大阪市天王寺区の観光名所5選!<br/>2024日帰りで定番&穴場を満喫
更新日2024年08月22日/公開日2024年08月22日

大阪市天王寺区の観光名所5選!
2024日帰りで定番&穴場を満喫

体験する
歴史・文化を感じる

大阪府大阪市の南東に位置する天王寺区は、商業施設やオフィスビルが多く、繁華街もあるにぎやかなまち。

歴史の古い神社仏閣や動物園、美術館もあり、親子におすすめの観光地です。

そこで今回は、大阪市天王寺区の観光名所のなかから定番と穴場をピックアップ。日帰りや1泊で小旅行を楽しんでみてください。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

関西の人気&穴場観光スポット

天王寺動物園

コスパ最高!満足度の高い動物園

ホッキョクグマ
ホッキョクグマ

天王寺区の「天王寺公園」内にある「天王寺動物園」。「通天閣」や「あべのキューズモール」といった人気スポットからも近く、初めて来園した人は「こんなに賑やかな市街地に動物園があるの!?」と驚くかもしれません。

しかしその歴史は古く、1915年(大正4年)1月1日に開園、2015年には開園100年を迎えた、日本で3番目に長い歴史を持つ動物園です。

同園の魅力は都会にいながらたくさんの動物たちと出会えること。面積約11ヘクタールの園内に約170種・1,000匹の動物が暮らしています。

カバ、ライオン、シマウマ、キリンなど人気のある代表的な動物たちをはじめ、ヒツジやヤギ、ウサギなど子供がふれあえる動物たちもいます。

動物の「ごはんタイム」や期間限定の「ナイトズー」も人気

2023年オープンの新施設「ペンギンパーク&アシカワーフ」。活発に泳ぎ回るフンボルトペンギンやカルフォルニアアシカの姿をアクリルガラス越しに見ることができます
2023年オープンの新施設「ペンギンパーク&アシカワーフ」。活発に泳ぎ回るフンボルトペンギンやカルフォルニアアシカの姿をアクリルガラス越しに見ることができます

園内はとても広く、家族で一日楽しめます。トラやペンギンなど動物たちのごはんタイムや、夏には期間限定の「ナイトズー」も開催しているので、スケジュールをチェックしてみてください。

かなり満足度の高い動物園ですが、小・中学生200円、大人もワンコイン500円で入園できるのは嬉しいですね! 通天閣を観光したら、近くにある天王寺動物園にもぜひ足を運んでみてください。

■スポット概要
所在地:大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-108
開園時間:9:30~17:00(5・9月の土日祝日は18:00まで) ※最終入園は閉園1時間前
休園日:月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月1日)、臨時休園あり
料金:大人500円、小・中学生200円(市内在住・在学、大阪市立の学校在学の場合は無料)、未就学児・市内在住の65歳以上は無料
アクセス:電車:大阪メトロ御堂筋線、堺筋線「動物園前駅」1号出口から徒歩で5分~10分 ②大阪メトロ堺筋線「恵美須町駅」3号出口から徒歩で5分~10分 ③大阪メトロ各線、JR各線「天王寺駅」から徒歩5~10分、ほか
駐車場:あり(500台)

四天王寺

聖徳太子が建てたお寺のひとつ

画像提供:セーラム / PIXTA
画像提供:セーラム / PIXTA

天王寺区四天王寺にある寺院「四天王寺」。「法隆寺」や「広隆寺」などと並び、聖徳太子が建立したと伝えられる七大寺のひとつです。

区名や駅名などに使用されている天王寺というのは「四天王寺」の略称です。蘇我馬子の法興寺(飛鳥寺)と並び、日本における本格的な仏教寺院としては最古のものといわれています。

中門の金剛力士 (仁王像)は迫力満点(画像提供:公益財団法人 大阪観光局)
中門の金剛力士 (仁王像)は迫力満点(画像提供:公益財団法人 大阪観光局)

