいっぱい! 夏休みやGWなどの家族旅行や、週末の日帰り親子旅にぴったりです。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

関東近郊の人気&穴場観光スポットはこちら!

【南町】殿ヶ谷戸庭園

武蔵野の自然の地形を利用した、風光明媚なスポット

国分寺市南町に位置する「殿ヶ谷戸庭園」は、国分寺崖線と豊富な湧水を利用して造られた「回遊式林泉庭園」です。

作庭当時の風致景観をよく残しており、芸術上の価値も高いとして、2011年(平成23年)9月、国の名勝に指定されています。

ここは元々1913年(大正2年)から1915年(大正4年)にかけて、のちの南満州鉄道・副総裁である江口定條の別荘として整備されたもので、1929年(昭和4年)には三菱財閥の岩崎家の別邸となりました。

その後、昭和40年代の開発計画に対し本庭園を守る住民運動が発端となり、1973年(昭和49年)に都が買収。整備したのち有料庭園として開園しました。

庭園の名称は、昔この地が国分寺村殿ヶ谷戸という地名であったことに由来しています。

藤の花や「次郎弁天の池」の紅葉など四季の変化を感じられる庭園

秋の「次郎弁天地」
秋の「次郎弁天地」

段丘上には芝生地が広がる洋風庭園、崖線の傾斜面はアカマツ、モミジ、竹林、クマザサで覆われています。

崖線下には湧水の「次郎弁天地」を中心とした和風庭園と、高低差を巧みに利用した景観が楽しめます。

例年5月上旬には藤棚が見頃を迎え、秋には次郎弁天池周辺で約190本のモミジが紅葉。見どころが多い庭園です。

■スポット概要
所在地:東京都国分寺市南町2
開園時間:9:00~16:00(最終入園16:30)
休園日:年末・年始(12月29日~1月1日)
料金:一般150円、小学生以下および都内在住・在学の中学生は無料
アクセス:電車:JR中央線、西武鉄道各線「国分寺駅」から徒歩で約2分
駐車場:なし

公式サイト

【西元町】武蔵国分寺跡

かつての武蔵国分寺をしのぶ

741年(天平13年)に聖武天皇が諸国に建立を命じた国分寺。その中でも最大級の規模を誇っていた武蔵国分寺は現在、史跡として整備され、その歴史的重要性から1922年(大正11年)には国の指定史跡にもなっています。

敷地内には金堂跡、講堂跡、七重塔跡などがあり、現在では礎石のみが残っています。

なかでも本尊仏を安置する金堂の跡には現在も多くの礎石が残されており、武蔵国分寺の金堂は、諸国国分寺のなかで最大級の規模であることが分かっています。

あわせて巡りたい「武蔵国分尼寺跡」「武蔵国分寺跡資料館」

都道17号(府中街道)とJR武蔵野線を挟んだ反対側には「武蔵国分尼寺跡」があり、武蔵国分寺跡とあわせて国指定史跡になっています。

こちらは現在、「国分寺市立歴史公園」として整備されており、建物は残っていませんが、掘立柱塀、基壇、礎石などが復元され展示されています。

また、「武蔵国分寺跡資料館」では武蔵国分寺跡の出土品の展示のほか、これまでの発掘調査の成果や、市内の文化財、武蔵国分寺跡の整備事業などを紹介しています。

武蔵国分寺の歴史についてさらに深く学びたい親子は、ぜひこちらも訪れてみてください。

■スポット概要
所在地:東京都国分寺市西元町1~4丁目付近
アクセス:電車:①JR中央線、西武鉄道各線「国分寺駅」から徒歩で約18分 ②JR中央・武蔵野線「西国分寺駅」から徒歩で約15分

