【体験レポ】高尾山で日帰り登山!
おすすめ名所8選&名物グルメ満喫
高尾山は都内有数の紅葉の名所。約1,500種の植物が自生し、約150種の野鳥が暮らすこの山は、世界一の登山者数を誇ることで知られています。
初心者が挑戦しやすい登山コースもあり、親子の登山デビューにぴったりです。
そこで今回は、登山初心者のライターが日帰りで紅葉登山に挑戦。親子におすすめの紅葉ビュースポットや見どころ、高尾山の名物グルメをご紹介します。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
※以前、11月下旬に訪れた内容を記載しています。画像はすべてイメージカットです
高尾山の紅葉時期は?
高尾山では、山頂の「もみじ台」や「高尾山薬王院」周辺、中腹などでモミジをはじめとする葉が色づき、訪れる人々の目を楽しませてくれます。
例年は11月初旬から色づき始め、11月中旬から下旬にかけて見頃を迎えます。
親子におすすめ!1号路コース
高尾山には6つの自然研究路をはじめ、いくつもの登山コースがあり、それぞれ難易度や経由する場所が異なります。
今回は登山初心者でも気軽に登れる1号路を歩き、おすすめのスポットや見どころ、グルメを紹介していきます!
1号路には高尾山のメイン観光地が点在
約3.8kmの1号路の所要時間は登りが約100分、下りが約80分。途中には高尾山薬王院のほか「高尾山さる園・野草園」、「浄心門」などの人気観光スポットがあります。
なお、中腹までリフトかケーブルカーで行くこともできるので、体力に自信がない人や子供連れでも安心。
今回は、あえてリフトやケーブルカーを使わずに山頂まで登ってみたいと思います!
「リフト高尾山上駅」までの道のりは意外とハード
「リフト高尾山上駅」までは、傾斜きつめの坂道がつづきます。早くも、リフトを使わなかったことを後悔……。
息切れしている私を横目に、体力のありそうな学生はスイスイと登っていきます。
ふーふー言いながら、ようやく「リフト高尾山上駅」に到着。ここからは比較的ゆるい坂道になります。体力に自信のない人は、この付近までケーブルカーやリフトで行くのも手ですね!
【名物グルメ】高尾山スミカの「天狗焼き」
「ケーブルカーの高尾山駅」前では「高尾山スミカ」に寄り道。名物「天狗焼」を求める長蛇の列に並び、ようやくゲット!
紅葉シーズンの週末は、1時間ほど並ぶこともあるそうですよ。
天狗の顔をあしらった天狗焼は、外の皮はカリッと、中はモチモチで北海道産の黒豆を使用した餡(あん)がたっぷり。甘いものを食べて、今までの疲れも吹き飛びました♪
価格が1個200円とお手頃なのもいいですね!
■スポット概要
所在地:東京都八王子市高尾町2181
定休日:なし(悪天候などによる臨時休あり)
【観光名所】高尾山さる園・野草園
高尾山の中腹にあるこちらは、広大な敷地内にある「高尾山さる園・野草園」。さる園には60頭近くのニホンザルがいて、エサをあげたり近くで観察することができます。
約60頭のニホンザルのなかでも、ひときわ貫禄のあるサルがボスザルだと係員さんが教えてくれました。エサやりもでき、隣では子連れファミリーが楽しそうに過ごしています。
また、野草園では四季折々300種類ほどの山野草を観賞できます。
季節によって見頃の花が変わるので、紅葉シーズン以外も1年中見どころのあるスポットです。
■スポット概要
所在地:東京都八王子市高尾町2179
定休日:不定休
【観光名所】高尾山薬王院
1号路を山頂近くまで進むと「高尾山薬王院」があります。
真言宗智山派の大本山で、正式名称は「高尾山薬王院 有喜寺」といいます。
「成田山新勝寺」、「川崎大師」と並ぶ、“関東三大本山”のひとつとして知られており、開運・厄除け・金運などのご利益があるとされ、多くの参拝客でに常ににぎわっています。
「願叶輪潜」をくぐって願い事を叶えよう♪
境内でひときわ目立つ、石造りの大きな輪は「願叶輪潜(ねがいかなうわくぐり)」と呼ばれています。
念じながら輪をくぐり、その先の大錫杖(だいしゃくじょう)を鳴らせば願いが叶うといわれています。
私ももちろん、お願いごとをしてきましたよ♪
薬王院の境内には、ほかにもパワースポットが満載! ご利益を授かるべく、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
■スポット概要
所在地:東京都八王子市高尾町2177
定休日:なし
【絶景スポット】高尾山山頂
薬王院を進むと、いよいよ山頂に到着。ちょうど紅葉が見頃を迎えていました
高尾山の山頂は広場になっていて、茶屋が数軒あります。
頂上の見晴台からは丹沢の山々や都心のまち並みが一望でき、開放感バツグン。晴れた日には富士山の見事な姿を拝むこともできます。
特に秋や冬は空気が澄んでいるので、きれいに見える日が多いそうですよ!
