老舗から今話題のお店まで掲載！
2023年最新・文京グルメマップ

東京都文京区では、地域活性化や観光振興を目的に区内のおすすめの飲食店や菓子店を紹介する「文京グルメマップ」を無料で配布しています。

「文京グルメマップ」は3年ごとにリニューアルされ、ちょうど、2023年1月にリニューアルされたばかり！　最新の「文京グルメマップ」をご紹介します。

歴史文化が息づく「文の京」で出会う「食の文京ブランド」

東京都文京区は、東京23区のなかでも中心地にあり、多くの路線が乗り入れています。利便性の良い都心でありながら、区内には由緒ある寺社があり、「小石川後楽園」や「六義園（りくぎえん）」などの庭園も整備されています。

江戸時代には、文京区周辺には多くの武家屋敷が建てられ、商業が発展していました。今でも、代々受け継がれているお店や、歴史ある家屋をリノベーションしたお店など、伝統を感じられる人気のお店が多くあります。

そんな文京区では、2020年に「食」を通じて文京区を元気にし、区内外に文京区の食の魅力を発信するため「食の文京ブランド」が選定されました。

2023年リニューアル！見どころいっぱい「文京グルメマップ」

今回、2020年に選定された「食の文京ブランド」推奨店舗が3年振りに見直されました。リニューアルされた「文京グルメマップ」には、新規で14店舗が追加された、区内の人気店108店舗が掲載されています。

地域ごとにおすすめモデルコースも提案されているので、まち歩きとあわせてグルメを楽しめますよ。

「文京グルメマップ」のモデルコース全6コースと親子におすすめのお店を厳選してご紹介します。

教育にまつわる史跡や学校が集まる「湯島・本郷エリア」

「湯島・本郷エリア」は、文京区の南東部に位置し、「湯島聖堂」や「東京大学」など、教育にまつわる史跡や学校が多い地域です。

「湯島・本郷エリア」のおすすめモデルコースは合格祈願で有名な「湯島天満宮」から「東京大学赤門」を通るまち歩きルート。このルートで親子におすすめしたいのは、「マミーズ・アン・スリール本店」。

我が子のために家庭で焼きはじめた”お母さんの味”を原点としたアップルパイが有名なお店です。合成保存料や合成着色料を使わずに作られているので、子供にも安心して食べさせられます。

東京ドームシティもある「後楽園・春日エリア」

「後楽園・春日エリア」は、展望ラウンジ（※2023年3月現在閉鎖中）から文京区を一望できる「文京シビックセンター」や、遊園地や野球観戦で有名な「東京ドームシティ」がある、賑わいのある華やかなエリア。

「後楽園・春日エリア」のおすすめモデルコースは、「小石川後楽園」をスタートし、「撫で石」発祥の地と言われている「牛天神北野神社」を見学し、柔道の総本山「講道館」を巡るコース。

このコースで注目のお店は、「牛天神北野神社」から徒歩5分ほどの場所にある「稲荷蕎麦 萬盛（まんせい）」。創業1620年の老舗そば店で、甘く煮た油揚げが添えられている「稲荷箱そば」が看板メニューです。

区内の中央に位置する「小石川エリア」

文京区の中央部に位置する「小石川エリア」は、国内でも有数の文教エリアです。徳川家ゆかりの人物の墓所が多い「傳通院」もあり、江戸時代の歴史文化に触れられるスポットも多く残っています。

「小石川エリア」のおすすめモデルコースは、「傳通院」からスタートし、日本最古の植物園として有名な「小石川植物園」を巡るコース。

「傳通院」から「小石川植物園」へ向かう途中で立ち寄りたいのが、個性的なパンが並ぶパン屋さん「オーパングルマン」。約60種類ものパンが並び、すべてのパンには国産小麦粉を使用、また使用する酵母もすべてライ麦から起こした天然酵母を使用するというこだわり振りです。

下町の雰囲気を感じられる「根津・千駄木エリア」

台東区との境に位置する「根津・千駄木エリア」。下町情緒あふれる昭和の面影を残した商店街が人気で、年間通じて多くの観光客が訪れています。

「根津・千駄木エリア」のおすすめモデルコ―スは、ツツジの名所としても有名な「根津神社」から「森鴎外記念館」を巡ります。

このコースで親子で立ち寄りたいお店は「根津のたいやき」。連日行列ができるほどの人気店です。皮が薄く、皮のパリッとした食感と生地のもっちりとした食感がたまらない一品です。

歴史ある寺院や日本庭園立ち並ぶ「白山・本駒込エリア」

文京区の北部に位置する「白山・本駒込エリア」。このエリアには古くからある寺院や日本庭園が多く残っており、文京区の中でも特に落ち着いた佇まいを感じられます。

「白山・本駒込エリア」のモデルコ―スは、あじさいの名所として知られる「白山神社」から、このエリアを代表するスポットでもある「六義園」までを歩くコース。

このコースでは、文京区のお土産としておすすめのお菓子を販売する「手づくり洋菓子　ル・ボン・ヴィヴァン」がおすすめ。文京区観光協会が推奨する手土産に認定されている「白山牧場シリーズ」や「白山の石畳」などが販売されています。

文京区の西側に広がる「関口・目白台エリア」

文京区の西部に位置する「関口・目白台エリア」。江戸時代には護国寺方面にかけて、武家屋敷が建ち並んでいた歴史があります。

「関口・目白台エリア」のモデルコースは、1681年に創建された歴史ある寺院「護国寺」をスタートし、緑豊かな池泉回遊式庭園の「肥後細川庭園」へ向かうコース。

このコースでおすすめの店舗は、イタリア料理の「スペランツァ」。イタリアで日常的に食べられているピザを気軽に食べてほしいとの願いからオープンしたお店で、本格的なピザを手ごろな値段で食べられます。子供も喜ぶラテアートも評判です。

文京区ゆかりの文人銘菓をチェック♪

文京区は、かつて森鴎外や夏目漱石、樋口一葉などの文豪や文化人たちが暮らしたまちとしても知られています。

「文京グルメマップ」には、ゆかりの文人銘菓が特集されており、文京区ならではのお土産探しの楽しみも紹介されていますよ。

108ものお店が紹介されている「文京グルメマップ」は、掲載されている店舗や文京区観光協会などで無料配布されています。Web版の「文京グルメマップ」もありますので、おでかけ前にチェックしてみてくださいね。

記事を書いた人

大縄典子

いこーよとりっぷ編集部／転勤族の夫を持ち様々な土地に縁がある、大学生の息子、高校生の娘がいるママ。結婚後、子育てに専念するため10年以上の専業主婦経験を経て、ひょんなことから社会復帰を果たす。今は様々な自治体とのやり取りをしながら、まちの魅力を伝える仕事に情熱を燃やしています。人と話すことが好き。