静岡市で「有東木の盆踊」開催<br/>地域で受け継がれるお盆の伝統行事
2023年8月15日

静岡市で「有東木の盆踊」開催
地域で受け継がれるお盆の伝統行事

有東木の盆踊(2023)
うとうぎのぼんおどり
体験する
歴史・文化を感じる
静岡県静岡市

※2023年8月15日追記:台風7号の接近に伴い、開催中止になりました

静岡県静岡市にある「東雲寺」(とううんじ)で、2023年8月15日(火)に「有東木の盆踊」が開催されます。

祭り開催中は、男踊りと女踊りなど、さまざまな踊りが繰り広げられ、踊りに参加することもできます。

地域で受け継がれる盆の伝統的な祭りについて、楽しみ方をご紹介します。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、静岡市文化財課へお問い合わせください

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「有東木の盆踊」とは?

飾り灯籠を頭上にかざした踊り手たち
飾り灯籠を頭上にかざした踊り手たち

「有東木の盆踊」は、毎年8月のお盆に、静岡県静岡市にある「東雲寺」で行われる祭りです。

盆に先祖を迎えて、ともに踊りあかし、最後に先祖を送り出す風習で、飾り灯籠(とうろう)を頭上にかざした踊り手が、踊りの輪の中に繰り込んで踊る点などが特徴です。2022年に「有東木の盆踊」を含む「風流踊」(ふりゅうおどり)がユネスコ無形文化遺産に登録されました。

どんな踊りがある?

踊りは、男踊り10演目、女踊り13演目で構成されており、伴奏は太鼓のみ。踊り手が、ササラやコキリコといった伝統的な楽器や、扇などを使いながら、歌い踊ります。

最後の演目は男踊りの「なぎなた踊り」で、この踊りだけは、二列で向き合って踊ります。

2023年の開催情報

祭りの締めくくりとなる男踊りの「なぎなた踊り」の様子
祭りの締めくくりとなる男踊りの「なぎなた踊り」の様子

2023年の「有東木の盆踊」は、8月15日(火)に開催されます。

祭りは飛び込みでも参加ができます。ぜひ周囲の参加者の踊りを真似して、親子で楽しんでみましょう。

なお、当日の天候によっては、延期する場合があります。注意のうえおでかけください。

とりっぷノート♪送り火の幻想的な風景も

紙房を燃やして先祖を送り出します
紙房を燃やして先祖を送り出します

盆に帰ってきた先祖を送り出すという意味を込めて、盆踊の終盤には、ササラやコキリコに付けた紙房が燃やされます。どこか寂し気で幻想的な雰囲気に浸ってみてはいかがでしょうか。(いこーよとりっぷライター・笹間聖子)

記事を書いた人

笹間聖子

大阪在住のフリーライター、時々編集者。書籍・雑誌・WEB・PRツールに携わっています。メインジャンルは、幼児教育、ホテル、医療、発酵、人の生き方・働き方。累計10,000人に取材した経験から、専門用語が頻発する事柄を、分かりやすい文章にまとめるのが得意に。また、誰かの「普通」に面白さを見出し、その魅力を伝えるのが好きです。

イベント基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
イベント名有東木の盆踊(2023)
ふりがなうとうぎのぼんおどり
主催者名有東木芸能保存会
開催期間2023年8月15日
開催時間18:30~23:00
開催スポット東雲寺
住所静岡県静岡市葵区有東木776
電話番号054-221-1066
※電話窓口は「静岡市観光交流文化局文化財課 文化財保護係」です
料金無料
アクセス【電車】JR東海道新幹線・東海道本線「静岡駅」から静鉄バス「しずてつジャストライン」(安倍線有東木行き)に乗車、バス停「有東木」下車後、徒歩すぐ
駐車場駐車場なし
公開日2023年07月20日/更新日2023年08月14日