公式サイト

【西元町】武蔵国分寺

奈良時代からの歴史を継ぐ由緒あるお寺

奈良時代に聖武天皇の詔で武蔵国に置かれた「国分寺」は、現在国の史跡に指定されていますが、その国分寺の後継寺院が国分寺市の西元町にあります。

「分倍河原の戦い」で焼失した武蔵国分寺は、新田義貞の寄進により薬師堂が再建されたと伝わっており、江戸時代には寺領9石8斗の御朱印状を拝領していたといいます。

1733年(享保18年)には本堂も再建されており、現在の本堂は1987年(昭和62年)に改築されたものです。

必見!「楼門」「仁王門」は市の重要有形文化財

本堂の門前にある楼門は、前沢村(現在の東京都東久留米市内)の米津寺の楼門を1895年(明治28年)に移築したもので、市重要有形文化財になっています。

また、境内の仁王門も同じく市重要有形文化財に指定されており、使用している木材の一部は1335年(建武2年)に新田義貞が再興した薬師堂の古材と伝えられています。

万葉集に詠まれた植物が集まる「万葉植物園」

武蔵国分寺に訪れたらぜひ見ておきたいのが、境内にある「万葉植物園」。国分寺の前住職・星野亮勝氏が、万葉集に詠まれた約160種の植物を収集した植物園です。

8,019平方メートルの園内には万葉関連の植物が約160種、そのほか約700種の植物が植えられており、市の天然記念物に指定されています。

■スポット概要
所在地:東京都国分寺市西元町1-13-16
アクセス:電車:①JR中央線、西武国分寺線・多摩湖線「国分寺駅」から徒歩で約18分 ②JR中央線、武蔵野線「西国分寺駅」から徒歩で約15分

公式サイト

【東元町・西元町】お鷹の道・真姿の池湧水群

名水百選のひとつに選ばれた、国分寺を代表する名所

「国分寺駅」から15分ほど歩いた場所に、緑に囲まれた清流沿いの小径があります。

遊歩道として整備されている約350mのこの道は、通称“お鷹の道”と呼ばれ、国分寺を代表する名所として親しまれています。

その名の由来は江戸時代に遡ります。当時国分寺市内の村々は尾張徳川家の御鷹場に指定されていたことから、崖線下の湧水が集まる清流沿いのこの小径を“お鷹の道”と呼ぶようになりました。

お鷹の道を歩いて「真姿の池」へ

遊歩道をしばらく歩くと「真姿の池」を見つけることができます。

この池には、848年(嘉祥元年)、難病に苦しむ絶世の美女・玉造小町が病気平癒のため武蔵国分寺を訪れたところ「池で身を清めよ」との霊示を受け、その通りにすると元の美しい姿に戻った、という伝説が残っています。

現在、この池には弁財天が祀られています。

真姿の池をはじめとする崖線下の湧水群は、 “お鷹の道”とあわせて環境省選定名水百選のひとつに選ばれています。

また、この遊歩道は春から初夏にかけて沿道にカラーの花が咲き、秋の紅葉も見事。四季折々の散策路として人気があります。

■スポット概要
所在地:国分寺市東元町3・西元町1
アクセス:電車:①JR中央線、西武鉄道各線「国分寺駅」南口から徒歩で約15分 ②JR中央線、武蔵野線「西国分寺駅」南口から徒歩で約12分
駐車場:なし

公式サイト

【泉町・西元町】都立武蔵国分寺公園

水と緑のゆったりとした公園

「都立武蔵国分寺公園」は、旧国鉄の「中央鉄道学園」および逓信住宅の跡地に造られた公園です。

公園内は一周約500mの円形芝生広場を中心に、旧鉄道学園時代からのサクラ、ケヤキ、イチョウなどの巨木や滝、池、噴水が配置されています。

池の周りにある延長33m・幅3mの藤棚やノウゼンカズラの棚は人気スポットのひとつ。また、春にはソメイヨシノをはじめとした約100本の桜を楽しむことができます。

例年11月上旬に開催される「国分寺まつり」などの屋外イベントも楽しみのひとつ。

気持ちのいい芝生広場でのんびりするもよし、四季折々の自然の表情を眺めるもよし。年間を通じて、さまざまな楽しみ方ができる武蔵国分寺公園で、ゆったりとした休日を過ごしませんか。

■スポット概要
所在地:東京都国分寺市泉町2・西元町1
開園時間:常時開園
料金:入園無料(一部有料施設あり)
アクセス:電車:①JR中央線、西武鉄道各線「国分寺駅」から徒歩で約10分 ②JR中央線、武蔵野線「西国分寺駅」から徒歩で約7分

公式サイト 

国分寺市の観光スポットをご紹介しました。記事を参考に、親子で楽しい旅のプランを練ってみてください♪


※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2018年11月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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