天然ミストで夏の疲れが癒やされる<br/>四国の滝12選!見どころ&周辺情報
更新日2025年09月12日/公開日2025年09月05日

天然ミストで夏の疲れが癒やされる
四国の滝12選!見どころ&周辺情報

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自然とふれあう

まだまだ暑い日が続く9月。見ているだけでリフレッシュできる「滝」へおでかけしてみませんか? 今回は、子供と一緒に日帰りで楽しめる四国(香川・徳島・愛媛・高知県)の滝を、絶景の名所から穴場までご紹介します。

滝の特徴や見どころとあわせ、親子で立ち寄りたい周辺観光スポットもピックアップ! 天然のミストを浴びて、子供と一緒に最高の思い出を作りましょう。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。またルートの一部または全体が通行止めになる場合がありますので、最新情報および詳細は公式サイトをご確認ください
※自然の滝は降雨量や季節により水量が変化するため、掲載画像と状況が異なる場合があります

滝を見に行くときの持ち物・服装

滝の周辺は、自然の地形を生かした遊歩道や山道になっていることがほとんど。安全に楽しむために、服装や持ち物はしっかり準備していきましょう!

服装のポイント

両手があくよう、カバンはリュックタイプが基本(画像提供:zak / PIXTA)
両手があくよう、カバンはリュックタイプが基本(画像提供:zak / PIXTA)

●靴: もっとも重要といえるのが靴。滑りにくい、履き慣れたスニーカーかトレッキングシューズが必要です。サンダルやヒールは絶対に避けましょう。

●服装: 夏でも虫刺されやケガ防止のため、長袖・長ズボンが安心。体温調節ができるよう、脱ぎ着しやすい上着を1枚持っていきましょう。

あると便利&安心な持ち物

タオル、飲み物はもちろん、山の天気は変わりやすいので雨具も忘れずに。森林を歩くので、虫よけスプレーや虫刺されの薬、絆創膏や消毒薬はもちろん、ヒル対策グッズ、熊鈴や熊よけスプレーなども用意しておくと安心です。

ゴミを持ち帰るためのビニール袋も持参しましょう。

【香川県三豊市】不動の滝

不動の滝(画像提供:kazukiatuko / PIXTA)
不動の滝(画像提供:kazukiatuko / PIXTA)

弘法大師が修行をした際、滝の岩に不動の像を刻んだという伝説が残る、高さ約50mの壮大な滝。水煙をあげながら、絶壁をほぼ真っすぐに流れ落ちる姿が迫力満点です。

“さぬき百景”にも選ばれており、春は山桜、秋は紅葉と、四季折々の美しい景観が見事。滝の周辺は「不動の滝カントリーパーク」として整備されており、親子で一日満喫できる人気スポットです。

観瀑のあとは大型遊具のある公園で思いっきり遊ぼう!

「不動の滝カントリーパーク」に咲く彼岸花(画像提供:KAKU / PIXTA)
「不動の滝カントリーパーク」に咲く彼岸花(画像提供:KAKU / PIXTA)

滝でマイナスイオンを浴びてリフレッシュしたあとは、すぐ隣の公園エリアへ!

園内には、五重塔をモチーフにした大型の複合遊具をはじめ、木製アスレチックや乳幼児向けの遊具も充実しており、子供たちは大喜び間違いなし。

広々とした芝生広場はピクニックにも最適です。パットゴルフ場もあり、親子にぴったりの場所ですよ。

■スポット概要
所在地:香川県三豊市豊中町岡本3567-6
アクセス:【車】高松自動車道「さぬき豊中IC」から約15分
駐車場:あり

【徳島県海陽町】轟九十九滝

個性豊かな滝が続く「轟九十九滝」
個性豊かな滝が続く「轟九十九滝」

“日本の滝百選”にも選ばれた、四国一の大滝「轟(とどろき)の滝」を中心とする、大小さまざまな滝の総称です。

その名の通り、大地を震わすほどの轟音(ごうおん)は豪壮そのもの。本滝の落差は約58mあり、夏でも肌寒さを覚えるほど涼しく、神聖な雰囲気に包まれています。滝の回廊のようになった渓谷全体が、まさにパワースポットです。

探検気分で滝めぐり!

