【2025】京都・宇治の紅葉名所9選|世界遺産ライトアップ&秋の絶景を日帰りで満喫
更新日2025年11月06日/公開日2025年11月06日

【2025】京都・宇治の紅葉名所9選|世界遺産ライトアップ&秋の絶景を日帰りで満喫

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京都府の南部に位置する宇治市のおすすめ紅葉スポットをご紹介します。

古代より京都・奈良・大阪を結ぶ交通の要として発展した宇治市は、古事記や日本書紀、万葉集にも登場する風光明媚なまち。NHK大河ドラマ「光る君へ」の舞台としても話題を集めました。

市内には世界遺産の「平等院」や「宇治上神社」をはじめ、由緒ある神社仏閣が点在し、境内や山々を鮮やかに染める紅葉が見事です。

宇治の紅葉は例年11月中旬から12月上旬が見頃。平等院では夜間特別拝観(ライトアップ)が行われ、昼夜で異なる表情を楽しめます。京都市街から電車で約30分とアクセスも良好で、市内中心部よりも比較的ゆったり紅葉狩りを満喫できます。

この秋は、ぜひ親子で宇治の古都情緒あふれる紅葉めぐりにでかけてみませんか。

※トップ画像提供:平等院
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
※例年の見頃をご紹介しています。気候により変動することがありますので各スポットや気象庁の「紅葉見頃予想」を確認してください

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平等院の紅葉

「平等院」でしか見られない圧巻の紅葉に感動!(画像提供:平等院)
「平等院」でしか見られない圧巻の紅葉に感動!(画像提供:平等院)

宇治市で絶大な人気を誇る観光名所「平等院」。「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されており、平安時代に栄華を誇った藤原氏ゆかりの古寺です。

10円硬貨のデザインにも使用されて広く知られている「鳳凰(ほうおう)堂」をはじめ、阿弥陀如来坐像など多くの国宝が残っています。

阿字池(あじいけ)に紅葉が映りこむ絶景(画像提供:平等院)
阿字池(あじいけ)に紅葉が映りこむ絶景(画像提供:平等院)

秋が深まると阿字池(あじいけ)周辺のカエデが鮮やかな赤に色づき、鳳凰堂とともに水面に映り込む様は訪れた人々を魅了します。

ライトアップされた平等院(画像提供:平等院)
ライトアップされた平等院(画像提供:平等院)

例年、見頃を迎える11月下旬~12月上旬には、紅葉と鳳凰堂をライトアップする夜間特別拝観も行われ、日中とは異なる幻想的な景色を楽しめますよ。

■平等院のスポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市宇治蓮華116
アクセス:JR奈良線、京阪宇治線「宇治駅」から徒歩で約10分
紅葉の見頃:例年11月中旬〜12月上旬

公式サイト

あじろぎの道の紅葉

(画像提供:お茶の京都DMO)
(画像提供:お茶の京都DMO)

宇治の紅葉散策にぴったりな「あじろぎの道」は、平等院の東側、宇治川沿いに続く遊歩道。真っ赤なモミジのトンネルを眺めながら歩ける遊歩道は、フォトスポットとしても人気です。

例年11月中旬から色づき始め、12月上旬まで見頃が続きます。

■あじろぎの道のスポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市宇治
アクセス:JR奈良線、京阪宇治線「宇治駅」から徒歩で約10分
紅葉の見頃:例年11月中旬~12月上旬

関連サイト

宇治上神社の紅葉

鳥居と紅葉の共演(画像提供:soulman / PIXTA)
鳥居と紅葉の共演(画像提供:soulman / PIXTA)

世界遺産「宇治上神社」は、宇治を代表する紅葉スポットのひとつ。宇治川の東岸、朝日山の山裾に佇んでいます。明治時代までは、隣接の宇治神社と二社一体で「離宮上社」と呼ばれていました。

平安時代後期に建てられた本殿は、現存するものとしては日本最古の神社建築です。また境内正面の拝殿は鎌倉初頭のもので、寝殿造りの様式。特に縋破風(すがるはふ)といわれる手法を用いた屋根の美しさは格別。

参道の紅葉(画像提供:farmer / PIXTA)
参道の紅葉(画像提供:farmer / PIXTA)

