【2024】京都・宇治の紅葉名所9選
「光る君へ」でも注目!見頃も紹介
今回は京都府の南部に位置する宇治市のおすすめ紅葉スポットをご紹介します。
古代より京都・奈良・大阪を結ぶ交通の要として発展した宇治市は、古事記や日本書紀、万葉集にも登場する風光明媚なまち。2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」の舞台としても注目を集めています。
市内には世界遺産の「平等院」「宇治上神社」をはじめ神社仏閣が多数点在し、境内や山々を色鮮やかに染める紅葉も見事です。
京都の市街地から約 30 分とアクセスしやすく、京都市内よりも比較的ゆったりと紅葉を楽しめます。この秋は、ぜひ親子で宇治市へ紅葉狩りにでかけてみませんか?
※トップ画像提供:平等院
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
※例年の見頃をご紹介しています。気候により変動することがありますので各スポットや気象庁の「紅葉見頃予想」を確認してください
平等院の紅葉
宇治市で絶大な人気を誇る観光名所「平等院」。「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されており、平安時代に栄華を誇った藤原氏ゆかりの古寺です。
10円硬貨のデザインにも使用されて広く知られている「鳳凰(ほうおう)堂」をはじめ、阿弥陀如来坐像など多くの国宝が残っています。
秋が深まると阿字池(あじいけ)周辺のカエデが鮮やかな赤に色づき、鳳凰堂とともに水面に映り込む様は訪れた人々を魅了します
例年、見頃を迎える11月下旬~12月上旬には、紅葉と鳳凰堂をライトアップする夜間特別拝観も行われ、日中とは異なる幻想的な景色を楽しめますよ。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市宇治蓮華116
アクセス:JR奈良線、京阪宇治線「宇治駅」から徒歩で約10分
紅葉の見頃:例年11月中旬〜12月上旬
あじろぎの道の紅葉
平等院の東側、宇治川沿い堤防の道はモミジの多い場所。真っ赤なモミジのトンネルを眺めながら歩ける遊歩道は、フォトスポットとしても人気です。
例年11月中旬から色づき始め、12月上旬まで見頃が続きます。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市宇治
アクセス:JR奈良線、京阪宇治線「宇治駅」から徒歩で約10分
紅葉の見頃:例年11月中旬~12月上旬
宇治上神社の紅葉
宇治川の東岸、朝日山の山裾に佇む「宇治上神社」。明治時代までは、隣接の宇治神社と二社一体で「離宮上社」と呼ばれていました。
平安時代後期に建てられた本殿は、現存するものとしては日本最古の神社建築です。また境内正面の拝殿は鎌倉初頭のもので、寝殿造りの様式。特に縋破風(すがるはふ)といわれる手法を用いた屋根の美しさは格別。
拝殿・本殿ともに国宝であり、世界遺産「古都京都の文化財」を構成する神社です。
紅葉は例年11月下旬~12月上旬が見頃。朱色の鳥居が紅葉で包まれ、静かな境内が華やかに彩られます。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市宇治山田59
アクセス:京阪宇治線「宇治駅」から徒歩で約10分
紅葉の見頃:例年11月下旬~12月上旬
朝霧橋~宇治十帖モニュメントの紅葉
1972年に宇治川に架けられた長さ74mの朝霧橋。平等院と「宇治神社」を繋いでいます。
この橋の朱色と紅葉が奏でる、色彩豊かな景色が秋の見どころ。例年11月中旬からモミジなどが色づき、11月中旬~12月上旬に見頃を迎えます。
また、宇治川右岸の朝霧橋のたもとにある源氏物語の石像、「宇治十帖モニュメント」もお見逃しなく!
