2024尼崎市の観光名所＆穴場9選
日帰りドライブや1泊旅行を満喫

今回は、兵庫県南東部に位置する尼崎市のおすすめ観光名所をご紹介します。

大阪府との県境にある尼崎市は、大阪市の中心部からもアクセス抜群！　ベッドタウンとして人気ですが、じつは隠れた名所が豊富な観光地でもあります。

市内には「尼崎城」や城下町、関西有数の商店街、歴史ある寺社など親子で楽しめる見どころがいっぱい。

週末や連休を利用して、日帰りドライブや1泊旅にでかけてみませんか？

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

尼崎城

尼崎を愛する人々の力で蘇ったお城

「尼崎城」を愛する民間の力で再建された天守閣

「尼崎城」は歴史学習とレジャーを一度に楽しめるスポット。尼崎観光で必ず訪れたい名所です。

この城は、江戸幕府の命を受けた譜代大名・戸田氏鉄（うじかね）が、1617年（元和3年）に「大阪城」の西の守りとして築城しました。

明治の廃城令で取り壊されましたが、尼崎を愛する民間の力で現在の天守閣が再建され、2019年（平成31年）、尼崎市に寄贈されました。

歴史を楽しく学べる工夫が満載

お姫様や忍者に変身！

城内では、当時の生活や戦いの様子を再現した展示を見ながら、歴史を楽しく学べます。

VRを使った体験型展示のほか、尼崎城主やお姫様、忍者に変身できるコスプレ体験など、子供の興味を引く工夫が盛りだくさん。

また、天守閣からは市内を一望でき、その絶景も見どころのひとつです。

“忍者修行”をテーマに遊べる「尼崎城址公園」

忍者になって遊ぼう

お城の周囲には散策路も整備されており、家族でのんびりと過ごすのにも最適。城の北側に広がるでは、“忍者修行”をテーマに滑り台、ネット、ボルダリング、迷路など仕掛け満載の遊具で体を動かして遊べます。

「尼涼祭」をはじめ、親子向けのイベントも多数開催されているので、チェックしてみてください。

「尼涼祭」をチェック！

近松の里（近松公園、近松記念館、広済寺）

近松門左衛門ゆかりの地

風情ある日本庭園（画像提供：f_nozoyasu / PIXTA）

「近松公園」は、「曽根崎心中」などが有名な、浄瑠璃や歌舞伎の劇作家・近松門左衛門のお墓がある「広済寺」（こうさいじ）に隣接する公園です。

回遊式日本庭園の園内には滝や小川、池などがあり、四季折々の風情があります。

春の風景

春には水仙、梅、桜が咲き、お花見をする人で賑います。

また、秋の紅葉も美しく、池の水鏡に紅葉が映る様子に心癒されます。色づいた落ち葉の上をゆっくり散策するのもおすすめですよ。

公園内には近松門左衛門のブロンズ像があり、近くには「近松記念館」があります。

記念館では近松門左衛門が愛用した文机など、近松門左衛門ゆかりの資料約100点を展示。

“東洋のシェークスピア”といわれた劇作家、近松門左衛門が生きた時代を感じることができる場所なので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね！

尼崎中央商店街

地域から愛されてきた人気商店街

地元の生活に欠かせない食料品や雑貨が並ぶ「中央五番街」（画像提供：あまがさき観光局）

阪神本線、なんば線「尼崎駅」前にある約1kmの商店街。“阪神尼崎と言ったら商店街”といわれるほど、今も昔も市民や地域から愛され親しまれているのが「尼崎中央商店街」です。

多くのアーケード商店街がある関西エリアのなかでも抜群の知名度と人気を誇るこの商店街は、一年中たくさんの人で賑やか。

「中央四番街」の天井には「七福神絵ドーム」が。イラストを描いたのは尼崎市出身の「忍たま乱太郎」原作者・尼子騒兵衛さん（画像提供：あまがさき観光局）

「中央一番街」から「中央三番街」「中央四番街」「中央五番街」と続き、エリアごとに異なる雰囲気。さまざまな店舗を見ながら歩くだけで、このまちに昔から住んでいるような気分が味わえます。

