名張川上空を数千発の花火が彩る
歴史と伝統のある花火大会
三重県名張市を流れる名張川左岸で、2023年7月29日(土)に「第81回名張川納涼花火大会」が開催されます。
今年で81回目を迎える歴史と伝統のある「名張川納涼花火大会」をご紹介します。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
近畿圏と中部圏の接点、名張市ってどんなまち?

三重県の西部に位置する名張市は、近畿と中部地方の中間にあるまちとしても知られており、古くから交通の要所として栄えてきました。
「日本の滝100選」や「平成の名水百選」にも選ばれている「赤目四十八滝」(あかめしじゅうはちたき)のほか、桜や紅葉が美しい「青蓮寺湖」など、美しい自然に恵まれています。
また、能楽を大成した観阿弥(かんあみ)が初めて座をたてた場所、推理小説家・江戸川乱歩が誕生した地でもあり、文化的な一面も持っています。
名張市を訪れたら「ひやわい」を歩こう!
「名張川納涼花火大会」が開催される場所からも近い、名張市の新町、本町周辺には、「ひやわい」と呼ばれる路地が点在しています。
「ひやわい」とは、名張地方の方言で「狭い路地」のこと。
人一人がかろうじて通ることができるほど細い路地を歩いて、名張のまち歩きを楽しんでみるのもおすすめですよ。
歴史と伝統を受け継ぐ「名張川納涼花火大会」
「名張川納涼花火大会」は、1930年の参宮急行電鉄(現在の近畿日本鉄道)の開通を記念して、翌年の1931年に始められた花火大会で、90年以上の歴史があります。戦争中に一時中断された期間もありましたが、1949年に再開されて以降は途切れることなく続けられています。
また、花火大会の当日には、名張市内の「愛宕神社」で、大正時代から続く「愛宕の火祭り」が行われます。
祭りでは、氏子たちがたいまつを持ってまちを練り歩いたあと、名張川を渡って神社に向かいます。氏子たちによる名張川の川渡りが終わると花火大会が始まります。
「名張川納涼花火大会」の見どころをチェック♪
「名張川納涼花火大会」では、仕掛け花火やスターマインなど、約4,000発もの花火が打ち上げられます。
当日は、17時から指定駐車場が開場になりますが、18時からは周辺の交通規制が行われます。時間に余裕を持っておでかけすることをおすすめします。
「名張川納涼花火大会」は、花火が上がる美しい夜景とともに、地元の歴史や文化にふれられる一夜です。名張川に打ち上げられる美しい花火を親子で観賞しませんか。
記事を書いた人

大縄典子
いこーよとりっぷ編集部/転勤族の夫を持ち様々な土地に縁がある、大学生の息子、高校生の娘がいるママ。結婚後、子育てに専念するため10年以上の専業主婦経験を経て、ひょんなことから社会復帰を果たす。今は様々な自治体とのやり取りをしながら、まちの魅力を伝える仕事に情熱を燃やしています。人と話すことが好き。
イベント基本情報
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イベント名 | 第81回名張川納涼花火大会(2023年) |
ふりがな | だいはちじゅういっかいなばりがわのうりょうはなびたいかい |
開催期間 | 2023年7月29日 |
開催時間 | 20:00~21:00(予定) |
開催スポット | 名張川新町河畔および名張市黒田地区内 |
住所 | 三重県名張市新町 |
アクセス | 【電車】 近鉄大阪線「名張駅」から徒歩で約15分 【車】 名阪国道・針ICまたは上野ICより車で約30分 |
駐車場 | 駐車場あり |
公式URL | 公式URLはこちら |