四天王寺は、推古天皇元年(593年)に建立されました。

「日本書紀」によると、物部守屋(もののべのもりや)と蘇我馬子が戦をした際、崇仏派の蘇我氏についた聖徳太子が形勢の不利を打開するために、自ら四天王像を彫ったといいます。

そして「この戦いに勝利したら、四天王を安置する寺院を建立しこの世の全ての人々を救済する」と誓願し、勝利後、その誓い通り四天王寺を建立しました。

飛鳥時代の様式を忠実に再現した貴重な建築物

国登録有形文化財「聖霊会の舞楽(天王寺舞楽)」(画像提供:公益財団法人 大阪観光局)
国登録有形文化財「聖霊会の舞楽(天王寺舞楽)」(画像提供:公益財団法人 大阪観光局)

このお寺は重なる戦火や災害に見舞われ、多くが焼失した歴史があります。現在の建物は創建当時(飛鳥時代)の様式を忠実に再現したもので、古代の建築様式が今に残る貴重な存在です。

甲子園球場の3倍の広さを有する境内は「四天王寺式伽藍」、聖徳太子の御霊を崇る「聖霊院(太子殿)」など見どころだらけ。

創建当時の品々など500点あまりの国宝・重要文化財を所蔵する「宝物館」もあります。

宝物館を含む数カ所は有料ですが、境内やお堂は無料で拝観できますので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

■スポット概要
所在地:大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18
参拝時間:【お堂の外からの参拝】24時間 【お堂の中、中心伽藍、庭園】8:30〜16:30(10月〜3月は16:00まで)※毎月21日、会中は変更あり
料金:【中心伽藍】大人300円、高校・大学生200円 【庭園】大人300円、小学生~大学生200円 【宝物館】大人500円、高校・大学生300円
アクセス:電車:JR各線、大阪メトロ各線「天王寺駅」から徒歩で約12分 ②大阪メトロ谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」から徒歩で約5分、ほか
駐車場:あり(隣接のタイムズ(最大34台)

公式サイト

三光神社

真田丸ゆかりの地

境内に立つ真田幸村の像(画像提供:公益財団法人 大阪観光局)
境内に立つ真田幸村の像(画像提供:公益財団法人 大阪観光局)

天王寺区玉造本町の「宰相山公園」(さいしょうやまこうえん)にある「三光神社」。

反正天皇によって創建されたと伝わる同社は、大阪城東南の丘陵・真田山に鎮座し、昔は「姫山神社」と呼ばれていました。

御祭神として天照大神・月読命・素盞嗚命の三柱を祀っていることから、全国的には“真田山の三光”という呼び名のほうが知られており、三光神社になったというのが名前の由来です。

「真田の抜け穴」の跡は必見!

普段は鉄格子が付けられている真田の抜け穴(画像提供:公益財団法人 大阪観光局)
普段は鉄格子が付けられている真田の抜け穴(画像提供:公益財団法人 大阪観光局)

境内に、真田幸村が大阪城までの抜け穴を地下道に掘ったと伝えられている「真田の抜け穴」の跡があることでも知られています。

普段は施錠され、鉄格子を通してしか見ることができませんが、年に一度だけ、11月の第1日曜に開催される「真田祭り」で開放されます。

桜や紫陽花、紅葉など季節の移り変わりも見どころ

同社は桜の名所としても有名で、春には境内に咲く美しい桜を見物する参拝客の姿も。

梅雨時期には紫陽花(あじさい)、秋には色づいた木々など季節によって神社の雰囲気も変わります。

都会の喧騒から離れ、静かな境内で心癒されるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

■スポット概要
所在地:大阪府大阪市天王寺区玉造本町14−90
参拝時間:①営業時間 9:30~17:00(社務所の開いている時間)
定休日: なし
料金:拝観無料
アクセス:電車:①JR大阪環状線「玉造駅」から徒歩で約5分 ②大阪メトロ長堀鶴見緑地線「玉造駅」2番出口から徒歩で約2分
駐車場:なし(近隣のパーキングを利用)

