北関東・夏の親子向け自然体験8選<br/>涼しい滝&高原は夏休みにおすすめ
更新日2023年03月28日/公開日2021年07月26日

北関東・夏の親子向け自然体験8選
涼しい滝&高原は夏休みにおすすめ

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群馬県沼田市

栃木県日光市の西隣に位置する群馬県沼田市は、美しい大自然に抱かれた土地。東京から車で約2時間とアクセスしやすく、日帰りや1泊2日の家族旅行におすすめです。

真夏の平均最高気温が25度の玉原高原をはじめ、関東で最も寒冷なエリアもあり、夏休みの避暑にも最適。

「東洋のナイアガラ」と呼ばれる吹割の滝や、片品川でのラフティング玉原高原のハイキングなど、暑い日におすすめの体験もいっぱい!

心に残る感動的な景色を探しに、親子で夏の沼田市を訪れてみませんか?

体験1.「吹割の滝」東洋のナイアガラで天然ミストを豪快に浴びる!

国の天然記念物「吹割の滝(ふきわれのたき)」。片品川の清流にできた落差7m、幅30mの巨大な裂け目に、三方から勢いよく水が流れ落ちる、迫力満点の名勝です。

1万年の時が作り出したこの滝つぼには、竜宮へ通じているという伝説があります。

夏の暑い日は滝からの天然ミストが肌に心地よく、身も心もリフレッシュ! 天気がいいと、水しぶきが小さな虹を作ることもあります。

屏風岩
屏風岩

周辺には遊歩道も整備されていて、もう1つの滝「鱒飛の滝(ますとびのたき)」や吊り橋など見どころがいっぱい。子供が元気のようなら、ぜひ一緒に歩いて橋の上からも絶景を眺めてみましょう。

ダイナミックな滝の造形や、見る者を圧倒する渓谷の美しさ、ごうごうと音を立てる川の流れは、親子にとって忘れられない思い出の景色になるはずです。

※手すりがないため、足元に十分注意しましょう

吹割の滝の詳細はこちら!

体験2.「たんばらラベンダーパーク」関東最大級のラベンダー畑で深呼吸

「たんばらラベンダーパーク」は夏の沼田市で必ず見ておきたい場所の1つ。関越自動車道・沼田ICから車で約30分、市内北部に位置する玉原高原に、毎年6月下旬から9月上旬(2021年は7月中旬から8月下旬まで)の期間限定でオープンする絶景スポットです。

入口から夏山リフトに乗り、空中散歩を楽しむこと約10分。5万株のラベンダー畑が現れ、辺り一面に爽やかな香りが満ちあふれます。高原の優しい風にラベンダーが揺れる音も心地よく、そこにいるだけで心が浄化されていくよう。

さらに花畑を散策しながら標高1,350mの頂上まで行くと、大展望台から広大なラベンダー畑を一望できます。

1人1,000円で楽しめる摘み取り体験も親子におすすめ(2021年は7月17日~8月9日)。持ち帰ってポプリやドライフラワーにすれば、香りとともに旅の思い出がよみがえりますよ。

園内には、ひまわりやアナベル、ニッコウキスゲが咲き誇るエリアもあり、花に囲まれたフォトジェニックな家族写真がたくさん撮影できます。入園料は中学生以上1,000円、小学生以下無料です。

漆黒の夜空にきらめく星を眺めよう!

市街地から離れた玉原高原の夜はとても暗く、空を見上げれば光り輝く満天の星が見られます。雲のない日には、天の川が見えることも! 同パークでは、星空観察会のイベントも行われています。

たんばら高原星空観察会2022の詳細はこちら!

たんばらラベンダーパークのスポット情報はこちら!

体験3.生物の宝庫!美しいブナの森を歩く「玉原高原」

ブナ平のマザーツリー
ブナ平のマザーツリー

関東有数のブナの森が広がり、ハイキングの聖地でもある玉原高原。ブナの巨木が林立する「ブナ平」と、高山植物の宝庫「玉原湿原」(通称・小尾瀬)が隣合わせに広がり、バラエティ豊かな自然にふれることができます。

散策路や登山道が整備され、高低差も比較的少ないので、小さな子供でも散策が楽しめますよ。

夏の玉原湿原
夏の玉原湿原

より安全に、深く見どころを知るには、森を知り尽くしたネイチャーガイドに案内してもらうのがベスト(ガイド料半日4,000円+1人1,000円、1日7,000円+1人1,000円) 。

小学3年生くらいなら、約4.3kmの「ブナ平コース」を歩き通せることがほとんどです。

低学年以下には「玉原湿原一周コース」(約2.2km)などがおすすめ。その場合もブナ平に少し立ち寄って、ブナの大木を観察することができます。

ヨツバヒヨドリの花の蜜を吸うアサギマダラ
ヨツバヒヨドリの花の蜜を吸うアサギマダラ

森の女王と呼ばれる雄大なブナの姿には、大人も子供もきっと感動を覚えるはず。

ほかにも、美しい蝶や可憐な山野草、ユニークな形をしたきのこや変形菌など、都会では見られない珍しい自然の風景がいっぱい。思わず子供が目をキラキラさせるような、好奇心を刺激する世界が広がります。

「森の博物館 玉原」ネイチャーガイドの詳細はこちら! 

