小江戸・川越の桜花見スポット7選<br/>2025親子で行きたい名所や穴場紹介
更新日2025年03月14日/公開日2025年03月14日

小江戸・川越の桜花見スポット7選
2025親子で行きたい名所や穴場紹介

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埼玉県川越市

今回は埼玉県川越市にある桜の名所や穴場をご紹介!

川越市は“小江戸”と呼ばれる人気観光地。蔵造りのまち並みが有名ですが、中心地から少し離れると1,000年もの歴史を持つ神社仏閣、農家とその暮らしを支える里山があり、自然と歴史、文化が調和した地域であることがわかります。

例年3月下旬には各所で桜の開花がスタート。2025年3月29日(土)~4月20日(日)には「小江戸川越春まつり」も開催されます。市内観光とあわせて、ぜひお花見スポットにも足を運んでみてください。

※トップ画像:新河岸川「小江戸川越春の舟遊」開催時の様子(提供:Takashi Mizoguchi / PIXTA)
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

小江戸・川越の「鎮守の森」を歩いてタイプトリップ

川越大師 喜多院

川越大師 喜多院
川越大師 喜多院

川越大師として親しまれる「喜多院」は、平安時代(830年)に建てられ、かつては関東天台宗の総本山だった由緒あるお寺。

江戸幕府とのゆかりも深く、江戸城から移築された建造物や徳川家康公を祀る「仙波東照宮」など、川越が誇る重要文化財の宝庫でもあります。

「徳川家光お手植えの桜」は必見!

徳川家光お手植えの桜
徳川家光お手植えの桜

境内では、例年3月のお彼岸頃に枝垂れ桜が、3月下旬から4月上旬にソメイヨシノが見頃を迎えます。特に注目したいのが、紅葉山庭園に咲く枝垂れ桜。「喜多院」の再建に着手した徳川3大将軍・家光公のお手植えと伝わる貴重な桜です。

多宝塔と桜の共演が美しい

「喜多院」のシンボル・多宝塔と桜
「喜多院」のシンボル・多宝塔と桜

また、ソメイヨシノは100本ほど植えられていて、多宝塔と一緒に撮影するのがおすすめ。

桜の開花シーズンには屋台も並び、満開の桜とともに春のワクワク感を盛り上げてくれます。

■スポット詳細&開花情報
所在地:埼玉県川越市小仙波町1-20-1
桜の見頃:例年3月下旬~4月上旬
アクセス:①「本川越駅」から徒歩で約15分 ②東武東上線「川越市駅」から徒歩で約18分 ③東武東上線、JR川越線「川越駅」から徒歩で約20分

天台宗別格本山 中院

春の「天台宗別格本山 中院」
春の「天台宗別格本山 中院」

喜多院のすぐ南に位置する「天台宗別格本山 中院」も、桜の名所として名高い寺院です。

四季折々の植物が美しく手入れされた日本庭園は趣があり、ゆっくり散策するだけで心が洗われるよう。「釈迦堂」の脇に広がる竹林では、寒緋桜(かんひざくら)が例年3月に見頃を迎え、中旬からは枝垂れ桜、下旬からはソメイヨシノが境内を彩ります。

中院の枝垂れ桜は川越の春の風物詩

「天台宗別格本山 中院」の代名詞といえる見事な枝垂れ桜
「天台宗別格本山 中院」の代名詞といえる見事な枝垂れ桜

特に、枝垂れ桜は圧巻のひとこと。川越では“枝垂れ桜といえば中院”“中院といえば枝垂れ桜”といわれる春の風物詩で、毎年花見に訪れる観光客もいるほど愛されています。

見頃にあわせて期間限定の「SakuraCafe」(さくらカフェ)もオープン。普段は非公開の「不染亭」の茶室で抹茶と和菓子を味わえますよ。

また、2025年3月20日(日)~30日(日)には境内にストリートピアノが設置され、桜の下で誰でもピアノを弾くことができます。

「中院ストリートピアノ」をチェック(公式Xアカウント)

夜間のライトアップに感動!

ライトアップされた枝垂れ桜が非日常的な世界へと誘います
ライトアップされた枝垂れ桜が非日常的な世界へと誘います

さらに、例年3月中旬から夜間のライトアップがおこなれます。満開の枝垂れ桜はとても幻想的で、松の木との共演も見事。

秋の紅葉も美しく、親子で何度でも足を運びたい名所です。

■スポット詳細&開花情報
所在地:埼玉県川越市小仙波町5-15-1
桜の見頃:例年3月中旬~4月上旬
アクセス:①「本川越駅」から徒歩約12分 ②東武東上線「川越市駅」から徒歩で約18分 ③東武東上線、JR川越線「川越駅」から徒歩で約20分

川越水上公園

春のピクニックにおすすめの公園
春のピクニックにおすすめの公園

親子で楽しむお花見といえば、レジャーシートを敷いてお弁当をみんなで食べるピクニックスタイルが定番。そんな“お花見ピクニック”におすすめのスポットが「川越水上公園」です。

園内を横断するように桜が連なり、周りは芝生になっているので、親子のお花見にぴったり。

4月中旬から下旬には八重桜が満開に

多品種の共演も見どころ。写真は八重桜の一葉(いちよう)と関山(かんざん)(画像提供:Takashi Mizoguchi / PIXTA)
多品種の共演も見どころ。写真は八重桜の一葉(いちよう)と関山(かんざん)(画像提供:Takashi Mizoguchi / PIXTA)

桜の種類が豊富なのも魅力です。例年4月上旬にソメヨシノが満開になり、続いて関山、普賢象(ふげんぞう)などの八重桜が開花をスタート。リレーのように桜が次々と咲き、4月下旬までお花見が楽しめます。