尼崎名物「尼崎あんかけチャンポン」が食べられるお店も！

「尼崎あんかけチャンポン（イメージ）」（画像提供：あまがさき観光局）

食べ歩きも楽しいこの商店街を訪れたら、ぜひ尼崎市の名物グルメ「尼崎あんかけちゃんぽん」も食べてみて！

尼崎あんかけちゃんぽんは、“ものづくりのまち”尼崎で昭和の職人たちに愛された仕事メシ。現在、市内の25店舗以上で食べることができ、尼崎中央商店街でも複数のお店で提供されています。

尼崎観光の思い出に、ぜひ親子で味わってみてくださいね。

尼崎えびす神社

朱色の大鳥居が目印！商売繁盛の神様

朱色の大鳥居（画像提供：あまがさき観光局）

「尼崎えびす神社」は、尼崎中央商店街の中央三番街を入ったところにある神社。商売繁盛の神様“尼のえべっさん”として親しまれています。

シンボルは高さ17ｍ、笠木22ｍ、柱直径1.6ｍの朱色の大鳥居。醍醐天皇時代以前の創建と伝わる、歴史ある神社です。

「月像石」「勝ち馬さん」などパワースポットが多数

「招きうさぎさん」をなでて開運招福、病気平癒のご利益を感じてみましょう（画像提供：Hick / PIXTA

境内には見どころがたくさんあります。

変わった形をした「月像石」（つきいし）は1969年（昭和44年）7月20日、アポロ11号が月面着陸を果たした記念すべき日に、和歌山県で発見されたという奇石です。

発見の翌年に同社へ収められて以来、多くの人々が石をなでて幸せを祈っています。

そのほか、願い札に願いを一つ記入して、張子のきつね（願掛けきつねさん）を家に持ち帰り、願いが叶ったらお礼参りに行くのもおすすめ。

悩みやできものが縮む「えびす御像（ちぢみさん）」、ふれると自身に打ち勝つ力を授けてくれる「勝ち馬さん」も、親子の悩みや願いに応えてくれそうですね。

かわいらしい御朱印も人気

「尼崎えびす神社」本殿（画像提供：あまがさき観光局）

尼崎えびす神社の御朱印はえべっさんのイラストが入っていたりして、かわいらしいので御朱印をもらうのもおすすめです。

阪神電車の駅からも近いので、ぜひ一度参拝してみてくださいね！

上坂部西公園（尼崎市都市緑化植物園）

緑豊かな公園でリラックス

春の様子（画像提供：ideas / PIXTA）

「上坂部西公園」（かみさかべにしこうえん）は尼崎市東塚口町にある公園で、都市緑化植物園として位置付けられています。

通称「みどり園」と呼ばれており、公園内には四季折々の花が楽しめる花壇、温室、バラ園、芝生広場があります。

植物園にある温室では、マンゴーやコーヒーノキなどの熱帯植物や、珍しい種類のサボテン・多肉植物を見ることができます。

野鳥観察やピクニックなど思い思いに過ごせる公園

また、渡り鳥の中継地にもなっており、初夏には美しいキビタキやオオルリなどの野鳥観察もできます。

秋になると園内の木々が色づき、紅葉を眺めながらのんびり過ごすこともできますよ！

緑が多く、広々とした芝生広場もあるため、家族連れでピクニックをしたり、ワンちゃんとお散歩をする人も多い公園です。

観光途中に立ち寄って、のんびりしたり体を動かしたりしてリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

尼崎市立魚つり公園

釣具をレンタルしてお手軽フィッシング

長さ約200ｍの釣り桟橋（画像提供：lavender / PIXTA）

「尼崎市立魚つり公園」は尼崎市と西宮市の境界である武庫川河口に建設された桟橋スタイルの釣り公園。年間を通してさまざまな種類の魚を狙うことができます。

幅約8m、長さ約200mの釣り桟橋の上では、子供から大人までたくさんの人が釣りを楽しんでいます。監視員による安全確認や釣りの技術指導なども行われているので、初心者でも安心。