神秘的な「本滝」(画像提供:kazz zzak / PIXTA)
神秘的な「本滝」(画像提供:kazz zzak / PIXTA)

滝めぐりは「本滝」からスタートし、最上流の「鍋割の滝」まで約1.5km。往復すると2時間ほどのハイキングが楽しめます。

「二重の滝」や、「横見の滝」など、個性豊かな滝が次々と現れる道のりは冒険気分も満点。

「滝渡御」(たきとぎょ)の様子
「滝渡御」(たきとぎょ)の様子

かつて、修験者が「本滝」に祈願して数々の霊験を得たことから、「本滝」のそばには「轟神社」が祀られ、「轟九十九滝」は同社の広大な境内に含まれています。

毎年11月の「轟秋祭り」では、「轟神社」から「龍王寺」の境内や滝を通って滝つぼへと神輿を担いでいく「滝渡御」が行われます。

散策のあとは、車で約30分の「道の駅 宍喰温泉」へ。太平洋を望む絶景の足湯に浸かって、疲れを癒やしてくださいね。

「轟秋祭り」の詳細はこちら!

「道の駅 宍喰温泉」の詳細はこちら!

■スポット概要
所在地:徳島県海陽町平井字王余魚谷
アクセス:【車】徳島自動車道「徳島IC」から150~180分
【電車】JR牟岐線「阿波海南駅」からバスに乗車(約55分)、「轟神社」バス停で下車後、徒歩で約10分
駐車場:あり
備考:周辺道路で時間通行止めが実施されている場合があるため、おでかけ前に海陽町観光協会公式サイトで要確認

海陽町観光協会「轟の滝」

【徳島県神山町】雨乞の滝

雨乞の滝oshinoshin / PIXTA)
雨乞の滝oshinoshin / PIXTA)

「雨乞(あまごい)の滝」は高さ約45mを3段に分かれて流れ落ちる「雄滝」と、その隣にある「雌滝」、二つの流れを持つ美しい滝。“日本の滝百選”にも選ばれた名瀑です。

駐車場から滝までは、清流に沿った遊歩道を歩いて向かいます。道中には「うぐいす滝」「不動滝」「地獄淵」「もみじ滝」「観音滝」といった小さな滝が続き、滝めぐりをしながら進む道のりは、まるで探検のようです。

体力のある親子におすすめのハイキング

ハイキングでは幻想的な光芒に出会えることも(画像提供:Hiroshi-N / PIXTA)
ハイキングでは幻想的な光芒に出会えることも(画像提供:Hiroshi-N / PIXTA)

駐車場から滝までは短いながらも登りごたえのある山道。約20~30分の道中には急な斜面もありますが、頑張って登りきった時の感動はひとしおです! 子供にとって忘れられない体験になりますよ。

滝で涼んだあとは、「雨乞の滝 第一駐車場」から車で約15分の場所にある「道の駅 温泉の里神山」で、地元の特産品を探すのもおすすめです。

「道の駅 温泉の里神山」の詳細はこちら!

■スポット概要
所在地:徳島県神山町神領
アクセス:【車】徳島自動車道「藍住IC」から約70分、駐車場から徒歩で約20分
駐車場:あり

【徳島県那賀町】大釜の滝

大釜の滝(画像提供:もものママ / PIXTA)
大釜の滝(画像提供:もものママ / PIXTA)

“日本の滝百選”のひとつで、水量が多く、落差約20mを豪快に流れ落ちる勇壮な滝です。

両岸には100mを超える岸壁が屏風(びょうぶ)のようにそそり立ち、スケールの大きさに圧倒されること間違いなし。国道沿いの展望所で、車を降りてすぐに眺められる点も魅力です。

断崖絶壁に囲まれた大迫力の滝つぼ

滝つぼは深い釜状をしていて、水深は約15m。轟音とともに水が流れ落ちる様子は迫力満点で、雄大な姿に自然の神秘を感じますよ。

滝でマイナスイオンをたっぷり浴びたあとは、親子で徳島県南部の美しい海岸線をドライブしたり、「日和佐うみがめ博物館カレッタ」でウミガメの生態を学んだりするのもいいですね♪

「日和佐うみがめ博物館カレッタ」の詳細はこちら!