小さな子供が喜ぶスワンボートも♪
小さな子供が喜ぶスワンボートも♪

ボート池やバーベキュー広場でもお花見ができますよ♪ 親子でのどかな一日を満喫しましょう。

■スポット詳細&開花情報
所在地:埼玉県川越市大字池辺880
桜の見頃:例年4月上旬~下旬
アクセス:JR川越線「西川越駅」から徒歩で約10分

伊佐沼公園

伊佐沼の夕暮れ(画像提供:Taro / PIXTA)
伊佐沼の夕暮れ(画像提供:Taro / PIXTA)

関東では2番目に広い自然沼として知られる伊佐沼。隣接する「伊佐沼公園」では、例年3月下旬から満開の桜を観賞できます。

200本を超えるソメイヨシノが沼を囲うように咲く風景は壮観! レジャーシートを広げてお花見をするのにも適したスポットです。

満開の桜並木(画像提供:Taro / PIXTA)
満開の桜並木(画像提供:Taro / PIXTA)

沼の裏側にあたる遊歩道は満開の桜を眺めながら歩けるエリア。

ほかにも、夏に人気のじゃぶじゃぶ池周辺など園内のいたるところに桜が咲き乱れます。

体を動かして遊べるアスレチックを併設

お花見のあとは、「冒険の森」エリアにあるフィールドアスレチックで体を動かすのもおすすめ。ロープスライダーや丸太の平均台などで思いっきり遊べます。

■スポット詳細&開花情報
所在地:埼玉県川越市大字伊佐沼字沼田町584
桜の見頃:例年3月下旬~4月上旬
アクセス:東武東上線、JR川越線「川越駅」から「川越グリーンパーク」行きバスに乗車(約15分)、「伊佐沼冒険の森」バス停で下車後、徒歩で約10分

御伊勢塚公園・おいせ橋通り

ひょうたん池に咲く桜(画像提供:モスリン / PIXTA)
ひょうたん池に咲く桜(画像提供:モスリン / PIXTA)

埼玉県川越市にある「御伊勢塚公園」は、武蔵野の自然をそのまま残した雑木林が広がる公園です。春になると公園西側の桜並木が満開となり、多くの人がお花見に訪れます。

公園内には、木製のアスレチック遊具や広々とした芝生広場があり、子供がのびのび遊べるのも魅力。ひょうたんの池やカッパのモニュメントなど、散策していると楽しい発見がたくさんあります。

500mの桜並木(画像提供:モスリン / PIXTA)
500mの桜並木(画像提供:モスリン / PIXTA)

また、公園の南西に接するおいせ橋通りには約500mに渡って桜が植えられ、満開時には見事な桜のトンネルが出現!

桜並木を歩きながら春の訪れを感じたり、芝生広場でピクニックをしたりと、親子で一日ゆっくり過ごせるおすすめのスポットです。

■スポット詳細&開花情報
所在地:埼玉県川越市伊勢原町3-3
桜の見頃:例年3月下旬~4月上旬
アクセス:車:圏央道「鶴ヶ島IC」から約5km
電車:JR川越線「的場駅」から徒歩で約20分

新河岸川沿いの桜並木(川越氷川神社の裏)

川面に映る桜も美しい
川面に映る桜も美しい

縁結びのご利益と「縁結び風鈴」が有名な「川越氷川神社」。その裏手に流れる新河岸川沿いは、春になると桜が一斉に咲き乱れるお花見の名所です。

毎年恒例の人気イベント「小江戸川越春の舟遊」の会場でもあります。

戦没者の慰霊のために植えられた「誉桜」

水面に花びらが流れる花筏も見どころ
水面に花びらが流れる花筏も見どころ

新河岸川に続く桜並木の別名は「誉桜」(ほまれざくら)。その由来は、川越の和菓子店「亀屋栄泉」の当主が、太平洋戦争に出征した息子たちや多くの兵士を慰めるために、約300本の桜を植えたことにあります。

約500mもの通りが桜色に染まる景色を眺めながら、誉桜の由来や平和について子供と話すのもいいかもしれません。

レトロな田谷堰は人気の撮影スポット

また、新河岸川に架かる田谷堰(たやぜき)というレトロな橋は、撮影スポットとして人気です。桜が咲く時期になると風情が増し、思わず写真を撮りたくなりますよ。

■スポット詳細&開花情報
所在地:埼玉県川越市氷川町108付近
桜の見頃:例年3月下旬~4月上旬
アクセス:東武東上線、JR川越線「川越駅」または、「本川越駅」からバスに乗車、「川越氷川神社」バス停で下車後、徒歩で約2分

蓮馨寺

(画像提供:fumifumi / PIXTA) ※イメージ画像です
(画像提供:fumifumi / PIXTA) ※イメージ画像です

「蓮馨寺」(れんけいじ)は、室町時代に創建された浄土宗の寺院です。境内を囲むようにソメイヨシノが植えられており、例年、3月下旬から4月上旬にかけてが見頃。満開になると、境内一帯が桜に包まれます。

JR各線、東武東上線、西武新宿線「本川越駅」や、東武東上線「川越市駅」方面から、蔵造りのまち並み、菓子屋横丁へ向かう途中にあるので、観光前後に参拝して桜を愛でてみませんか?

■スポット詳細&開花情報
所在地:埼玉県川越市連雀町7-1
桜の見頃:例年3月下旬から4月上旬
アクセス:「本川越駅」から徒歩で約10分

見応え抜群の歴史ある枝垂れ桜から、植樹した人の思いが感じられる桜並木まで、さまざまな桜がそろう川越市。この春は観光の中心地から少し足を伸ばして、満開の桜を見に行ってはいかがでしょうか。

※本記事は姉妹サイト「いこーよニュース」掲載の記事を再編し、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2025年の最新情報に差し替えを行っています

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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