真田信之が暮らした沼田城趾に<br/>四季折々の花が咲き誇る

真田信之が暮らした沼田城趾に
四季折々の花が咲き誇る

沼田公園
ぬまたこうえん
体験する
歴史・文化を感じる
群馬県沼田市

栃木県日光市の西側に位置する群馬県沼田市。「沼田公園」は、その観光拠点であり、さまざまな花や緑に彩られた市民の憩いの場です。

JR沼田駅から徒歩約15分、関越自動車道「沼田IC」から車で8分とアクセスも良好。

かつてこの地を治めた真田氏も拠点とした「沼田城」があった地として知られ、「日本の歴史公園100選」にも選ばれています。

真田氏ゆかりの戦国ロマンあふれる公園

真田信吉が鋳造させた城鐘を保護するために建てた鐘楼の複製。実物は「沼田市歴史資料館」に展示されています
真田信吉が鋳造させた城鐘を保護するために建てた鐘楼の複製。実物は「沼田市歴史資料館」に展示されています

沼田城は、この地の有力者だった沼田万鬼斎顕泰(ぬまた ばんきさい あきやす)が天分元年(1532年)に建てた城。今から約400年前の戦国時代、名だたる戦国武将たちが激しい争奪戦を繰り広げ、天正18年(1590年)に真田信之が城主となりました。

園内では、信之(信幸とも)とその正室・小松姫の石像がお出迎え。妻に先立たれた際、信之は「我が家の灯火が消えたり」と嘆き悲しんだといわれ、2対の石像は夫婦円満のパワースポットとされています。

真田氏時代の姿をとどめる西櫓台(にしやぐらだい)の石垣
真田氏時代の姿をとどめる西櫓台(にしやぐらだい)の石垣

5代目城主・信利の時代に江戸幕府が領地を没収し、城は破却されてしまいましたが、今も当時の面影を残す遺構の一部を園内に見ることができます。

沼田城は河岸段丘の台地上に建つ崖城でした。公園内の高台から小川城、名胡桃城、明徳寺城、高王山砦方面を見下ろせば、戦国武将が見た景色が広がります。歴史好きの親子なら時間を忘れて眺めていられそうです。

桜の名所!季節ごとの花々を満喫♪

四季折々の花木が楽しめるスポットとしても有名で、特に4月上旬から中旬にかけては公園を取り囲むように約210本の桜が咲き誇ります。

なかでも、西櫓台の石垣に枝を広げる樹齢400年以上のヒガンザクラ「御殿桜」は、公園のシンボル的存在。長い年月が作り出した樹形は歴史と風格を感じさせます。

開花期間中は「沼田公園桜まつり」を開催。4月上旬のメインイベントデーには、ステージやフリーマーケットが行われ、多くの家族連れでにぎわいます。

桜が終わると、約3,500本のツツジと可憐に咲くチューリップが、見る人の心を楽しませてくれます。夏から秋にかけては、黄色いオミナエシや赤紫のセンニチコウが絨毯のように広がる様子が見事ですよ。

沼田市の観光情報やお土産は観光案内所で

西側のパーキングには観光案内所があり、パンフレット等の配布と、歴史的資料やジオラマの展示を行っています。真田氏に関するグッズやお土産も購入できますよ。

沼田をこよなく愛するガイドと公園をめぐるガイドツアーも受け付けています(2021年7月現在、ガイドツアーを休止中)。

記事を書いた人

雨宮あかり

「いこーよとりっぷ」エディター/食べること・飲むこと・音楽が大好きなママ編集者。世界中の音楽フェスを体験すること&ベルギービールの醸造所めぐりが夢です♪ 特技はアロマセラピートリートメントです。

スポット基本情報

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スポット名沼田公園
ふりがなぬまたこうえん
住所群馬県沼田市西倉内町594
電話番号0278-25-8555
営業時間【公園】常時開園
【観光案内所】3~11月 9:00~17:00 / 12~2月 9:00~16:00
定休日なし(観光案内所は年末年始休業)
料金入園無料(一部有料施設あり)
アクセス・JR沼田駅から徒歩約15分(1.2km)
・JR沼田駅からバスで約3分「テラスぬまた・市役所前」下車徒歩約10分
・関越自動車道「沼田IC」から約8分(3.7km)
駐車場駐車場あり
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公開日2021年07月19日/更新日2022年04月13日