■スポット概要
所在地:徳島県那賀町沢谷(木沢地区)
アクセス:【車】徳島自動車道「徳島IC」から約120分
駐車場:あり

【高知県いの町】にこ淵

「仁淀ブルー」の名前で知られる名所(画像提供:高知県 自然・体験型観光キャンペーン実行委員会)
「仁淀ブルー」の名前で知られる名所(画像提供:高知県 自然・体験型観光キャンペーン実行委員会)

「にこ淵(ぶち)」は、「仁淀ブルー」という言葉が生まれるきっかけとなった、神秘的な青い滝つぼ。水神の化身である大蛇が棲むという伝説が残る神聖な場所で、木々の間から光が差す時間帯には、水面が息をのむほど美しく輝きます。

以前はロープで下りるほどの秘境でしたが、2025年2月に遊歩道が完成。親子でも安心して、奇跡の絶景に会いに行けるようになりました。

なお、神聖な場所ゆえ、水に入ったり周辺で飲食をしたりすることは厳禁です。岩場はすべりやすいので、歩きやすく滑りづらい靴でおでかけしましょう。

まるで宝石!「仁淀ブルー」の絶景に感動

水の美しさに感動(画像提供:kt-gw / PIXTA)
水の美しさに感動(画像提供:kt-gw / PIXTA)

駐車場から、新しくなった遊歩道を下りていくと、目の前に広がるのは幻想的な「仁淀ブルー」の世界。緩やかなスロープと段差の小さな階段で、滝つぼのすぐ近くまで安全に行くことができます。

美しい滝に感動したあとは、車で5分のキャンプ場「グリーン・パークほどの」へ立ち寄ってみては。屋根付きのBBQ棟で「手ぶらでバーベキュー」を楽しめますよ。

「グリーン・パークほどの」の詳細はこちら!

■スポット概要
所在地:高知県いの町清水上分
アクセス:【車】高知自動車道「伊野IC」から約50分
駐車場:あり
備考:水に入ること・遊泳・飲食等は厳禁/環境維持協力金(1人100円)


【高知県大豊町】龍王の滝

龍王の滝
龍王の滝

“日本の滝百選”と“土佐の名水40選”に選ばれている、落差20mの名瀑。滝つぼの近くには龍神が祀られ、神聖な雰囲気に包まれたています。

樹齢数百年の杉の木々に囲まれ、夏でもひんやりとした空気が心地よい癒やしのパワースポット。若き日の弘法大師(空海)が修行したという伝説も残っています。

「梶ヶ森」の伝説の滝でパワーチャージ!

原生林を歩いて滝つぼへ
原生林を歩いて滝つぼへ

滝は県立自然公園「梶ヶ森」の7合目にあり、駐車場からは10分ほどで到着。道中には美しい原生林が広がり、歩きやすいよう整備されています。

滝は水量が豊富で見応えがあり、滝つぼはアメゴやサンショウウオが生息するほど清らかで、心も体もリフレッシュできますよ。

体力のある親子は、山頂まで続くハイキングコースに挑戦するのもおすすめです。山頂には四国山地の大パノラマが広がり、一緒に達成感を感じられるはず!

■スポット概要
所在地:高知県大豊町佐賀山
アクセス:【車】高知自動車道「大豊IC」から約50分
駐車場:あり

【高知県香美市】轟の滝

轟の滝(画像提供: kazukiatuko / PIXTA)
轟の滝(画像提供: kazukiatuko / PIXTA)

「轟(とどろ)の滝」は“日本の滝百選”にも選ばれた、高知県香美市のシンボル的な名瀑。落差約82mを3段に分かれて流れ落ちる壮大な滝で、県の名勝・天然記念物にも指定されています。

桜や新緑、紅葉と、四季を通じて美しい景観が楽しめる景勝地として多くの人でにぎわっています。

悲恋の姫の伝説が残る、神秘的な滝つぼへ

轟の滝(画像提供: kazukiatuko / PIXTA)
轟の滝(画像提供: kazukiatuko / PIXTA)

青く輝く滝つぼには、平家の美しい姫「玉織姫」が機織りの道具を淵に落とし、それを取ろうとして大蛇に引き込まれてしまったという、悲しい伝説が残されています。

遊歩道を歩いて滝の近くまで行けば、その伝説の舞台となった神秘的な滝つぼを間近に眺めることができます。また紅葉のシーズンには茶屋が営業し、滝を彩る紅葉を見ながら手打ちそばやうどん、田舎ずしなどを味わえますよ。

滝から車で約45分と少し距離がありますが、同市内にある日本三大鍾乳洞のひとつ「龍河洞」も親子に人気です。親子で地底探検に挑戦して冒険気分を満喫してみてはいかがでしょうか。

「龍河洞」を詳しくチェック!

圧巻の地底絶景「日本三大鍾乳洞」はこちら!

