
1,340個のキャンドルが棚田を染める!「丸山千枚田の虫おくり」の幻想世界
三重県熊野市の「丸山千枚田」では、毎年6月上旬に棚田が灯りに包まれる「丸山千枚田の虫おくり」が開催されます。
例年、行事の開催当日は、人々が松明(たいまつ)や太鼓を持ってあぜ道を練り歩きます。
地域の農耕行事として親しまれる「丸山千枚田の虫おくり」の見どころや、開催情報をご紹介します!
※本記事の一部は過去の開催内容をもとに構成しています。最新情報と異なる場合がありますので、おでかけの際は必ず公式サイト等をご確認ください
「丸山千枚田」とは?
三重県熊野市の紀和町丸山地区にある「丸山千枚田」は、日本最大級の棚田です。斜面に幾重にも棚田が続く光景は日本一とも賞され、「日本の棚田百選」にも選ばれています。
この棚田がいつ頃造成されたかはわかっていませんが、1601年(慶長6年)の検地(※)の際には、2,240枚の田があったと記録されています。ですが、杉の植林や地域の高齢化などにより、平成初期には530枚までに減少してしまいました。
※検知(けんち):年貢の徴収と農民支配を目的として幕藩領主が行った土地の測量調査
地元住民が中心となって棚田を復元!保全活動を継続
地元住民たちは、「この貴重な文化遺産を自分たちで守り、素晴らしい景観と農耕文化を後世に残し伝えていかなければならない」と立ち上がり、棚田の復元と保全活動が始まりました。
地域住民をはじめとした多くの人々の活動により、現在は1,340枚という大規模な棚田が維持保存されています。
「丸山千枚田の虫おくり」とは?
「丸山千枚田の虫おくり」は、毎年6月上旬に行われる行事です。広大な棚田に1,340個のキャンドルが灯され、日が沈むとともに幻想的な風景を眺めることができます。
例年は、夜になると、太鼓や松明を持って丸山千枚田を練り歩くツアーが開催されています。
「虫おくり」は害虫を追い払う農耕行事
現在行われている虫おくりは、1953年(昭和28年)まで実際に丸山地区で行われていた行事を復元したものです。
農薬などがなかった時代に害虫駆除のために行われていた虫おくり。かつては、松明と太鼓、鐘などを手に持った地域の子供たちが棚田を練り歩き、火と音で害虫を追い払っていました。
農薬の登場などにより虫おくりは次第に行われなくなりましたが、熊野古道が世界遺産に認定された2004年(平成16年)から農耕行事として復活しました。

ひと粒でも多くのお米を収穫したいという素朴な農民の思いから始まった「丸山千枚田の虫おくり」。親子で参加することで、食べ物に対する感謝が深まるかもしれません。
とりっぷノート♪「丸山千枚田」を一望できる展望スポットをご紹介!
県道40号沿いに登山口がある「丸山千枚田展望所」は、美しい棚田を眺められるスポットです。
登山口から展望所までは30分ほど山を登る必要があり、さらに170段の階段を上ります。訪れる際は動ぎやすい服装、滑りにくい靴で訪れましょう。(いこーよとりっぷ編集部)
記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
イベント基本情報
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|---|---|
| イベント名 | 丸山千枚田の虫おくり |
| ふりがな | まるやませんまいだのむしおくり |
| 主催者名 | 丸山千枚田の虫おくり実行委員会 |
| 開催期間 | 毎年6月上旬 |
| 開催スポット | 丸山千枚田 |
| 住所 | 三重県熊野市紀和町丸山 |
| 電話番号 | 0597-97-1113 ※電話窓口は「熊野市役所 紀和総合支所地域振興課」です |
| 料金 | 無料 |
| アクセス | 【車】熊野尾鷲道路・熊野大泊ICから約40分 【電車】JR紀勢本線「熊野市駅」からタクシーで約30分/または三重交通バス(瀞流荘行き)に乗車、バス停「千枚田・通り峠入口」下車後、徒歩で約20分 |
| 駐車場 | 駐車場あり |
| 備考 | 【駐車場情報】 ・駐車場は数に限りがあります ・駐車場から会場までは徒歩で30分以上かかります |
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