2024八王子&高尾山の紅葉が見頃!
絶景スポット6選 日帰りで満喫
大自然に恵まれ、都心からアクセスしやすい東京都八王子市。登山初心者にも人気の高尾山をはじめ、秋には紅葉や黄葉が楽しめるスポットが多数あり、ファミリーの日帰り旅にも人気です。
そこで今回は、八王子エリアのおすすめ紅葉名所を定番から穴場までご紹介。2024年12月2日現在、見頃のスポットが多数あります。
さらに、施設スタッフによる見どころや楽しみ方も掲載していますので、ぜひ週末のおでかけに役立ててくださいね!
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
高尾山ケーブルカー
広い八王子エリアでも屈指の人気を誇る観光名所が「高尾山」です。富士山と並んでミシュラン観光ガイドの三つ星に指定され、毎年紅葉シーズンにはたくさんの観光客が訪れています。
人気の理由は、ケーブルカーの存在。15分間隔で運転しており、ふもとの「清滝駅」から中腹の「高尾山駅」の間を片道約6分で結んでいます。
片道運賃は大人490円、小学生は250円。ケーブルカーとしては日本一の急勾配を体験でき、沿線を彩るたくさんのイロハモミジを眺めながらゆったり紅葉狩りをすることができます。
親子向けおすすめポイント1:中腹まで手軽に登れる
高尾山の標高は599mありますが、200m地点までは電車で、中腹の472m地点まではケーブルカーで手軽に登れるのがポイント。
小さなきょうだいがいる場合は、「高尾山駅」で降りたあと1号路を進むと、ベビーカーを押しながら「薬王院」まで行くことができます。
親子向けおすすめポイント2:終点「高尾山駅」付近で生き物を探してみよう
終点「高尾山駅」周辺には広大な自然林が保存されているため、四季折々の自然が美しく、生息している野鳥、昆虫、動物たちにも出会えます。
山頂付近では、天候がいいと富士山もよく見え、空気の澄んでくる冬には、南アルプスを遠望することができます。
施設スタッフによる楽しみ方ガイド:輝く紅葉が見られる午前中が◎
「紅葉の時期は、葉が陽に照らされる午前中に乗っていただくと、美しい紅葉がキラキラと輝く様子を見ることができておすすめです」(施設スタッフ)
■スポット概要&紅葉情報
所在地: 東京都八王子市高尾町2205(清滝駅)
見頃の時期:例年11月中旬〜12月上旬
紅葉の種類:イロハモミジなど
紅葉祭り:高尾山もみじまつり(2024年10月26日〜12月8日)
アクセス:電車:京王線「高尾山口駅」から徒歩で約5分
高尾山薬王院
高尾山に紅葉狩りにでかけたら、ぜひ訪れてほしいのが「高尾山薬王院」です。「成田山新勝寺」「川崎大師平間寺」とともに、真言宗智山派の三大本山として知られています。
ケーブルカー「高尾山駅」からは1号路を歩いて約20分。エコーリフト「山上駅」からは1号路を歩いておよそ30分の位置にあります。
秋にはたくさんのモミジと塔頭の建物が美しいコントラストを作り上げ、紅葉シーズンには特に多くの参拝客が訪れる名所です。
大本堂にはご本尊として飯縄権現(いづなごんげん)が祀られています。
また、都内有数のパワースポットとしても知られる高尾山では、昔から天狗が信仰されているため、「薬王院」の至るところに天狗像が設置されています。
紅く染まったモミジを背景にした天狗像は、秋の人気撮影スポット。
紅葉シーズンの境内はとても賑わうので、迷子にならないよう子供から目を離さないようにしてくださいね。
親子向けおすすめポイント:あらゆるご利益が期待できる万能寺
「薬王院」の本堂をお参りすると、厄除けはもちろん、学業成就や招福万来、病気平癒などたくさんのご利益があるそうです。
ほかにも、八大竜王が祀られている「八大竜王堂」(はちだいりゅうおうどう)には金運アップ、龍が祀られた「倶利伽羅龍」(くりからりゅう)には良縁祈願のご利益があるとされています。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:東京都八王子市高尾町2177
見頃の時期:例年11月中旬〜12月上旬
紅葉の種類:モミジ
紅葉祭り:高尾山もみじまつり
アクセス:電車:京王線「高尾山口駅」から徒歩で約5分のケーブルカーに乗り、「高尾山駅」で下車後、徒歩で約20分。またはエコーリフトに乗り「山上駅」で下車後、徒歩で約30分
夕やけ小やけふれあいの里
