新潟県五泉市

にいがたけんごせんし
四季を通じて見どころ満載
自然ゆたかな五泉

ひゃんでいいまち ごせん

五泉市は、新潟県のほぼ中央、県都新潟市の南東に位置する、人口約5万人、面積351.9平方キロメートルの市です。良質で豊富な水資源に恵まれ古くから絹織物の産地として知られており、戦後にはニット産業が目覚ましい発展を遂げ、現在も全国トップクラスの生産高を誇っています。また、緑豊かな山々や清らかな川の流れ、肥沃な大地などの豊かな自然の恵みの中で、全国でも有数の産地である牡丹をはじめ、チューリップ、里芋、レンコン、栗、銀杏、食用鯉など五泉市ならではの特産品を生み出しています。

※「ひゃんで」は五泉の方言で「すごく」「とても」という意味です。

五泉市といえば…

花のまち五泉

雪解けとともに咲く郷屋(こうや)の水芭蕉。日本さくら名所100選に選ばれた村松公園の桜。国指定天然記念物の小山田(おやまだ)の彼岸桜。150万本が咲き乱れ一面が花の絨毯となるチューリップ。120品種5,000株が咲き誇るぼたん百種展示園。花のまち五泉市には、毎年多くの観光客が訪れます。

日本有数の白生地の生産地

全国三大白生地産地として栄える五泉。その歴史は、約200年前の江戸時代に「五泉平」(ごせんひら:袴の白生地)が織られたことに始まります。良質な絹糸を丹念に操って織り上げる絹織物は、五泉の伝統産業となっています。絹織物に最適な環境である豊かな水と適度な湿気を生かし、独自の技術「濡れ緯」(ぬれよこ)を開発しました。緯糸を濡らして強く打ちこんで織り、組くずれを起こさない緻密な織りと光沢、風合いを出すことに成功しました。

その品質は広く認められ、京都の室町や名古屋へ高級白生地として出荷されています。

日本一の生産高を誇る「五泉ニット」

五泉市は日本一の生産高を誇るニット産地ですが、社会経済の変容と市場の変化により、産業環境は極めて厳しくなっています。そのような状況の中、五泉のニットはコンピュータや新鋭編機の導入による安定した量産システムと、長年培ってきた全国屈指の技術力で大手アパレルから支持され、ファッション誌を賑わす人気ブランドの製品を数多く生産しています。

また、他の産地では難しいとされる細い糸を使っての編立や、皮、布はくなどの異素材と組み合わせる製品なども五泉ニットの特徴となっています。未来を担う若手後継者が多く存在し、染色・整理、刺繍、プレス、二次加工の技術を含めた一貫生産を可能とする五泉の技術力とポテンシャルを活かし、ニット産地の地域ブランド化を高め、国内外に向けて「五泉といえばニット、ニットといえば日本の五泉」を広くアピールしています。

綺麗な水と豊かな農地の恵み

肥沃な大地と豊富な水資源をたたえる五泉では、牡丹、チューリップ球根、切り花、里芋、レンコン、イチゴ、栗、銀杏、キウイフルーツおよびメロンなどの農産物の栽培が盛んです。特に、里芋は国の指定産地とされており、そのきめ細かい白さと独特のぬめりで人気のブランド「帛乙女(きぬおとめ)」がよく知られています。また、栗の産地である村松地域の中心では、光沢、甘味、柔らかさに富んだ栗が多く収穫されます。村松の栗は県内のみならず県外でも知られており、各地で美味しいと評判です。

黄金の里と呼ばれる蛭野(ひるの)地区は、銀杏の木で有名な場所です。銀杏の葉が金色に輝く黄葉の時期には、日本全国から人がこの地に訪れます。

加えて、五泉は、観賞用園芸品である大輪の牡丹とチューリップ球根の2つにおいては全国有数の生産地です。牡丹とチューリップに関する園芸イベントは毎年開催され、新潟だけでなく、日本全国に五泉の牡丹、チューリップを宣伝しています。

まち基本情報

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市区町村名新潟県五泉市
(にいがたけんごせんし)
電話番号0250-43-3911
アクセス新潟駅から電車(磐越西線)で約40分
安田ICから車で約10分
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