2024 幻の品種・ぐんま名月のりんご狩り6選　入園無料＆食べ放題も

今回は、“幻のりんご”と呼ばれる「ぐんま名月」の収穫体験が楽しめる、群馬県沼田市とみなかみ町のりんご農園を6カ所ご紹介します。

ぐんま名月は、沼田市の試験場で誕生した希少品種のりんご。蜜が多くて甘味が強く、適度な酸味とのバランスも抜群です。

その美味しさを味わうには、やはり産地へ足を運ぶのが一番！　いずれも都内から車で2時間ほどでアクセスできるので、周辺観光とあわせて日帰りで満喫できますよ。

秋の週末に、ぜひ親子でりんご狩りにおでかけしてみてください♪

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
※りんごの数に限りがあるため、体験の時期が変動する可能性があります。 直近の状況は施設にお問い合わせ下さい
※トップ画像提供：shige hattori /PIXTA

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「ぐんま名月」とは？

うっすら赤く色づいた実がチャーミング（画像提供：プロモリンク / PIXTA）

群馬県沼田市内の「中山間地園芸研究センター」で生まれ、1991年に品種登録されたぐんま名月（正式名・群馬名月）。「ふじ」と「あかぎ」を交配させて誕生した品種です。

薄い黄色をしており、陽があたった部分はほんのり赤く色づきます。どことなく“里山の空に浮かぶきれいな月”を想像させるりんごです。

なぜ“幻のりんご”と呼ばれているの？

美味しくて入手しづらいことから“幻のりんご”と呼ばれてきました（画像提供：shige hattori /PIXTA）

かねてより、りんご好きな人たちから高い人気を集めてきたぐんま名月ですが、生産地と流通量が少なかったこと、そして食味のよさから“幻のりんご”と呼ばれてきました。

近年は群馬県だけでなく青森県や長野県でも生産量が増えていますが、まだまだ身近な小売店やスーパーでは手に入りにくい品種です。

ちなみに群馬県外で栽培・収穫されたものは「名月」や「めいげつ」と呼ばれることも。北海道の七飯町では「ななみつき」として商標登録されています。

糖度15％！気になる味わいと食感は？

水平にカットしてみると…蜜が放射状に！※個体差があります（画像提供：kikisorasido PIXTA）

黄色いりんごは甘くない？そんなことはありません！　

ぐんま名月は糖度15％前後と甘味たっぷり。蜜が多く、ときには霜降り状や放射状に細かく蜜が入ります。やさしい酸味とのバランスも絶妙でとってもジューシー。

香りもよく、果実はやや硬目でシャクっとした歯ごたえです。

「ぐんま名月」の旬と収穫期はいつ？

2024年はすでに収穫と出荷がスタート（画像提供：みみみゆ/フォトAC）

ぐんま名月の収穫が始まるのは例年10月下旬から11月初旬です。沼田市やみなかみ町ではりんご狩りも同時期に始まり、例年11月の終わり頃まで楽しめます。

ほかのりんごよりやや遅く、11月に旬を迎えるぐんま名月。さっそく、収穫体験ができるスポットをご紹介しましょう！

原田農園 （群馬県沼田市）

家族みんなでりんご狩り♪（画像のりんごはぐんま名月ではありません）

「原田農園」は季節ごとのさまざまなフルーツ狩りが楽しめるスポットです。

ぐんま名月をはじめ、同じく群馬県生まれの「陽光」「新世界」など10品種以上のりんごを栽培しており、秋には入園無料・30分食べ放題のりんご狩りプランが登場（時期により収穫できる品種が異なります）。

