静岡いわたPR大使の五郎丸歩さんに聞いたおでかけ&グルメ情報を紹介
2008年にプロラグビーチーム「ヤマハ発動機ジュビロ」(現:静岡ブルーレヴズ)に入団し、チームのホームタウンである静岡県磐田市に2016年まで暮らしていた元ラグビーワールドカップ日本代表の五郎丸歩(ごろうまる・あゆむ)さん。2024年11月には、磐田市にゆかりがあり、影響力をもつ「静岡いわたPR大使」に就任しました。
2025年11月には、親子で参加できる音楽フェスを磐田市で開催予定の五郎丸さんに、まちの魅力やおすすめのおでかけスポットやグルメを紹介してもらいました。
※施設やイベント、お店の情報は変更になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
磐田市は自然豊かで穏やかな気候で過ごしやすい
そもそも五郎丸さんが「ヤマハ発動機ジュビロ」を選んだ理由が磐田市の環境でした。
「都心ではなく、海や山があるなかで暮らしたいと思っていて、磐田市は海があるというのが自分のなかですごく魅力的でした」(五郎丸さん、以下略)
ですが、実際に住んでみると衝撃的な事実が発覚!
「磐田の海は波が高くて海水浴向きではないんですよね。『休日には海岸でバーベキューをしたりするのかな』と想像していたんですが、磐田でバーベキューをするならみんな川に行くんですよね」
そんな誤算はありながらも、しっかり海ライフも満喫していた五郎丸さん。
「磐田の海は波が高く、サーフィンや釣り向き。私はすごく釣りが好きなので11月になると海に入って釣りをしていました。冬はヒラメが釣れるんですよ」
真冬に海の中へ!? とびっくりしてしまいますが、磐田市は雪はほとんど降らず、年間を通して暖かく過ごしやすいそうです。
「温暖な気候のせいか穏やかな性格の人が多く、時間がゆっくり流れています。南国の人ような、のんびり優しい人が多いイメージです」
親子におすすめのおでかけスポット
磐田市で子育てもしていた五郎丸さんに、親子におすすめのスポットを聞きました。
福田漁港
江戸時代には海上交通の要所として栄えていた福田漁港。シラス漁が盛んなことが特徴の1つです。
近隣には、遠州地域(※)の新鮮な魚や採れたての野菜を味わえる飲食店などが並ぶ「渚の交流館(渚の交番)」があり、休日は親子連れでにぎわいます。
※静岡県西部にある8市町(湖西市・浜松市・磐田市・袋井市・森町・掛川市・菊川市・御前崎市)で構成される地域のこと
親子で楽しめる釣りスポット
「福田漁港内にはベンチが設置されている釣り場があり、子供連れで釣竿をおろしているファミリーをよく見かけます。アジやイワシ、サバ、スズキなどがよく釣れるようですよ」(五郎丸さん)
竜洋海洋公園オートキャンプ場
緑の芝生が広がる大きなキャンプ場。テントを設営できるフリーサイト以外に、コテージやトレーラーハウスなどもあり、キャンプ初心者にもおすすめです。
温浴施設が隣接するほか、徒歩10分ほどの場所には、巨大すべり台やネット遊具が人気の「竜洋海洋公園」などがあり、楽しみが尽きないスポットです。
磐田の自然を満喫できる宿泊スポット
「私も家族でコテージに宿泊したことがあります。夏はプールで遊ぶこともできますよ。せっかく磐田に宿泊するなら、自然を感じられるキャンプが合っていると思います」(五郎丸さん)
「竜洋海洋公園オートキャンプ場」の情報はこちら!(姉妹サイト「いこーよ」)
ヤマハ大久保グラウンド
磐田市に拠点を置くラグビーチーム「静岡ブルーレヴス」、サッカーチーム「ジュビロ磐田」の練習場である「ヤマハ大久保グラウンド」。ブルーレヴスには事前申込制の公開練習日が設けられており、間近で選手たちがトレーニングする様子を見ることができます。
日本有数のスポーツ文化が根づくまち
「磐田市は、子供たちが安全に楽しくスポーツができるよう小・中学校の校庭の芝生化を推進していたり、プロのスポーツ選手も身近に住んでいたりするなど、スポーツ文化が根づいたすばらしいまちです。日本中をみても他にはなかなか無いのではないかなと思います」(五郎丸さん)
親子で楽しめるおすすめイベント
磐田市では、親子が楽しめたり、学びにつながったりするイベントも開催されています。
いわたゆきまつり
毎年2月上旬に開催されている「いわたゆきまつり」。会場には、近隣の県から運ばれてくる雪で作られた大きな雪山が登場し、そり滑りや雪だるま作りなどができます。キッチンカーやイベントブースも出て、多くの親子連れでにぎわいます。
雪が貴重な磐田のゆきまつり
「なかなか雪が降らない磐田市で、子供たちが雪にふれ、遊べるように開催されているイベントです。私も家族で参加した時、子供が非常に喜んでいました」(五郎丸さん)
■2025年「いわたゆきまつり」開催情報
開催日時:2025年2月8日(土)11~16時、9日(日)9時~15時(予定)
会場:福田漁港交流広場「ふくっぱ」イベント広場
料金:無料
掛塚まつり(貴船神社祭典)
毎年10月の第3土・日曜に開催されている「貴船神社」の例祭「掛塚まつり」。江戸時代に“遠州の小江戸”と呼ばれていた港町・掛塚湊の歴史を伝え、海上の安全を祈る祭りです。
見どころは、京都流のお囃子(はやし)を奏でながら練り歩く豪華絢爛(けんらん)な屋台。歴史絵巻のような光景が広がります。
遠州っ子はお祭り好き!