釣り具やライフジャケットなどのレンタルもあるので、忘れ物をしても大丈夫です。

初心者でも大物を狙える！

狙える魚はメバルやアイナメ、サヨリ、サビキ釣りで狙うアジやサバなどファミリーフィッシングに最適な魚もたくさんいます。

河口であり、水深10mと深いため、1年を通してスズキ、チヌを狙えるのも特徴のひとつ。

スズキやクロダイの魚影が濃いのも特徴で、初心者でも大物を手にする確立が高いと評判なので、初めてでもビッグフィッシュを狙えるかもしれませんよ！

釣り大会など楽しいイベントも開催されています。

尼崎信用金庫 世界の貯金箱博物館

古代から現代まで、世界中の貯金箱がずらり

なじみ深いキャラクターの貯金箱もいっぱい

「尼崎信用金庫 世界の貯金箱博物館」は、世界62ヵ国から集められた25,000点以上の貯金箱を展示するユニークな博物館。“貯金箱とくらし”をテーマに、世界各国の文化にふれることができます。

キャラクターものやアンティーク、動物型など、貯金箱のデザインや素材は多種多様。特に、アメリカの鉄製カラクリ貯金箱や、イギリス王室に関連する貯金箱は一見の価値あり。

常設展では、日本の貯金箱を現代から江戸時代までさかのぼり、鉄腕アトムやウルトラマン、二宮金次郎、明治時代の公衆電話などを展示するコーナーも。親子の会話が弾みそうですね。

子供が貯金に興味を持つきっかけにもなるスポットです。

尼崎スポーツの森

ウォーターパーク＆アイススケート場を併設！一年中体を動かせる場所

ウォーターパーク＆アイススケート場を併設！一年中体を動かせる場所

「尼崎スポーツの森」は、尼崎市扇町にある総合スポーツ施設。親子で一年中遊べるスポットです。

屋内スイミングプールや屋内アスレチックなどは通年で利用可能。

例年10月から5月までスケートリンクも営業

スライダーと6種の波で遊べる夏限定のウォーターパークや、例年10月～5月にオープンするスケートリンクも大人気です。

季節ごとのイベントも多数開催されています。家族で体を動かしながらリフレッシュできるので、尼崎観光プランの一つに加えてみてください。

髭の渡しコスモス園

無料のコスモス園としては関西最大規模級の名所

一面のコスモス畑（画像提供：アクセル / PIXTA）

「髭の渡しコスモス園」は尼崎市内を流れる武庫川の河川敷にあるコスモス園です。

無料で観賞できるコスモス園としては関西最大規模で、例年秋のコスモスの時期にはたくさんの人が訪れています。

武庫川コスモス園は2003年（平成15年）に開園しました。もともとゴミの不法投棄などで一時は荒れ果てていましたが、地元住民やボランティアの努力により、見事なコスモス園に生まれ変わりました。

また、この場所にはかつて旧西国街道の武庫川の渡し場があり、近くにある茶屋の主人の顔にちなんで“髭（ヒゲ）の渡し”と呼ばれるようになったのだとか。

色あざやかなオレンジ色のコスモスも（画像提供：あまがさき観光局）

例年9月のはじめに種がまかれ、10月下旬から11月中旬にかけて約550万本の美しいコスモスが咲き渡ります。

満開の時期には、まるでコスモスのじゅうたんのようになり、写真映え抜群。

親子で一緒に記念撮影をするのもおすすめですよ！

尼崎市の観光スポットはジャンルが多岐に渡っているので、子供の年齢や好みにあわせて選べるのが魅力。ぜひ記事を参考にして、楽しいプランを練ってくださいね！

※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事（2018年11月掲載）の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。