美しい里山にあり、自然とのふれあいを味わえる「夕やけ小やけふれあいの里」。
大人200円、中学生以下100円(4歳未満無料)とリーズナブルな入場料で、四季折々の体験や草花を楽しめるスポットです。
例年11月の紅葉の時期には、広い敷地内や周辺に見える山々などのいたるところで紅葉が見られます。
敷地内は広く、紅葉散策をしたり、レジャーシートを広げてのんびり紅葉狩りを満喫することもできます。散策中には、小川にかかる水車のほか、池や牧場なども紅葉と一緒に見られます。
親子向けおすすめポイント:昔懐かしい雰囲気のなかで多彩な体験ができる
近年はほとんど見かけなくなったボンネットバスをはじめ、ポニーやヤギがくつろぐ牧場、水車がある小川など、東京とは思えない「ノスタルジックな雰囲気が漂う風景」が魅力。
広い敷地と立地を活かした自然体験や体験学習などアクティビティも多数揃い、年間通してさまざまな行事も行われています。
施設スタッフによる楽しみ方ガイド:“冬桜”と紅葉の共演に注目!
「秋といえば紅葉がメインですが、桜も咲く品種があることはご存知でしょうか。それが“冬桜”(ふゆざくら)とも呼ばれる『十月桜(じゅうがつざくら)』です。秋に咲く桜は珍しく、紅葉のなかでひときわ存在感を放ちます。
当園には『ふれあい牧場』と『夕焼小焼館』の中間辺りに十月桜の木があり、例年10月中旬~12月上旬にかわいい花を咲かせます。来園の時期によっては、十月桜と紅葉のコラボレーションを見ることができますよ」(施設スタッフ)
■スポット概要&紅葉情報
所在地:東京都八王子市上恩方町2030
見頃の時期:例年11月上旬〜下旬
紅葉の種類:モミジ・カエデ・サクラ・ミツバツツジ・ナナカマド・イチョウ(黄葉)など
紅葉祭り:なし
アクセス:電車:京王線「京王高尾駅」、JR中央線「高尾駅」からバスで約30分
甲州街道沿いのイチョウ並木
八王子市内を通る甲州街道(国道20号)には、追分交差点から高尾駅前にかけて700本以上のイチョウが植えられています。
毎年秋には黄金色に色づき、道行く人々の目を楽しませてくれるイチョウ並木。市によると、2024年は10月から11月にかけて温暖な気候が続いたせいで色づきが遅かったものの、11月28日(金)現在ようやく見頃を迎えたそうです。
市民参加型イベント「八王子いちょう祭り」を開催(2024年は終了)
このイチョウ並木をシンボルに、地域文化の創造と発展、社会的なひろがりを目指して、毎年11月には「八王子いちょう祭り」が開催されています。
有志市民により企画され、多くの市民が参加する、市民手づくりのお祭りです。
目玉となるのが、追分町交差点から小仏関跡まで、約5.5kmに設置された12の関所を歩いて巡る「関所オリエンテーリング」。ほかにもマーチングバンドのパレードや「いちょうマルシェ」など、楽しみが盛りだくさんです。
親子向けおすすめポイント:並木道の風情ある建物も人気
甲州街道沿いのイチョウ並木は、東海道の松並木、日光の杉並木とともに“日本三大並木”に数えられるほど見事なもの。舗装された歩道になっているため、ベビーカーでも気軽に訪れることができます。
沿道の横山町や八日町には風情ある建物が今も残り、ノスタルジックな雰囲気にも人気が集まっています。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:東京都八王子市裏高尾町419(小仏関跡)~八王子市追分町10付近(追分町交差点)
見頃の時期:例年11月中旬~12月上旬
紅葉の種類:イチョウ(黄葉)
紅葉祭り:八王子いちょう祭り(2024年11月16日~17日)
アクセス:車:中央自動車道・八王子ICから小仏関跡まで約20分
電車:JR中央線「西八王子駅」、「高尾駅」から徒歩で約2分
※いちょう祭り中は交通規制あり
陵南公園
「多摩御陵」の南にあり、明るく開放感のある公園として親しまれている「陵南公園」。
子供が遊べる大型遊具やピクニックにぴったりの広場のほか、市営プールや本格的な野球場などもあり、健康な体づくりとスポーツの拠点にもなっています。
なかでも秋におすすめしたいのが、園内の見事な黄葉と紅葉。南浅川に面しており、川沿いを歩くと一列に並んだ桜やイチョウが目の前に広がります。
天気のいい日には川面に紅葉が映り、遠くに望む高尾の山並みと青空の共演が壮観です。
親子向けおすすめポイント:2024年10月に分園の遊具広場がリニューアル!