ヒロインの浮舟(うきふね)と匂宮(におうのみや)が小舟で宇治川に漕ぎ出す有名な情景をモチーフとしています。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市宇治
アクセス:京阪宇治線「宇治駅」から徒歩で約6分
紅葉の見頃:例年11月中旬~12月上旬
三室戸寺の紅葉
京都府宇治市にある「三室戸寺」。西国三十三カ所巡礼の十番札所で、“あじさい寺”として知られている寺院です。
隠れた紅葉の名所としても知られ、「三室戸の紅楓」として“宇治十二景”のひとつに数えられています。
例年11月中旬からモミジやイチョウが色づき、11月中旬~12月上旬に見頃を迎えます。
特に本堂東側の三重塔を中心とし、美しい赤に染まるモミジと黄金に輝くイチョウの鮮やかな黄葉が見事です。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市菟道滋賀谷21
アクセス:車:京滋バイパス・宇治東ICから約3分
電車:京阪宇治線「三室戸駅」から徒歩で約20分、JR奈良線「宇治駅」からタクシーで約10分
紅葉の見頃:例年11月中旬~12月上旬
興聖寺の紅葉
京都府宇治市にある「興聖寺」(こうしょうじ)。1648年に永井尚政によって宇治の地に再興された寺院で、紅葉の名所として親しまれています。
石門から山門へ向かう200mほどの参道・琴坂は、まっすぐでゆるやかな上り坂。傍の谷川のせせらぎが琴の音のように響くところからこの名が付いたのだとか。
琴坂の両側にはモミジが植えられ、例年11月下旬~12月上旬の見頃にはモミジのトンネルになります。撮影スポットとしても人気が高く、訪れる人々を魅了します。
また、前庭のツツジやサツキも美しく、琴坂のモミジ、カエデとあわせて宇治の十二景の1つとなっています。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市宇治山田27-1
アクセス:車:京滋バイパス・宇治東ICから約10分
電車:京阪宇治線「宇治駅」から徒歩で約20分
紅葉の見頃:例年11月下旬~12月上旬
宇治市源氏物語ミュージアムの紅葉
平安時代中期を代表する古典文学として、日本だけでなく世界的にも有名な「源氏物語」。時を超えて源氏物語の世界を実体験できるのがこのミュージアムです。
施設周辺では例年11月中旬からモミジが色づき、見頃が12月上旬まで続きます。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市宇治東内45−26
アクセス:車:京滋バイパス・宇治東ICから約5分、宇治西ICから約10分
電車:京阪宇治線「宇治駅」から徒歩で約8分
紅葉の見頃:例年11月中旬~12月上旬
黄檗宗大本山 萬福寺の紅葉
JRと京阪電鉄の黄檗駅近くにある「萬福寺」は、1661年に隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師により創建されました。
建物は中国の明時代末期頃の様式で造られ、一歩足を踏み入れると、まるで異国にやって来たかのような景色が広がっています。
例年11月中旬からモミジが色づき、11月中旬~12月上旬には見頃に。
例年、紅葉の時期にあわせて「黄檗ランタンフェスティバル」が開催され、30種類の中国ランタンが夜の境内を鮮やかに彩ります。※2024年の詳細は10月現在未定です
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市五ケ庄三番割34
アクセス:車:京滋バイパス・宇治東ICから約5分、宇治西ICから約10分
電車:JR奈良線、京阪宇治線「黄檗駅」から徒歩で約10分
紅葉の見頃:例年11月中旬~12月上旬
天ヶ瀬ダムの紅葉
緑の渓谷に翼を広げた鳥のような美しい姿に見えることから、「鳳凰湖」と呼ばれる天ヶ瀬ダム。
上流の「天ヶ瀬吊り橋」から大パノラマで紅葉を楽しめる絶景スポットとなっています。
例年11月中旬からモミジが色づき、11月下旬~12月上旬に見頃となります。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市槙島町
アクセス:車:京滋バイパス・宇治東ICから約5分、宇治西ICから約10分
電車:JR奈良線「宇治駅」からタクシーで約10分
紅葉の見頃:例年11月下旬~12月上旬
宇治市の紅葉スポットは、悠久の時を感じさせる名所揃い。今年の秋は京都市から少し足を伸ばして宇治市の紅葉を楽しんでみてください。
※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2019年1月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。
記事を書いた人
いこーよとりっぷ編集部
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