東京都文京区
歴史文化が息づく「文の京」
文京区について
文京区は、東京23区のほぼ中心地にあり、皇居のある千代田区の北側に位置しています。文京区の周囲には6つの区が接しているほか、多くの路線が乗り入れ、交通利便性も大変良く、会社や学校などがたくさんあります。
文京区があるエリアはいわゆる「山の手」エリアの一角にあります。また、武蔵野台地の東の縁にあたるため、台地のエリアと谷のエリアが複数あります。そのため、区内には多くのの坂があり、趣のある風景を作り出しています。
多くの文豪や歴史を感じられる風景に触れられるまち
江戸時代の現在の文京区周辺は、大名屋敷や武家屋敷が置かれ多くの寺社が創建されていました。現在でも「湯島天満宮」や「根津神社」をはじめとした由緒ある寺社が残っています。
明治以降、武家屋敷だった場所は「小石川後楽園」や「六義園」などの庭園として整備されました。季節ごとに美しい風景を楽しめる場所として、自然豊かな文京区のまちを構成する重要な施設になっています。
また、明治時代には多くの学校や大学が文京区に設立されました。帝国大学(今の東京大学)周辺には、学者や作家が多く集まり学術や文学の発信地となりました。文京区内に住居を構えていた、森鴎外や夏目漱石、樋口一葉などの文豪や文化人たちの居住地跡やゆかりの場所は、史跡として現在にも残されています。
季節ごとの花にちなんだ「文京花の五大まつり」
文京区では、緑豊かなまちをより楽しめるよう、季節ごとの花をテーマにした「文京花の五大まつり」が行われています。
「文京花の五大まつり」とは、毎年2月上旬から3月上旬にかけて湯島天満宮で開催される「文京梅まつり」、毎年3月下旬から4月の上旬にかけて播磨坂さくら並木で開催される「文京さくらまつり」、毎年4月から5月にかけて根津神社で開催される「文京つつじまつり」、毎年6月に白山神社から白山公園にかけて約3,000株ものあじさいが彩る「文京あじさいまつり」、毎年11月に湯島天満宮で開催される「文京菊まつり」のことを指します。
ほかにも、地域の寺社でさまざまな祭りも開催されており、年間を通じて伝統あるお祭りが多く、今でも江戸時代の町人文化が残る活気あるまちです。
伝統を受け継ぐ店から行列ができる人気店まで、文京区注目のグルメマップ
文京区は、江戸時代から要所へ向かう街道筋があったことに加えて、寺社の門前町でもあったため、商家が並び商業も発展していました。
今でも、昔ながらの商店街や路地裏に食を扱うお店があるのも文京区の特徴です。なかには、何百年も伝統を受け継ぐお店や古い家屋を活用したお店、こだわりを追求し行列が絶えないお店など、江戸時代の「商業のまち」の名残を残す名店がたくさんあります。
そんな文京区では「食」を通じて、区の内外問わず多くの人たちに文京区の飲食店をアピールするため、「文京グルメマップ」を作成しています。
区の花、木
根津神社をはじめ、文京区の春を彩る「ツツジ」
文京区の花は「ツツジ」。毎年4月から5月にかけて「文京つつじまつり」が開催される「根津神社」には約100種3,000株の「ツツジ」が植えられているほか、区内各地で見られ、親しみのある「ツツジ」が文京区の花として制定されています。
区内には穴場のイチョウ並木も!文京区の木「イチョウ」
東京都のシンボルにも制定されている「イチョウ」が文京区の木。区内にもたくさんのイチョウが植えられており、なかでも、東京大学本郷キャンパス内のイチョウ並木は穴場のスポットと言われているとか。