華やかな山車と迫力満点の神輿渡御
400年以上の歴史と伝統の祭り
茨城県桜川市の「五所駒瀧(ごしょこまがたき)神社」と真壁町内で、2024年7月23日(火)~26日(金)まで、「真壁祇園祭」が開催されます。
華やかな山車や神輿が真壁のまちを彩る「真壁祇園祭」をご紹介します。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
伝統と華やかさが融合する「真壁祇園祭」
桜川市真壁町内で行われる「真壁祇園祭」は、400年以上の歴史を持つお祭りです。華やかな山車や神輿が真壁のまち並みを彩り、その伝統と華やかさが魅力のひとつです。
また、祭りでは規律と伝統を重んじる世話人制度が継承されています。世話人制度や祭祀組織の序列制度は、年齢によっていくつかの階級に分けられており、規律と礼節を重んじる特色があります。この祭りは1986年に国の無形民俗文化財に選ばれ、歴史と伝統を守り続けられています。
「真壁祇園祭」の見どころをチェック♪
「真壁祇園祭」は毎年7月23日から26日までの4日間開催されており、その華やかな雰囲気と規律ある祭りの様子が特徴です。祭りの日程と主なイベントをご紹介します。
7月23日:神輿渡御(みこしとぎょ)
真壁祇園祭の初日は、神輿渡御が行われます。町内の世話人たちが正装をし、「五所駒瀧神社」へ神輿をお迎えに参ります。
神輿は「五所駒瀧神社」から同じ真壁町内にある「神武天皇遥拝殿」に向かい出発します。
その際、若衆が高張提灯(たかはりちょうちん)を持ち、日本神話に登場する神様・猿田彦(さるたひこ)や宮司と共に神輿を先導します。そのあとに、神社総代、各町の幹事・幹部が続きます。
「神武天皇遥拝殿」には、13カ所の決められた場所で休憩しながら向かいますが、その間、幹事や月番は座ることも休むことも許されず、祝詞(のりと)の奉上が行われるという、厳しい伝統があります。
7月24日~25日:山車参拝(だしさんぱい)・山車引き廻し(だしひきまわし)
7月24日と25日には、夜に山車の引き廻しが行われます。真壁町ではかつて「暴れ山車」、「喧嘩山車」と呼ばれ、山車同士が打ち付け合う激しい競演が行われていました。現在は規則正しい運行が行われ、若衆頭が笛や提灯を使いながら山車を引き廻します。
24日には、園児山車引き廻しや子供山車参拝、若衆山車参拝など、さまざまな山車が真壁のまちを彩ります。また、25日には、山車がそろって真壁のまちを廻ります。勇壮な山車の姿は必見で、まちを練り廻る様子は迫力満点です。
7月26日:神輿還御(みこしかんぎょ)
最終日の7月26日は、神輿が神社へ帰る還御の日です。この日は各町の山車が神輿を先導し、町内を行進します。また、山車同士が神様の帰りを惜しんで神輿の行く手を阻もうとする場面も見られます。
神輿が無事に帰還すると、神官や当番長による挨拶が行われ、祭りは解散となります。
400年以上にわたる歴史と伝統を守り続けている「真壁祇園祭」。祭り期間中は、地元の人々だけでなく、観光客も多く訪れ、にぎわいを見せます。親子で祭りを体験し、夏の思い出を作りませんか。
記事を書いた人
大縄典子
いこーよとりっぷ編集部/転勤族の夫を持ち様々な土地に縁がある、大学生の息子、高校生の娘がいるママ。結婚後、子育てに専念するため10年以上の専業主婦経験を経て、ひょんなことから社会復帰を果たす。今は様々な自治体とのやり取りをしながら、まちの魅力を伝える仕事に情熱を燃やしています。人と話すことが好き。
イベント基本情報
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イベント名 | 真壁祇園祭(2024年) |
ふりがな | まかべぎおんさい |
開催期間 | 2024年7月23日 〜 2024年7月26日 |
開催時間 | 日によって異なる |
開催スポット | 7月23日 五所駒瀧神社 7月24〜26日 真壁町内 |
住所 | 茨城県桜川市真壁町山尾499 |
電話番号 | 0296-55-1159 桜川市商工観光課の番号です。 |
料金 | 無料 |
アクセス | 【電車】 桜川市バス「真壁城跡」「桜川市役所真壁庁舎」「旧真壁小学校」より徒歩5~10分 【車】 北関東自動車道桜川筑西ICより約20分 |
駐車場 | 駐車場あり |
公式URL | 公式URLはこちら |