■スポット概要
所在地:高知県香美市香北町猪野々
アクセス:【車】高知自動車道「南国IC」から約60分
駐車場:あり

【愛媛県今治市】歌仙滝(歌仙公園)

愛媛県今治市の山あいにある、自然豊かな「歌仙公園」には、優美な「歌仙の滝(新滝)」と豪快な「霧合の滝(古滝)」という、趣の異なる二つの滝があります。

三十六歌仙にちなんで名付けられたという歴史ある滝で、地元では“お滝さん”と呼ばれ親しまれています。

歌仙の滝(新滝)

歌仙の滝(kazukiatuko / PIXTA)
歌仙の滝(kazukiatuko / PIXTA)

三十六歌仙の伝説が残る、しなやかで美しい滝。小さな屈折を繰り返しながら、まるで白い糸のように繊細に流れ落ちる姿が特徴です。

春のお彼岸には、塔婆を滝に流して供養する伝統的なお祭りも行われます。静かで穏やかな時間を過ごせるパワースポットです。

霧合の滝(古滝)

初夏の「霧合の滝」(demekin / PIXTA)
初夏の「霧合の滝」(demekin / PIXTA)

歌仙の滝から少し上流にあり、高さ約20mの断崖から流れ落ちる迫力満点の滝。「雄滝」と「雌滝」に分かれて、水しぶきをあげながら豪快に流れ落ちる様子は圧巻です。

滝で涼んだあとは、「テクスポート今治」や「タオル美術館」で日本が誇る今治タオルの魅力を知ったり、「しまなみ海道」の絶景ドライブを楽しんだりするのも、親子におすすめのコースですよ。

「テクスポート今治」の詳細はこちら!

「タオル美術館」の詳細はこちら!

■スポット概要
所在地:愛媛県今治市菊間町浜
アクセス:【車】西瀬戸自動車道「今治IC」から約20分
駐車場:あり

【愛媛県久万高原町】遅越の滝

遅越の滝(画像提供:久万高原町 / CC BY 4.0)
遅越の滝(画像提供:久万高原町 / CC BY 4.0)

愛媛県久万高原町(くまこうげんちょう)の皿ヶ嶺連峰県立自然公園にある、落差約30mの美しい3段の滝。県道沿いに駐車場があり、そこから舗装された道を歩いて5分ほどで到着できる、抜群のアクセスの良さが最大の魅力です。

深い森の中にありながら、壮大な滝の姿を比較的手軽に見ることができる穴場スポットです。

沢の音に導かれて滝つぼへ

「御三戸嶽」も久万高原町でぜひ足を運びたい観光名所(kazukiatuko / PIXTA)
「御三戸嶽」も久万高原町でぜひ足を運びたい観光名所(kazukiatuko / PIXTA)

県道209号沿いにある駐車場から滝までは約150m。細い道をたどるとすぐに沢の音が聞こえてきます。緑の木々に包まれた滝は水量も多く、末広がりに流れ落ちる姿は迫力満点! 

森林浴と滝のミストでリフレッシュしたあとは、自然作りだした不思議な光景が見られる「御三戸嶽」や、観光農園での収穫体験など、周辺観光も満喫してくださいね♪

「御三戸嶽」を詳しくチェック!

「久万高原天体観測館」を詳しくチェック!

■スポット概要
所在地:愛媛県久万高原町上畑野川
アクセス:【車】松山自動車道「松山IC」から約60分、駐車場から徒歩で約5分
駐車場:あり

公式サイト

【愛媛県久万高原町】権現の滝

権現の滝(etsuna / PIXTA)
権現の滝(etsuna / PIXTA)

同じく久万高原町の、山深い旧柳谷村エリアにありながら、親子で気軽に訪れることができる落差約40mの滝。

普段は穏やかに水が流れ神秘的な雰囲気が漂っていますが、雨が降ったあとには水量が増し、激しく流れ落ちる豪快な滝へと姿を変えるのが特徴です。

訪れるタイミングによって多彩な顔を見せてくれる、自然の力強さを感じられるスポットです。

徒歩2~3分で到着!アクセス抜群の穴場滝

八釜の甌穴群(画像提供:久万高原町 / CC BY 4.0)
八釜の甌穴群(画像提供:久万高原町 / CC BY 4.0)

滝までは、駐車場から遊歩道を歩いて2〜3分と、驚くほどアクセスが良いのがうれしいポイント。あっという間に到着し、目の前に広がる滝の迫力に圧倒されます。

滝でたっぷりマイナスイオンを浴びてリフレッシュしたら、車で約15分の場所にある「八釜の甌穴群」(やかまのおうけつぐん)へ。川の急流が作り出した、天然の彫刻のような美しい景色が楽しめますよ。