■スポット概要
所在地:東京都八王子市高尾町2176(大見晴台)
定休日:なし(常時開放)
【絶景スポット】高尾山もみじ台
山頂から「陣馬山・高尾山コース」に入り、徒歩10分ほど歩いて「もみじ台」へ。その名の通り紅葉の絶景スポットとなっています。
山頂に比べると混雑していなかったので、ゆっくりと紅葉を満喫できました。
ここには「細田屋」さんという、なめこ汁で有名なお茶屋さんがあります。
■スポット概要
所在地:東京都八王子市高尾町
定休日:なし(常時開放)
【絶景スポット】十一丁目茶屋
山頂の紅葉を堪能したので、そろそろ山を下ります。
1号路を歩き、再び「ケーブルカー高尾山駅」へ戻ってきました! お食事処「十一丁目茶屋」にちょっと寄り道。とろろめしが名物のお茶屋さんです。
このお店のイチ押しポイントは、なんといっても絶景を見渡せるベランダ席。大自然を感じながら、甘味や食事を楽しめるんですよ。
注文したのは、「お団子ドリンクセット」。
できたてのお団子とあったかい甘酒でホッとひと息、赤く染まった山々を一望しながら、心と体がじんわりと満たされていきます。
店の隣にある「霞台」からも壮大な景色を満喫でき、大満足♪
■スポット概要
所在地:東京都八王子市高尾町2179
定休日:不定休
【絶景スポット】高尾山リフト
帰りはここから、リフトを利用してみることに。
「ケーブルカー高尾山駅」からすぐの「リフト山上駅」(標高462m)から「リフト山麓駅」(標高201m)までの全長472mを、12分ほどで下ります。
見晴らしがとてもよく、周囲の紅葉もなかなかの色づき具合でした。
ただ……かなり傾斜があり、乗っているときも降りるときもけっこう怖いです。小さな子供連れで下山するなら、ケーブルカーのほうが安心かもしれませんね。
■スポット概要
所在地:東京都八王子市高尾町2205(ケーブルカー清滝駅、リフト山麓駅)
定休日:なし、定期検査などによる臨時運休あり
【名物グルメ】高橋家の「とろろそば」
「リフト山麓駅」に到着しました。高尾山名物・とろろそばを頂いて、今回の旅を締めるとしましょう。
高尾山の麓・1号路出入口にある「高橋家」は、1830年創業の歴史あるお食事処。信州のそば粉六割に、とろろと上質粉を加えて練った自慢のおそばが名物です。
来店したのはお昼すぎで、これから登山する人と下山してきた人で賑わっていました。
とろろそばは、少し甘味のあるすっきりとしたつゆと、とろろの相性が絶妙! 温かいつゆが疲れた体に染み渡ります。
■スポット概要
所在地:東京都八王子市高尾町2209
定休日:不定休
秋には毎年「高尾山もみじまつり」を開催
高尾山では、紅葉の見頃の時期に毎年「高尾山もみじまつり」が行われます。
2024年の開催期間は10月26日(土)~12月8日(日)。
地域の伝統芸能や市内の学生によるステージを楽しめるほか、登山の安全や疫病退散を成就できるよう、高尾山薬王院の貫主が柴燈護摩を執り行います。
ぜひチェックしてみてくださいね。
■高尾山の紅葉情報
所在地:東京都八王子市高尾町
紅葉の見頃:【例年】11月中旬から下旬 【2024年見頃予想】11月19日頃~
イベント開催日程:高尾山もみじまつり10月26日(土)~12月8日(日)
都心から約1時間で、これほどの大自然にふれることができ、観光やグルメも楽しめるのは高尾山ならでは。秋の週末は、ぜひ高尾山で登山を楽しんでみてください。
※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2018年11月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。
記事を書いた人
いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
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