2025古都・鎌倉の「梅のお寺」4選<br/>樹齢200年超の古木&宗園梅は必見
更新日2025年01月15日/公開日2025年01月15日

2025古都・鎌倉の「梅のお寺」4選
樹齢200年超の古木&宗園梅は必見

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神奈川県鎌倉市

今回は、神奈川県鎌倉市にある、親子におすすめの梅の名所をご紹介します。

古都・鎌倉には梅で有名なお寺がいくつもあり、樹齢200~300年の古木や、立派な枝垂れ桜「宗園梅」など、見応えのある梅の木がそろっています。早春の鎌倉におでかけして、梅めぐりを楽しんでみませんか?

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

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鎌倉市にある梅スポットの特徴&見頃は?

「宝戒寺」の白梅(画像提供:鎌倉市観光協会)
「宝戒寺」の白梅(画像提供:鎌倉市観光協会)

鎌倉市内で観梅を楽しめるのは、主に神社仏閣の境内。歴史ある建築物と梅の花が共演し、古都ならではの風情が感じられる名所がそろっています。

例年、早咲きの梅は1月下旬頃から開花し、遅咲き品種は3月上旬まで観賞できます。紅梅の梅とともに、河津桜や水仙、ロウバイなどが楽しめるスポットもありますよ。

【鎌倉市植木】貞宗寺

徳川家ゆかりのお寺で梅を愛でる

紅白のコントラストが印象的(画像提供:鎌倉市観
紅白のコントラストが印象的(画像提供:鎌倉市観

鎌倉市植木にある「貞宗寺」(ていそうじ)。1611年に創建され、本尊は阿弥陀三尊です。三つ葉葵が屋根瓦や本堂内に印されており、徳川家ゆかりのお寺として知られています。

貞宗寺には、樹齢400年におよぶイトヒバやキャラの古木、椿、梅、白木蓮(はくもくれん)、つつじなど季節ごとに異なる花が咲き誇り、さまざまな表情を見せてくれます。

なかでも梅は有名で、例年1月下旬~3月上旬にかけて美しい花を咲かせます。

■スポット概要&開花情報
所在地:神奈川県鎌倉市植木656
梅の見頃:例年1月下旬~3月上旬
アクセス:電車:JR各線「大船駅」から徒歩で約25分、または「藤沢駅北口」行きバスに乗車、「植木」バス停で下車後、徒歩で約3分
駐車場:あり

公式サイト

【鎌倉市小町】宝戒寺

後醍醐天皇の命で建てられた古刹で梅を愛でる

宝戒寺(画像提供:鎌倉市観光協会)
宝戒寺(画像提供:鎌倉市観光協会)

天台宗のお寺「宝戒寺」(ほうかいじ)。鎌倉幕府が滅亡したのち、後醍醐天皇が北条氏の霊を弔うためと足利尊氏らに命じ、北条氏の屋敷があったとされるこの地に寺を建立させたのが始まりです。

秋のお彼岸には、境内が約600本の白萩に埋め尽くされることから、地元では「ハギ寺」とも呼ばれています。

枝垂れ梅「宗園梅」は一見の価値あり

「宝戒寺」の枝垂れ梅(画像提供:鎌倉市観光協会)
「宝戒寺」の枝垂れ梅(画像提供:鎌倉市観光協会)

梅の木は、参道の脇や境内に約30本植えられています。

なかでも有名なのが、境内の左側にある「宗園梅」という名の枝垂れ梅です。

鎌倉有数の立派な枝垂れ梅で、高さは5~6m、幅は10mほど。満開時の様子は圧巻のひとことです。この枝垂れ梅を見るために毎年お寺を訪れる人も多いといいます。

親子でじっくり観察したい「思いの儘」

思いの儘(画像提供:kiyusito31 / PIXTA)※イメージ画像
思いの儘(画像提供:kiyusito31 / PIXTA)※イメージ画像

また、1本の梅の木に紅色と白色の花が入り乱れて咲く「思いの儘(まま)」という梅も話題を呼んでいます。

白梅の木に、いつの間にか紅色の花が咲くようになり、いつどこに咲くかわからないことから「思いの儘」と名付けられたという梅の花。今年はどんな花を咲かせるのか気になりますね。