■スポット概要
所在地:愛媛県久万高原町柳井川
アクセス:【車】松山自動車道「松山IC」から約70分、駐車場から徒歩で約3分
駐車場:あり

【愛媛県東温市】白猪の滝

白猪の滝(画像提供:愛媛県観光物産課、愛媛県観光物産協会)
白猪の滝(画像提供:愛媛県観光物産課、愛媛県観光物産協会)

「白猪の滝」(しらいのたき)は、皿ヶ嶺連峰(さらがみねれんぽう)県立自然公園内にある、高さ約96mの壮大な滝。重信川の源流のひとつである表川の渓谷にあります。

真冬は氷の彫刻のよう(画像提供:愛媛県観光物産課、愛媛県観光物産協会)
真冬は氷の彫刻のよう(画像提供:愛媛県観光物産課、愛媛県観光物産協会)

駐車場から滝までは遊歩道が整備されており、比較的気軽に訪れることが可能。夏は涼しいミスト、秋は紅葉、そして冬には滝全体が凍りつく「氷瀑」と、四季折々の美しい姿を楽しめます。

遊歩道ハイキングで、文豪も愛した絶景へ!

遊歩道が整備され、子供と一緒におでかけしやすい滝です(画像提供:愛媛県観光物産課、愛媛県観光物産協会)
遊歩道が整備され、子供と一緒におでかけしやすい滝です(画像提供:愛媛県観光物産課、愛媛県観光物産協会)

駐車場は「白猪の滝公園無料駐車場」のほか、民間の有料駐車場があります。有料駐車場のほうが滝から近い位置にあり、川のせせらぎを聞きながら整備された遊歩道を約500m歩くと、正岡子規や夏目漱石も訪れたという巨大な滝の姿が現れます。

展望所にはベンチもあり、座ってゆっくりと滝の迫力を体感できますよ。

滝を満喫したあとは、すぐ近くの「白猪の滝農村公園」でのんびりしたり、車で20~30分の場所にある「重信川かすみの森公園」の大型遊具で遊んだりして、一日たっぷり満喫しましょう。

「白猪の滝農村公園」の詳細はこちら!

「重信川かすみの森公園」の詳細はこちら!

■スポット概要
所在地:愛媛県東温市河之内
アクセス:【車】松山自動車道「川内IC」から約20分、有料駐車場から徒歩で約20分
【電車】伊予鉄道横河原線「横河原駅」からバスに乗車(平日のみ運行、約25分)、「白猪滝口」バス停で下車後、徒歩で40~50分
駐車場:あり

【愛媛県松野町・宇和島市】雪輪の滝

雪輪の滝(画像提供:Yoshinori Okada / PIXTA)
雪輪の滝(画像提供:Yoshinori Okada / PIXTA)

四万十川(しまんとがわ)の源流に広がり、鬼ヶ城山系に抱かれた「滑床渓谷(なめとこけいこく)」の象徴とされる名瀑で、“日本の滝百選”“四国八十八景”にも選ばれています。

巨大な一枚岩の斜面を、雪の輪のような水紋を描きながら優美にすべり落ちる姿が特徴。渓谷全体が足摺宇和海(あしずりうわかい)国立公園に指定されており、手つかずの大自然が広がっています。

渓谷ハイキングのゴールに待つ優美な絶景

「滑床渓谷」には“自然が創り出した芸術”といえる見どころが満載(画像提供:jun / PIXTA)
「滑床渓谷」には“自然が創り出した芸術”といえる見どころが満載(画像提供:jun / PIXTA)

駐車場から滝までは、渓谷沿いの遊歩道を歩いて40分〜1時間ほどのハイキング。道中には「千畳敷」と呼ばれる滑らかな一枚岩の河床など、美しい景色が次々と現れます。

ゴールで待っているのは、長さ80mにもわたって滑らかに水が流れ落ちる「雪輪の滝」の壮大な姿! その美しさに、歩いてきた疲れも吹き飛ぶこと間違いなしです。

■スポット概要
所在地:愛媛県松野町目黒、宇和島市野川
アクセス:【車】松山自動車道「三間IC」から約50分、駐車場から徒歩で40~60分
【電車】JR予土線「松丸駅」からタクシーで約35分
駐車場:あり

避暑地として人気が高い、四国の滝をまとめてご紹介しました。下調べと準備をしっかりして、楽しく安全に滝を満喫してくださいね♪

記事を書いた人

雨宮あかり

「いこーよとりっぷ」エディター/食べること・飲むこと・音楽が大好きなママ編集者。世界中の音楽フェスを体験すること&ベルギービールの醸造所めぐりが夢です♪ 特技はアロマセラピートリートメントです。

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