京都府亀岡市のエコツアー体験レポ
ラフティング&エコバッグ作りも!
京都府亀岡市で、環境問題について考える親子向けイベント「BRITA監修!亀岡エコツアー★」が、2022年4月23日(土)と24日(日)に開催されました。
当日は、市内を流れる自然豊かな保津川(ほづがわ)でラフティングを楽しみながら、川に流れついたゴミ拾いを実施。 “川ゴミ”という視点から地球環境について学習できる特別なツアーイベントです。
ツアー後半には、エコ授業やオリジナルエコバッグ制作、亀岡市と連携協定を結ぶ「BRITA Japan株式会社」(以降、BRITA)からのマイボトルプレゼントなどもありました。
今回は、当日の様子を体験レポートで紹介します!
※撮影時にマスクを外している場合があります
緑に囲まれた保津川でラフティングに挑戦!
ラフティングのスタート地点は、2022年4月にオープンしたばかりの「川の駅・亀岡水辺公園」です。
館内には400年以上の歴史を持つ舟下り「保津川下り」の資料展示があり、亀岡市が誇る伝統産業を学ぶことができます。
ラフティングの前に、ヘルメットやライフジャケットを装着し、ガイドスタッフさんによる丁寧な講習を受けて出発準備をします。
ボートに乗り込みラフティングスタート!
ラフティングの所要時間は、ごみ拾いを含めて1時間30分程度。比較的緩やかな流れのコースを進むため、子供でも安心して楽しめます。
また、ラフティングの途中に同行ガイドさんが周辺の植物や生き物の解説をしてくれ、自然学習にもつながります。
ラフティングは、ボートに乗ってパドルを漕ぎ、水をかき分けることで進んでいくスポーツ。全員で息を合わせることが重要です。
しっかりとパドルのグリップを持ち、「1、2!」「1、2!」と声を合わせてボートを進めていきます。子供が大人顔負けの大きな声を出し、連携を取っているボートも。
みんなで息をぴったり合わせることができ、ごみ拾い地点までスムーズに到着しました!
ゴミ拾いがスタート!川に流れてくるのはどんなゴミ?
川岸にボートを停泊させたら、ごみ拾いを開始!
燃えるごみと埋立てごみに分別しながら、参加者みんなで力を合わせてごみを拾っていきます。
この日は、15~20分ほどで、燃えるごみ用のごみ袋(40リットル入り)1袋分と、埋立てごみ用のごみ袋(30リットル入り)1袋分のごみが集まりました。
落ちていたごみのほとんどはペットボトルなどのプラスチックという結果に。なかには、ごみとして捨てられたタイヤを拾った子も!
同行ガイドさんが、「今回集まったごみは、すべて人間が生み出したもの。美しい地球を守るために、ごみ問題と真剣に向き合ってほしいです」と伝えると、子供からは「絶対にポイ捨てしないと決めました」などの声が上がりました。
拾ったごみは全てボートに積み、ゴール地点まで運びます。
ゴール地点に着いたら、同行ガイドさんにごみの処分をお願いして、参加者はボートを降ります。
「湯の花温泉」のランチを親子で堪能♪
ラフティングが終わったら、歴史ある温泉郷「湯の花温泉」の旅館で昼食をいただきます。
子供には「お子様ランチ」が、保護者には「湯豆腐御膳」が用意されていました。
「お子様ランチ」はハンバーグやエビフライなど、子供が大好きなメニューが勢ぞろい♪ ご飯はおかわり自由で、「おかわり!」の声があちらこちらから飛び交っていました。
ゴミ問題の解説&エコバッグ作り&プレゼントも!エコ授業に参加
昼食後のツアー後半は、亀岡市の生涯学習施設、道の駅「ガレリアかめおか」でエコ授業を受けます。
会場内には、砂の中から微細なマイクロプラスチックを見つける学習コーナーがあり、授業開始前から環境問題にふれることができました。
エコ授業は、保津川下りと亀岡市の取り組みの紹介、エコバッグ作り、BRITAによるエコボトルのプレゼント贈呈と充実の内容です。
保津川下り&亀岡市の取り組みから環境問題を知ろう!
はじめに、保津川遊船企業組合の代表理事を務める豊田さん(写真右)が、保津川下りの船頭さんによるごみ拾いのボランティア活動の様子を紹介しつつ、川ごみ問題について解説してくれました。
川のごみは、放っておくといずれ海へと流れ着きます。そのごみを魚が食べてしまうと、海の生態系が崩れ、地球全体の環境問題にまで発展。「川ごみ問題の解決には若い世代の協力が重要」と語ります。
次に登場した亀岡市役所・環境政策課の名倉さん(写真左)からは、ごみ問題を解決するべく亀岡市が始めた取り組みが紹介されました。
亀岡市では、プラスチックごみを減らすため、市内でプラスチック製レジ袋の提供を禁止する条例を制定。
ほかにも、環境に優しいお店を「リバーフレンドリーレストラン」に認定したり、レストランなどでマイボトルを提示すると無料で給水してもらえる「給水スポット」を拡大したりと、さまざまな取り組みを行っています。
どうすればごみ問題は解決できるのか、私たちに今できることは何なのかを、家族みんなで真剣に考える時間となりました。
オリジナルエコバッグを作ってエコ活動!
プラスチック製レジ袋の提供を禁止した亀岡市では、エコバッグの使用を推奨しています。
そこで今回は、子供も日常的にエコバッグを使えるように、自分だけのオリジナルエコバッグ作りに挑戦!
無地のキャンバスバッグに、布用のサインペンで絵を描いていきます。
何を描こうか保護者と話し合い、コミュニケーションをとりながら、世界に一つだけのエコバッグを作ります。
午前中に体験したラフティングの様子を描く子供が多く、楽しいイベントだったことが伺えます。
子供の自由な発想でお絵かきをし、それぞれの個性が光るエコバッグが完成しました。
かめまるくんが登場!BRITAのマイボトルをプレゼント♪
エコバッグ作りが終わったあとは、BRITA Japanの楠さんが、クイズ形式で今までの授業内容をおさらいします。
復習授業が終わると、亀岡市の観光マスコットキャラクター・明智かめまるくんがサプライズ登場! キュートな姿に子供は大喜びです。
かめまるくんから参加者に、BRITAの携帯用ボトル型浄水器「アクティブ」と、かめまるくんグッズがプレゼントされました。
「これからは、学校にこの水筒を持っていく!」と、参加者全員がうれしそうな笑顔を浮かべます。
家族みんなでマイボトルを持つ習慣をつけることで、日常的にエコ活動を行えますね。
楽しみながら環境問題を学べる亀岡市に行ってみよう!
今回のエコツアーに参加して、「親子で地球環境について考えるだけでなく、実際にエコ活動を行うきっかけにもつながりました」と話す保護者がいたり、「自分で作ったエコバッグにマイボトルを入れてでかけたい」とエコ活動への積極的な姿勢を見せる子がいたりと、それぞれにとって大きな意味の持つツアーイベントになりました。
亀岡市では、今回のようなエコツアーをはじめ、さまざまな環境イベントを今後も開催予定です。
歴史ある保津川下りを楽しみながら、地球環境を守る取り組みに参加できる亀岡市を訪れてみましょう。
記事を書いた人
杞山穂花(Clay)
編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです!
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