公式サイト

大阪市立美術館

住友家の跡地に造られた美術館

画像提供:sun / PIXTA
画像提供:sun / PIXTA

※2024年8月現在、大規模工事のため休館中。2025年3月にリニューアルオープン予定

「大阪市立美術館」は天王寺動物園と同じ天王寺公園内にある美術館です。

優れた美術文化に接することで市民の生活が潤うこと、美術家の活動を応援することを目的として、1936年(昭和11年)に開館しました。

同美術館の敷地はもともと財閥として有名な住友家の本邸があった場所で、美術館の建設を目的に庭園である「慶沢園」とともに大阪市に寄贈されたものです。

収蔵品は8,400件以上

館内は地下2階〜地上3階まであります。設立当初の本館に加え、1992年(平成4年)に新設された地下展覧会室からなります。

本館陳列室では、特別展やコレクション展示を開催。常設展示では日本・中国の絵画・彫刻・工芸など8,500件を超える館蔵品と、社寺などから寄託された作品が展示されています。

なかには国宝や重要文化財に指定された作品も含まれています。

建物の外観や内装も、じっくりと眺めたくなる美しさ

美術館中央ホール
美術館中央ホール

建物の外観や内装の美しさも魅力のひとつ。特に入口のホールにあるステンドグラスやシャンデリアはとても美しく、その空間にいるだけで気持ちが高揚します。

期間限定の特別展示なども随時行われているので、公式サイトでチェックしてから訪問するのがおすすめです。

■スポット概要
所在地:大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1−82
開館時間:9:30~17:00(最終入館16:30)
休館日: 月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始
料金:【コレクション展】大人300円、高校・大学生200円、中学生以下無料
アクセス:電車:JR各線、大阪メトロ各線「天王寺駅」から徒歩で約5分
駐車場:あり(天王寺公園駐車場)

一心寺

現代建築も見どころ!お骨佛のお寺

大阪市天王寺区にある浄土宗のお寺「一心寺」(いっしんじ)。天王寺動物園や大阪市立美術館がある天王寺公園に隣接した、上町台地の崖線上に建っています。

正式名称は「坂松山高岳院(ばんしょうざん こうがくいん)一心寺」といい、故人の遺骨で仏様を作る“お骨佛の寺”として有名です。

境内にはお骨佛堂や納骨堂があり、納骨堂前では多くの人がお線香を供えています。

斬新な山門や阿形・吽形像は迫力満点!

また、現代建築による建造物も見どころのひとつです。

鉄とコンクリートの斬新な山門は、大阪を代表する建築家であり前住職の高口恭行氏が1997年に作ったもの。左右に立つ阿形(あぎょう)像・吽形(うんぎょう)像は彫刻家・神戸峰男氏によるものです。

「一心寺シアター倶楽」や夏の祭りにも注目!

一心寺に隣接する観客席300席の「一心寺シアター倶楽」では、親子向けの人形劇なども行われています。

また毎年8月24日の地蔵盆にあわせて「一心寺地蔵盆フェスティバル」を開催。

人形劇のほか、屋台グルメ、抽選会など楽しい催しが盛りだくさんのお祭りですので、ぜひチェックしてみてください。

「一心寺地蔵盆フェスティバル2024」をチェック

「一心寺シアター倶楽」をチェック!

■スポット概要
所在地:大阪府大阪市天王寺区逢阪2‐8−69
参拝時間:5:00~18:00、本堂・受付・休憩所・線香(ローソク)売場9:00〜16:00
アクセス:電車:JR各線「天王寺駅」北口から徒歩で約15分
駐車場:なし

公式サイト

大阪市天王寺区には、今回ご紹介した以外にもたくさんの観光名所があります。ぜひ親子にぴったりのプランを練って観光してみてくださいね♪

※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2018年11月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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