「遠州の人たちはお祭りがすごく好きという印象です。『掛塚まつり』以外にも、毎年9月に開催される『矢奈比賣(やなひめ)神社』の『見付天神裸祭』(みつけてんじんはだかまつり)など、歴史あるお祭りが多いので、ぜひ訪れて欲しいですね」(五郎丸さん)
■2025年「掛塚まつり」開催情報
開催日:2025年10月18日(土)、19日(日)
会場:貴船神社
2025年秋に大型音楽フェスを開催
親子におすすめのイベントといえば、2025年秋に開催予定の「Iwata Seaside DREAM Fes 2025」。五郎丸さんが磐田市出身のEXILE AKIRAさんと立ち上げた一般社団法人「Future Innovation Lab」が主催する大型音楽フェスです。
ゴルフ場で開催される新しいフェス
「磐田市に何か恩返しをしたい、遠州地区を一緒に盛り上げていきたいという思いで取り組んでいます。ゴルフ場を会場に、音楽とスポーツ文化を融合した前例にないイベントになる予定です。家族連れで参加していただけるような環境づくりを整えているので、ぜひ親子で来てください」(五郎丸さん)
■「Iwata Seaside DREAM Fes 2025」開催情報
開催日:2025年11月8日(土)、9日(日)
会場:浜松シーサイドゴルフクラブ
親子におすすめの磐田グルメ
磐田に遊びにおでかけしたら食べてみてほしいおすすめグルメも聞きました。
磐田名物の店といえば「とん汁 桝形」
「磐田市民なら一度は訪れたことがあると思う」と五郎さんが話すのが、1953年(昭和28年)から続く大衆食堂「とん汁 桝形(ますがた)」。
入店してすぐ店員さんに、ご飯のサイズと、とん汁かみそ汁のどちらにするかを伝えたら、そのまま総菜ケースに並ぶ料理を選んで好きな席へ。テーブルに着くと、ほぼ同時にごはんと汁物が届くシステムです(会計は食後)。
料理は、懐かしの家庭料理から魚料理、肉料理、揚げ物など種類豊富ですよ。
老若男女に愛される昔ながらの食堂
「親子連れや仕事の休憩中の人、おじいちゃんやおばあちゃんなど、いろんな人でいつもにぎわっている磐田の名物店です。おすすめは、やっぱり『とん汁』ですね」(五郎丸さん)
■「とん汁 桝形」店舗情報
営業時間:昼の部は10:00~14:00、夜の部は 17:00~19:30
定休日:日、月曜
住所:静岡県磐田市小立野330
磐田の名産シラスも外せない!
磐田市の特産品といえば、福田漁港で水揚げされるシラス。水揚げされてすぐに塩茹でをして、天日と遠州のからっ風でじっくり干して作られる磐田の釜揚げシラスは、五郎丸さんもおすすめするおいしさです。
身がしまって味の濃いシラス
「福田漁港周辺には、知る人ぞ知る名店も多く、私もずっとお世話になっているお店があります。おすすめは、釜揚げシラスがのった「しらす丼」。シラスの味が濃くてすごくおいしいですよ」(五郎丸さん)
東京や名古屋からも意外と近い磐田市。
「東京駅から浜松駅まで新幹線で約1時間30分。そこから電車でも車で約20~30分ぐらいで磐田に着くので、2時間あれば余裕です。名古屋からなら1時間くらいかな。少し遠いと感じる人も、移動の大変さを超える豊かな自然とゆったりとした時間が待っていますよ」(五郎丸さん)
プロフィール
五郎丸 歩(ごろうまる あゆむ)
福岡県福岡市出身。2005 年にラグビーワールドカップ日本代表初選出され、2008年にプロラグビーチーム「ヤマハ発動機ジュビロ」(現:静岡ブルーレヴズ)へ入団。2015年の「第52 回日本選手権大会」では、創部初の日本一に貢献した。2021 年の現役引退後は、「静岡ブルーレヴズ」でクラブ・リレーション・オフィサーを2024年6月まで務めた後、同年8月に一般社団法人「Future Innovation Lab」を設立し理事を務める。さらに、同年11月に「静岡いわたPR大使」に就任した。
記事を書いた人
いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
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