成田市最大級の祭り「成田祗園祭」<br/>2024年開催情報&見どころ紹介
2024年7月5日 〜 2024年7月7日

成田市最大級の祭り「成田祗園祭」
2024年開催情報&見どころ紹介

成田祇園祭(2024年)
なりたぎおんさい
見る
千葉県成田市

千葉県成田市では、2024年7月5日(金)~7日(日)の3日間、市内最大級の祭り「成田祇園祭」が開催されます。

約300年の歴史がある祭りで、華やかな彫刻や装飾で彩られた山車(だし)や屋台(屋根がついた山車)が市内各所に繰り出し、例年多くの人で賑わいます。

3日間にわたって開催される迫力満点の祭りの見どころや、2024年の開催情報をご紹介します。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、主催者にお問い合わせください

「成田祇園祭」とは?

神輿(みこし)や山車、屋台がまちなかを練り歩きます
神輿(みこし)や山車、屋台がまちなかを練り歩きます

成田市にある「成田山新勝寺」では、真言宗智山派(しんごんしゅうちさんは)の大本山であり、不動明王の本地仏(※)である大日如来(だいにちにょらい)をご本尊としています。

300年以上前から、大日如来に五穀豊穣・万民豊楽(ばんみんぶらく)・所願成就(しょがんじょうじゅ)を祈願する「成田山祇園会(ぎおんえ)」が開催されており、同会にちなんで開催されるようになったのが「成田祇園祭」です。

毎年7月7日から9日の直近となる金~日曜に開催され、「成田山新勝寺」周辺の町内が一体となり、祭りを盛り上げてきました。

※本地仏(ほんぢぶつ):神様の本来の姿であるとされる仏や菩薩のこと

まちを盛り上げる総引き・総踊りが見どころ!

個性豊かな山車・屋台ばかり!違いを見比べてみましょう
個性豊かな山車・屋台ばかり!違いを見比べてみましょう

「成田祇園祭」では、計10台の豪華な山車と屋台の引き回しと、1台の神輿の渡御(とぎょ)が行われます。

初代天皇とされる神武(じんむ)天皇をはじめとする歴史上の人物や、神話をモチーフにした人形が乗っているものが山車、乗っていないものが屋台となります。

1、2日目は「総踊り」、3日目は「総引き」が行われ、気迫を感じるダイナミックな光景を楽しむことができます。

それぞれの見どころをご紹介していきましょう。

【見どころ1】総踊り

「成田山新勝寺」の大本堂前で行われる総踊りの様子
「成田山新勝寺」の大本堂前で行われる総踊りの様子

祭りの1、2日目に行われる総踊りでは、各町内の山車と屋台が一同に集まり、若者たちがお囃子(はやし)に合わせて踊る姿を観覧できます。

総踊りは、「成田山新勝寺」の職員を中心に構成される「成田山交道会」の若者頭と副頭の合図で一斉に始まります。

開始とともに、山車と屋台が順に「成田山新勝寺」の大本堂前に出て踊りの奉納を行い、その後、山車と屋台は、市内中心部や寺の表参道へと繰り出します。

2日目はJR 成田線「成田駅」前の広場から山車・屋台が出発します。

にぎやかなお囃子と勇ましい踊りの競演、そして町内が力を合わせて山車と屋台を引き回す姿は、まさに圧巻です。

【見どころ2】総引き

急こう配を上る姿に観客から声援が沸き起こります
急こう配を上る姿に観客から声援が沸き起こります

祭りの最終日に行われる総引きでは、成田山新勝寺の表参道に続く急な坂道を、山車と屋台が勢いよく駆け上がります。

「わっしょい!わっしょい!!」という威勢の良い掛け声とともに、引き手が歯を食いしばりながら、山車と屋台を坂の上まで引く姿に、観客から拍手が上がります。

最終地点である「成田山新勝寺」の薬師寺(やくしじ)に到着後、大本堂前で御輿の還御(かんぎょ)式が行われます。

その後、祭りを締めくくる総踊りが開催され、フィナーレを迎えます。

2024年の開催情報

地元の人たちの熱い想いが集結する祭りに参加してみてましょう
地元の人たちの熱い想いが集結する祭りに参加してみてましょう

2024年の「成田祇園祭」は、7月5日(金)~7日(日)に開催されます。

5日は、13時30分から安全祈願や鏡開きなどの行事が執り行われ、その後、総踊りが開催されます。6日の総踊りは、9時から始まります。

7日は、13時から総引きが行われます。16時30分から御輿還御式が行われ、その後、総踊りが開催されます。

1日目から最終日まで、見どころ満載の「成田祇園祭」。昔ながらの風景を残した成田市のまちに山車や屋台が練り歩く光景を眺めて、歴史や文化にふれてみましょう。

とりっぷノート♪地元の子供たちによる手古舞も見どころ!

そろいの衣装を身にまとった子供たちが練り歩きます
そろいの衣装を身にまとった子供たちが練り歩きます

手に持った錫杖(しゃくじょう)を鳴らしながら、総踊りを先導する手古舞(てこまい)にもぜひ注目を!

着物に、足袋(たび)と草履(ぞうり)を履き、背中には花笠をつけた地元小学生たちの愛らしい姿に癒されること間違いなしです。

衣装は各町によって違い、見比べてみるのも楽しいですよ♪(いこーよとりっぷライター:杞山穂花)

記事を書いた人

杞山穂花(Clay)

編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです!

イベント基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
イベント名成田祇園祭(2024年)
ふりがななりたぎおんさい
主催者名成田祇園祭実行委員会
開催期間2024年7月5日 〜 2024年7月7日
開催時間日によって異なる
開催スポット成田山新勝寺、成田表参道周辺
住所千葉県成田市成田1
電話番号0476-22-2102
※電話窓口は「成田市観光協会」です
料金無料
アクセス【車】東関東自動車道・成田ICから国道51号線経由 で約10分
【電車】JR成田線「成田駅」、または京成電鉄東成田線、京成本線「京成成田駅」から徒歩で約15分
駐車場駐車場あり
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公開日2023年06月12日/更新日2024年05月27日