自然に恵まれた「陵南公園」では山と川の両方を楽しめ、遊具広場で思いっきり体を動かすこともできます。
また、浅川を渡って南にある分園の児童遊園は、2024年10月にリニューアルオープン。誰でも遊べるユニバーサルデザインの遊具が揃っています。
■スポット概要&紅葉情報
所在地:東京都八王子市長房町1369
見頃の時期:例年11月下旬〜12月上旬
紅葉の種類:サクラ、モミジ、ケヤキ、イチョウ(黄葉)など
紅葉祭り:なし
アクセス:JR中央線「高尾駅」から徒歩で約20分、または「京王八王子」行きに乗車し、「御陵前」バス停で下車後、徒歩で約5分
滝山公園
多摩川と秋川の合流付近にあり、公園全体が都立滝山自然公園に含まれている「滝山公園」。
中世の山城があった場所で、現在は丘陵地形を生かした公園として開放されています。
園内には豊かな自然が広がり、見頃の時期に歩けば紅葉・黄葉に包まれるような感覚を味わえます。
紅と黄色に染まる木々に囲まれた山道を歩いていくと、「本丸」(ほんまる)や「千畳敷」(せんじょうじき)、「信濃屋敷址」(しなのやしきあと)が見えてきます。
なかでも、戦国時代の屋敷址に造られた園地「信濃屋敷址」は、濃い黄色に色づくイロハモミジに包まれており、まさに黄金の世界。
歴史のある遺構と黄葉や紅葉を一度に楽しめるのが魅力のスポットです。親子で秋のハイキングを満喫しながら、戦国の歴史に思いを馳せてみませんか?
親子向けおすすめポイント:歴史に馴染みのない親子にこそおすすめ!
「中の丸」と「本丸」をつなぐ「引橋」を渡りながらドキドキしたり、軽めのハイキングコースで歩いて汗をかいたりしながらハイキングを楽しんでみて! より歴史を身近に感じられるはずです。
春の桜、ゴールデンウィークのヤマツツジなども見事なので、ぜひ季節ごとに足を運んでみてください。
施設スタッフによる楽しみ方ガイド:陽光に透ける黄色のモミジ&カマツカの紅葉は必見
「黄葉の雰囲気は、南側から入る陽光に透ける黄色のモミジを楽しむのがおすすめ。屋敷址の奥、北側から眺めると黄葉を満喫できますよ。
また、大手口から中の丸へ向かうメインルートの途中、二の丸の西あたりに1本だけあるカマツカは必見。高さ5mほどの小さな木ですが、柔らかな赤、ピンク、黄色に染まる豊かな色あいが素晴らしいです」(施設スタッフ)
■スポット概要&紅葉情報
所在地:東京都八王子市高月町、丹木町2~3丁目
見頃の時期:例年11月下旬〜12月上旬
紅葉の種類:コナラ、クヌギ、モミジ、サクラ、カマツカ、アカシデ(黄葉)、コアジサイ(黄葉)など
紅葉祭り:なし
アクセス:電車:JR中央線「八王子駅」から西東京バスに乗車、「滝山城址下」バス停で下車後、徒歩で約2分
八王子の紅葉・黄葉スポットをご紹介しました。最新の紅葉状況をチェックして、おでかけしてみてくださいね。
※本記事は姉妹サイト「いこーよニュース」掲載の記事を再編し、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行っています
記事を書いた人
いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
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