ジャムやパフェ作り体験、バーベキュー、りんごや加工製品などのショッピングもでき、ファミリーで1日のんびり過ごせるスポットです。

こまち園 （群馬県沼田市）

ぐんま名月の木 ※イメージ画像です（画像提供：shige hattori / PIXTA）

関越自動車道・沼田ICから玉原方面へ車で約15分の「こまち園」では、ぐんま名月のほか「スリムレッド」「はるか」など10品種以上のりんごを栽培しています。

ぐんま名月のりんご狩りは2024年11月上旬から12月初旬まで開催予定。入園は無料で、食べ頃の実を試食してから好きな品種を好きなだけもぎ取ります。

食べ放題ではなく、重さと品種によって会計する料金従量制なので、たくさんは食べられない小さな子供連れにもぴったりです。

染谷りんご園（群馬県沼田市）※2024年は終了

まるで親戚の家のようにアットーホームなりんご園です

「染谷りんご園」はアットホームな雰囲気が魅力のりんご農園。昭和29年に植えられた樹齢50年超えのりんごの木は今もなお現役で、毎年美味しいりんごをたわわに実らせています。

栽培品種は12種類ほど。例年9月上旬からは「秋映え」や「あかぎ」、10月からは「シナノゴールド」や「シナノスイート」、11月上旬からはぐんま名月、新世界、ふじなどのりんご狩りが楽しめます。

料金は入園料＋料金従量制で、自由に試食できるのがポイント。2024年のりんご狩りは終了しています。

滝沢りんご園（群馬県沼田市）

自分の手でもぎ取って食べる最高の食育体験※イメージ画像です（画像提供：ちっち / PIXTA）

「滝沢りんご園」では、有機肥料のみで栽培したりんごを収穫できます。谷川岳を仰ぐ奥利根で、きれいな空気、水、太陽に育まれたぐんま名月は格別の美味しさです。

ぐんま名月のりんご狩りは例年11月上旬から完全予約制で受け付け。りんご狩りは1時間食べ放題が基本ですが、混雑時や収穫量が少ない場合には時間や個数制限を設けることがあります。

焼き立てのアップルクランブル

店頭で販売されているアップルクランブルやりんごジュースも美味しいと評判。ぜひ親子で味わってみて下さいね。

果物狩り 果実庭（群馬県沼田市）

暑さや寒さと闘いながら丁寧に育てた、美味しいりんごを収穫できます

「果物狩り 果実庭」は、関越自動車道・沼田ICから約2分の場所にあるりんご農園です。

代表はりんご農家の長男として生まれた“くだものおじさん”こと桑原さん。りんごの本場・東北の農業学校で学び、アメリカで果樹専攻の農業研修を受け、30年以上もの間りんごに携わってきたプロフェッショナルです。

群馬県認定エコファーマーの資格も取得し、土作りからこだわった安心安全なりんご栽培を行っています。

ぐんま名月も園内で食べ放題 ※イメージ画像です（画像提供：taka PIXTA）

りんご狩りは園内食べ放題。たくさんの品種を栽培しており、10月中旬以降は複数の品種を食べ比べできるのも魅力です。

ぐんま名月は11月中旬から下旬にかけて収穫できますが、人気品種のため早めの時間に訪れるのがおすすめです。

まるひろ農園（群馬県みなかみ町）

「りんご狩り専用畑」なので、通常は贈答品として収穫されてしまうようなきれいな実に出会えることも ※イメージ画像です（画像提供：shige hattori / PIXTA）

沼田市のお隣・みなかみ町にある、ぐんま名月のりんご狩りスポットです。農園の広さは約4ヘクタールと、沼田＆みなかみエリアで最大級！

園内にある「りんご狩り専用畑」では約20品種を栽培しており、甘くジューシーなりんごを自分で選んで、もいで、味わうことができます。

直売所でのお土産選びも楽しい時間。りんごの試食ができ、フレッシュなりんご100%ジュースやジャムなどの加工品も充実しています。

“記憶に残る甘さ”と称されるぐんま名月のりんご狩りは、親子の素敵な思い出になること間違いなし。ぜひ現地へおでかけして、その美味しさを堪能してくださいね！

記事を書いた人

雨宮あかり

「いこーよとりっぷ」エディター／食べること・飲むこと・音楽が大好きなママ編集者。世界中の音楽フェスを体験すること＆ベルギービールの醸造所めぐりが夢です♪　特技はアロマセラピートリートメントです。