四国三大祭り「新居浜太鼓祭り」
2024年開催情報&見どころも紹介
愛媛県新居浜(にいはま)市では、2024年10月16日(水)から18日(金)までの3日間にわたって、愛媛県を代表する祭りである「新居浜太鼓祭り」が開催されます。
祭りの期間中は、巨大な太鼓台(たいこだい)とよばれる山車(だし)が市内を練り歩く勇壮な光景が楽しめます。
家族で楽しめる「新居浜太鼓祭り」の見どころや2024年の開催情報を「新居浜市観光物産課」に聞きました。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
※記事内画像提供:新居浜市観光物産協会
「新居浜太鼓祭り」ってこんな祭り!
「新居浜太鼓祭り」は、徳島の“阿波(あわ)おどり”、高知の“よさこい祭り”と並び、「四国三大祭り」のひとつに数えられる、愛媛県最大級の祭りです。
毎年、10月16~18日の3日間にわたって行われ、2024年も例年通り、10月16日(水)から18日(金)の日程で開催されます。
※一部地域では15日(火)から開催
祭りでは、高さ約5.5m、長さ約12m、重さ約2.5トンにもおよぶ太鼓台を150人の男衆たちが担ぎ上げ、市内を練り歩き、市内一帯が祭り一色に染まります。
祭りの目玉は、太鼓台を頭上高く差し上げる「かきくらべ」。“かき夫(ふ)”とよばれる担ぎ手たちの熱気あふれる競い合いが見られますよ。
祭りの主役となる「太鼓台」とは?
土台の上に神輿(みこし)をのせた山車の一種のことを太鼓台といいます。
太鼓台は、龍や武者絵(むしゃえ)など、個性豊かなモチーフを金糸で立体的に刺繍した「飾り幕」で装飾された豪華絢爛(ごうかけんらん)な見た目が特徴です。
太鼓台は8つの地区に分かれて運行されており、祭りでは54台が曳(ひ)きまわされます。すべての太鼓台が一カ所に集まることはないので、太鼓台を見比べたいときは、複数の会場をめぐるのがおすすめです。
太鼓台の歴史を学ぼう
太鼓台の起こりがいつであるかははっきりとはわかっていませんが、最も古い記録では、江戸時代後期に「神輿太鼓」(みこしだいこ)として登場しています。
幕末から明治時代初期の太鼓台は小型で装飾もほとんど施されていませんでした。
その後、経済発展にともない、明治中期以降から急速に大型化。秋の豊穣に感謝するとともに、太鼓台の豪華さや力強い技を競い合う現在の「新居浜太鼓祭り」へと発展しました。
「新居浜太鼓祭り」のみどころをご紹介!
祭りの最大の見どころである「かきくらべ」は、地区ごとの複数会場で行われます。
なかでも、「上部地区山根グラウンド統一寄せ」は、祭りのなかでも最も多くの太鼓台が一度に見られる祭りのメインイベントです。
2024年の「上部地区山根グラウンド統一寄せ」の開催情報をご紹介します。
上部地区山根グラウンド統一寄せ
「上部地区山根グラウンド統一寄せ」は、上部地区20台の太鼓台が勢揃いし、かきくらべを行う催しです。
会場には観覧用の桟敷(さじき)席が用意され、回転技などダイナミックなパフォーマンスを見ることができます。
例年多くの人々が訪れ、今年も混雑が予想されます。周辺道路では交通規制も実施されるので、事前にしっかりと計画を立ててから訪れるのがおすすめです。
■上部地区山根グラウンド統一寄せ
開催日:2024年10月17日(木)
開催時間:13:00~17:00
会場名:山根市民グラウンド(愛媛県新居浜市角野新田町3-2822-9)
アクセス:【車】松山自動車道・新居浜ICから約5分
【電車】JR予讃線「新居浜駅」南口の臨時駐車場からシャトルバスで約15~20分
料金:観覧無料
祭り期間中は、「上部地区山根グラウンド統一寄せ」のほかにも、市内各所で勇壮なかきくらべが見られます。
歴史ある「新居浜太鼓祭り」に訪れて、新居浜市の伝統や文化にふれてみてはいかがでしょうか。
■新居浜太鼓祭り(にいはまたいこまつり)
開催期間:2024年10月16日(水)~18日(金)
会場:愛媛県新居浜市一帯
問い合わせ: 0897-65-1261
※電話窓口は「新居浜市観光物産課」です
記事を書いた人
杞山穂花(Clay)
編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです!
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