白い羽根を操り舞う雅な伝統神事
親子で日本の伝統文化にふれよう
島根県津和野町(つわのちょう)で、2024年7月20日(土)と27日(土)に、貴重な古典芸能神事である「鷺舞神事」が執り行われます。
美しい野鳥であるサギに扮した舞手(まいて)が町内各所で優美な舞を披露し、観客の心を魅了します。
国の重要無形民俗文化財に指定されているほか、ユネスコ無形文化遺産にも認定されている神事です。
津和野の伝統文化にふれられる「鷺舞神事」の見どころや、2024年の催行情報をご紹介します。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
由緒ある「鷺舞神事」とは?
「鷺舞神事」は、津和野町の各所でオスとメスのサギに扮した舞方が、独特の唄(うた)や囃子(はやし)に合わせて優雅に舞い、「弥栄(やさか)神社」へ舞を奉納する古典芸能神事です。
毎年7月20日と27日に行われ、弥栄神社をはじめ、江戸時代の趣が残る殿町通りなど、町内各所で舞が披露されます。
ゆったりとした動きや、白い羽を大きく広げる動きなど、規律正しい所作からなる舞は、目を奪われるほどの美しさです。
「鷺舞神事」の日程
7月20日の神事は15時から行われます。
初めの神事は殿町通りで行われ、鷺舞を披露します。その後は、弥栄神社をはじめ、町内11カ所で同様の舞を披露します。
27日も、15時から殿町通りで舞を披露したあと、町内9カ所で舞を披露します。
20日と27日でルートが異なるため、津和野町観光協会の公式サイトに掲載されるルートマップをあらかじめ確認しておきましょう。
なお、雨天時は「津和野町民体育館」で鷺舞が披露される予定です。
鷺舞神事の歴史を知ろう
「鷺舞神事」は、もともと京都府にある「八坂神社」の祭礼「祇園会」(ぎおんえ)に伝わったもの。その後、京都府から山口県、そして津和野町へと伝承されました。
戦国時代、津和野城主であった吉見正頼(よしみまさより)公によって、疫病平癒のために伝えられたといわれています。
現在、津和野町の「鷺舞神事」が全国で唯一古式を正しく継承し続けているのだそう。神事を通じて、観客に日本古来の文化を伝えています。
2024年の催行情報
2024年の「鷺舞神事」は、7月20日(土)と27日(土)の15時~17時頃に執り行われます。
大変厳かな雰囲気のなか、伝統を守って行われる大切な神事となるため、家族で参加する場合は、子供が小学生以上になってからがベター。催行時は、マナーを守って観覧しましょう。
気品あふれる鷺舞を観賞し、日本の文化にふれることで、子供の興味関心も高まるはずです。伝統的な「鷺舞神事」を観覧しに、津和野町へ訪れてみてはいかがでしょうか。
とりっぷノート!笑みがこぼれるかわいらしさ「子鷺踊り」
「鷺舞神事」が開催される7月20日と27日には、地元小学生による「子鷺(こさぎ)踊り」も町内各所で開催されます。
かわいらしい衣裳に身を包んだ子供たちが練り歩き舞う姿にも注目してみてくださいね。(いこーよとりっぷライター:杞山穂花)
記事を書いた人
杞山穂花(Clay)
編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです!
イベント基本情報
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イベント名 | 鷺舞神事(2024年) |
ふりがな | さぎまいしんじ |
主催者名 | 弥栄神社 鷺舞保存会 |
開催期間 | 2024年7月20日、27日 |
開催時間 | 両日15:00~17:00頃 |
開催スポット | 弥栄神社、殿町通り、ほか町内各所 |
住所 | 島根県鹿足郡津和野町後田67、ほか |
電話番号 | 0856-72-1771 ※電話窓口は「津和野町観光協会」です ※電話問い合わせの受付時間は9:00~17:00 |
料金 | 無料 |
アクセス | 【車】中国自動車道・六日市ICから約1時間 【電車】JR山口線「津和野駅」から徒歩で約10分 |
駐車場 | 駐車場なし |
備考 | 【駐車場情報】殿町通り周辺の民間駐車場(有料)が利用可 |
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