■スポット概要&開花情報
所在地:神奈川県鎌倉市小町3-5-22
梅の見頃:例年1月下旬~3月上旬
アクセス:電車:JR各線、江ノ島電鉄「鎌倉駅」から徒歩で約13分
駐車場:なし

【鎌倉市浄明寺】浄妙寺

歴史あるお寺で観梅を

早春の「浄妙寺」(画像提供:Tony / PIXTA)
早春の「浄妙寺」(画像提供:Tony / PIXTA)

鎌倉市にある「浄妙寺」(じょうみょうじ)。鎌倉時代末期頃より幕府が制定した鎌倉五山の第五位にあたり、800年以上の歴史を誇る古刹です。

山門前から白梅が咲き誇り、本堂までの参道の左右には見事な白梅と紅梅が植えられています。

本堂の左手にある茶室「喜泉庵」の庭にも梅が数本あり、境内全体に約30本の梅が点在。枯山水の日本庭園に咲く梅の花を眺めながらお抹茶でひと休みできます。

洋風建築のカフェ&レストラン「石窯ガーデンテラス」もおすすめ

高台に建つ美しい洋館「石窯ガーデンテラス」(画像提供:skyyokohma / PIXTA)
高台に建つ美しい洋館「石窯ガーデンテラス」(画像提供:skyyokohma / PIXTA)

また、本堂より奧の高台に建つ洋風建築のカフェ&レストラン「石窯ガーデンテラス」にもぜひ立ち寄ってみてください。おすすめは石窯で焼くパン。ランチやアフタヌーンティーも人気です。

■スポット概要&開花情報
所在地:神奈川県鎌倉市浄明寺3-8-31
梅の見頃:例年1月下旬~3月上旬
アクセス:電車:JR各線、江ノ島電鉄「鎌倉駅」からバスで約15分、「浄妙寺」バス停下車
駐車場:あり(台数が少ないため公共交通機関の利用を推奨)

【鎌倉市長谷】光則寺

850年の歴史を持つ「光則寺」(画像提供:鎌倉市観光協会)
850年の歴史を持つ「光則寺」(画像提供:鎌倉市観光協会)

「光則寺」(こうそくじ)は、1274年に創建された日蓮宗のお寺。

四季折々の美しい花を見られる“花のお寺”として親しまれており、境内には花が咲いている場所を示すマップも置かれています。

特に鎌倉随一の品種数といわれるのが山紫陽花(やまあじさい)で、なんと約200種以上も観賞できます。高さ約5m、根回り1.2mのカイドウの巨木も有名です。

樹齢200〜300年の立派な梅の木は必見!

紫陽花、藤、山桜など四季折々の花が咲く“花のお寺”(画像提供:鎌倉市観光協会)
紫陽花、藤、山桜など四季折々の花が咲く“花のお寺”(画像提供:鎌倉市観光協会)

“長谷エリアで梅を楽しむなら「長谷寺」と「光則寺」”と称され、例年2月下旬〜3月中旬には門前に美しい紅梅が咲き誇ります。

境内には梅の古木が多く、その数は約60本ほど。なかには樹齢200〜300年になる古木もあります。

四季折々の魅力がある花のお寺は、梅のシーズンも見どころがいっぱいです。

■スポット概要&開花情報
所在地:神奈川県鎌倉市長谷3-9-7
梅の見頃:例年1月下旬~3月上旬
アクセス:電車:江ノ島電鉄「長谷駅」から徒歩で約7分
駐車場:なし

早春におでかけしたい「鎌倉の梅の名所」をご紹介しました。まち歩きや観光とあわせて、親子で梅のお花見を満喫してくださいね。

※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2021年2月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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