体験4.まるで絵の具みたい!色鮮やかな花々と記念撮影「沼田公園」

かつて真田氏が治めた沼田城の跡地に整備された、沼田市を代表する公園です。JR沼田駅から徒歩約15分の立地にあり、観光案内所を併設しているので、旅のスタート地点にもぴったり。

約210本のソメイヨシノが咲く桜の名所として知られるほか、つつじ(4~7月)やチューリップ(4月下旬)など、さまざまな花々が園内を鮮やかに彩ります。

7~8月は秋の七草の1つであるオミナエシ、7~10月は赤紫のセンニチコウが見頃を迎えます。公園のシンボルであるシックな鐘楼と、カラフルな花々との美しいコントラストが生み出す絵画のような風景は、一見の価値ありです。

沼田公園のスポット情報はこちら!

「沼田公園 桜まつり」をチェック!

体験5.赤・白・ピンクのポピー畑で摘み取り体験「老神温泉 ポピー畑」

沼田市を代表する温泉地、「老神温泉」の西側に広がる約5,200平方メートルのポピー畑。初夏になると赤、白、ピンクのポピーが40~50万本咲き誇り、風に揺れる可憐な姿に心癒されます。入園無料なので、気軽に立ち寄れますよ。

毎年6月初旬にはポピーまつりを開催。1回200円で好きなだけポピーの摘み取りが楽しめます。

老神温泉の詳細はこちら!

体験6.これぞ最高の水遊び♪大自然の中で冒険!「片品川 ラフティング」

老神温泉エリアを流れる片品川では、ゴムボートで川下りをする「ラフティング」をはじめとする、さまざまなリバーレジャーが楽しめます。

ラフティングに挑戦できるのは4歳から。緩やかな流れをゆったり進んだり、水しぶきを浴びながら激流を下ったりと、大自然の中でのアドベンチャーはスリルとワクワクがいっぱいです!

大人と子供が一緒になって楽しめるのも大きな魅力。力を合わせてパドルを漕ぎ、一丸となってゴールをした達成感は格別です。

大人2人と小学生までの子供1人で参加すると、実質子供1人分が割引になる親子パックが利用できます。

片品川 ラフティングツアーの詳細はこちら!

体験7.パラグライダーで空を舞う!「トップフィールド群馬」

「トップフィールド群馬」は、沼田市内にあるパラグライダースクール。小学2年生以上なら、プロのインストラクターと一緒に約10分間の空中散歩を楽しむ「タンデムフライト体験」が楽しめます。

約450mの山から鳥のように大空へ舞い上がり、風と戯れる体験は、達成感とともに一生の思い出に残ること間違いなしです。

パラグライダーの雰囲気だけ味わってみたい人には、丘から1~2mほどの高さを10mほどふわりと飛ぶ「ちょい飛び体験」も人気です(2021年8月現在、休止中)。

タンデムフライト体験の詳細はこちら! 

体験8.もぎたてをパクリ!旬のフルーツ狩り♡

沼田市内では、冬~春のいちごから秋のリンゴや柿まで、バリエーション豊富なフルーツ狩りが楽しめます。

特に初夏~夏は、さくらんぼやブルーベリー、桃など、爽やかでジューシーな果物が目白押し。自分で採った果物をその場で食べた瞬間、思わず笑顔がこぼれます。

開園日時や予約が必要かなど、各園に問い合わせてからでかけましょう。

さくらんぼ狩り(6月)

30軒以上のさくらんぼ狩りスポットがあり、“赤い宝石”と呼ばれる佐藤錦や、甘みが強く濃厚な紅秀峰などのもぎ取りが体験できます。

沼田市のさくらんぼ狩り詳細はこちら!

ブルーベリー狩り(7月)

入園料が300円からと、お手頃価格で気軽に楽しめるのが人気のブルーベリー狩り。市内9軒の農園で30分食べ放題の摘み取り体験を実施しています。

沼田市のブルーベリー狩り詳細はこちら!

桃・ネクタリン・プラム・プルーン狩り(7~9月)

市内5軒の果樹園で、プラム、プルーン、桃、ネクタリン狩りが楽しめます。

沼田市の桃狩り詳細はこちら! 

ぶどう狩り(8~10月)

43軒のぶどう園があり、ほとんどの施設でぶどう狩りを実施。8月下旬の巨峰から始まり、本格的なシーズンは9月上旬~10月中旬です。

沼田市のぶどう狩り詳細はこちら!

今回紹介した以外にも、キャンプや渓流釣りなど、家族向けのアクティビティが充実している沼田市。歴史に興味があれば、真田氏ゆかりの史跡や文化財をめぐるコースもおすすめです。ぜひ親子で、楽しい夏の旅を計画してくださいね!

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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