拝殿・本殿ともに国宝であり、世界遺産「古都京都の文化財」を構成する神社です。

紅葉は例年11月下旬~12月上旬が見頃。朱色の鳥居が紅葉で包まれ、静かな境内が華やかに彩られます。

■宇治上神社のスポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市宇治山田59
アクセス:京阪宇治線「宇治駅」から徒歩で約10分
紅葉の見頃:例年11月下旬~12月上旬

朝霧橋~宇治十帖モニュメントの紅葉

色づき始めた山と朝霧橋(画像提供: to.ot / PIXTA)
色づき始めた山と朝霧橋(画像提供: to.ot / PIXTA)

「朝霧橋〜宇治十帖モニュメント」周辺は、宇治川と紅葉が織りなす絶景スポット。1972年に架けられた長さ74mの橋は、平等院と「宇治神社」を繋いでいます。

この橋の朱色と紅葉が奏でる、色彩豊かな景色が秋の見どころ。例年11月中旬からモミジなどが色づき、11月中旬~12月上旬に見頃を迎えます。

「宇治十帖モニュメント」(画像提供:soulman / PIXTA)
「宇治十帖モニュメント」(画像提供:soulman / PIXTA)

また、宇治川右岸の朝霧橋のたもとにある源氏物語の石像、「宇治十帖モニュメント」もお見逃しなく! 

ヒロインの浮舟(うきふね)と匂宮(におうのみや)が小舟で宇治川に漕ぎ出す有名な情景をモチーフとしています。

■朝霧橋〜宇治十帖モニュメントのスポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市宇治
アクセス:京阪宇治線「宇治駅」から徒歩で約6分
紅葉の見頃:例年11月中旬~12月上旬

公式サイト

三室戸寺の紅葉

知る人ぞ知る紅葉の名所(画像提供:コチ / PIXTA)
知る人ぞ知る紅葉の名所(画像提供:コチ / PIXTA)

京都・宇治の隠れた紅葉名所「三室戸寺」。西国三十三所巡礼の十番札所で、“あじさい寺”としても知られています。

隠れた紅葉の名所としても知られ、「三室戸の紅楓」として“宇治十二景”のひとつに数えられています。

三重塔と色とりどりに染まった木々の共演(画像提供:オフィスK / PIXTA)
三重塔と色とりどりに染まった木々の共演(画像提供:オフィスK / PIXTA)

例年11月中旬からモミジやイチョウが色づき、11月中旬~12月上旬に見頃を迎えます。

特に本堂東側の三重塔を中心とし、美しい赤に染まるモミジと黄金に輝くイチョウの鮮やかな黄葉が見事です。

■三室戸寺のスポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市菟道滋賀谷21
アクセス:車:京滋バイパス・宇治東ICから約3分
電車:京阪宇治線「三室戸駅」から徒歩で約20分、JR奈良線「宇治駅」からタクシーで約10分
紅葉の見頃:例年11月中旬~12月上旬

興聖寺の紅葉

寺へ続く琴坂の紅葉トンネル(画像提供:soulman / PIXTA)
寺へ続く琴坂の紅葉トンネル(画像提供:soulman / PIXTA)

宇治の紅葉スポットとして人気の「興聖寺」(こうしょうじ)は、1648年に永井尚政によって宇治の地に再興された禅寺。

石門から山門へ向かう200mほどの参道・琴坂は、まっすぐでゆるやかな上り坂。傍の谷川のせせらぎが琴の音のように響くところからこの名が付いたのだとか。

琴坂の両側にはモミジが植えられ、例年11月下旬~12月上旬の見頃にはモミジのトンネルになります。撮影スポットとしても人気が高く、訪れる人々を魅了します。

また、前庭のツツジやサツキも美しく、琴坂のモミジ、カエデとあわせて宇治の十二景の1つとなっています。

■興聖寺のスポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市宇治山田27-1
アクセス:車:京滋バイパス・宇治東ICから約10分
電車:京阪宇治線「宇治駅」から徒歩で約20分
紅葉の見頃:例年11月下旬~12月上旬

公式サイト


宇治市源氏物語ミュージアムの紅葉

「宇治市源氏物語ミュージアム」周辺の紅葉(画像提供:masa / PIXT)
「宇治市源氏物語ミュージアム」周辺の紅葉(画像提供:masa / PIXT)

宇治の紅葉と文学の世界を一度に楽しめる「宇治市源氏物語ミュージアム」。平安時代中期を代表する古典文学『源氏物語』の世界を体感できる施設で、館内では物語の舞台・宇治十帖にまつわる展示を楽しめます。

施設周辺では例年11月中旬からモミジが色づき、12月上旬までが見頃。紅葉とともに、源氏物語ゆかりの地・宇治ならではの風情ある景観を堪能できます。

■宇治市源氏物語ミュージアムのスポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市宇治東内45−26
アクセス:車:京滋バイパス・宇治東ICから約5分、宇治西ICから約10分
電車:京阪宇治線「宇治駅」から徒歩で約8分
紅葉の見頃:例年11月中旬~12月上旬

黄檗宗大本山 萬福寺の紅葉

萬福寺の「天王殿」(画像提供: farmer / PIXTA)
萬福寺の「天王殿」(画像提供: farmer / PIXTA)

中国風建築と紅葉のコントラストが美しい「黄檗宗大本山 萬福寺(おうばくしゅうだいほんざん まんぷくじ)」は、JRと京阪電鉄の黄檗駅近くにあります。

1661年、隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師によって創建されたこの寺院は、中国・明時代末期の様式を色濃く残す独特の伽藍配置が特徴で、一歩足を踏み入れるとまるで異国に来たような雰囲気が漂います。

例年11月中旬からモミジが色づき、11月中旬〜12月上旬には見頃に。境内を鮮やかに染める紅葉と、中国様式の建築が織りなす景観は、宇治でもひときわ印象的です。

2025年イベント情報:光のアートインスタレーション&特別拝観

2025年は「黄檗宗大本山 萬福寺 特別拝観&光のアートインスタレーション」が開催され、夜の境内が幻想的な光で彩られます。

期間中は国宝・重要文化財の特別拝観が行われ、照明デザイナーのフランク・ヴェッター氏らによる光の演出が、伽藍をアート空間として再構築。約360年の歴史を誇る禅寺が、“夜の龍”としてよみがえります。

■「特別拝観 & 光のアートインスタレーション」開催概要
期間:2025年11月8日(土)〜2026年2月8日(日)の毎週金・土・日
時間:17:00〜21:00
休館日:12月5日(金)〜7日(日)、1月2日(金)〜4日(日)
拝観料:大人1,000円、中高生500円、小学生以下無料

「特別拝観 & 光のアートインスタレーション」詳細(公式サイト)

■黄檗宗大本山 萬福寺のスポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市五ケ庄三番割34
アクセス:車:京滋バイパス・宇治東ICから約5分、宇治西ICから約10分
電車:JR奈良線、京阪宇治線「黄檗駅」から徒歩で約10分
紅葉の見頃:例年11月中旬~12月上旬

公式サイト

天ヶ瀬ダムの紅葉

開放的な景色が広がります(画像提供: めがねトンボ / PIXTA)
開放的な景色が広がります(画像提供: めがねトンボ / PIXTA)

宇治の紅葉と渓谷美を一望できる「天ヶ瀬ダム」は、翼を広げた鳥のような形をした美しいダムとして知られています。

緑豊かな渓谷の中にあり、上流の「天ヶ瀬吊り橋」からは紅葉に包まれた大パノラマを楽しむことができます。

例年11月中旬からモミジが色づき始め、11月下旬~12月上旬にかけてが見頃。自然と人工美が融合する壮大な景観は、宇治ならではの秋の絶景です。

■天ヶ瀬ダムのスポット概要&紅葉情報
所在地:京都府宇治市槙島町
アクセス:車:京滋バイパス・宇治東ICから約5分、宇治西ICから約10分
電車:JR奈良線「宇治駅」からタクシーで約10分
紅葉の見頃:例年11月下旬~12月上旬

宇治市の紅葉スポットは、世界遺産や名刹をはじめ歴史を感じる名所がそろっています。秋の見頃シーズンにはライトアップや紅葉まつりも行われ、昼と夜で異なる美しさを体験できます。

親子の旅行や日帰り旅にもぴったりな京都・宇治の秋景色を、ぜひこの機会に楽しんでください。

※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2019年1月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2025年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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