13台の豪華なヤマが練り歩く!<br/>ニシン漁に由来する江差町の祭り
2024年8月9日 〜 2024年8月11日

13台の豪華なヤマが練り歩く!
ニシン漁に由来する江差町の祭り

姥神大神宮渡御祭(2024年)
うばがみだいじんぐうとぎょさい
体験する
歴史・文化を感じる
北海道檜山郡江差町

北海道江差(えさし)町にある「姥神大神宮」(うばがみだいじんぐう)では、2024年8月9日(金)~11日(日・祝)に、「姥神大神宮渡御祭」が開催されます。

期間中は、「ヤマ」と呼ばれる豪華な曳山(ひきやま)13基が町内を練り歩き、大いに盛り上がります。

北海道最古のお祭りで、江差のニシンが豊漁で景気が良かった時代を現代に伝える、「姥神大神宮渡御祭」の見どころをご紹介します。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「姥神大神宮渡御祭」とは?

絢爛豪華な「ヤマ」が町内を進んでいきます
絢爛豪華な「ヤマ」が町内を進んでいきます

「姥神大神宮渡御祭」は、毎年8月9日~11日に行われる、「姥神大神宮」の祭りです。

その起源は古く、370年以上前にさかのぼります。江差地域は古くからニシン漁で栄えた地で、漁が終わる夏になると、蝦夷(えぞ/現在の北海道)地きっての景気に沸きかえり、多くの人でにぎわったといわれています。

「姥神大神宮渡御祭」は、このニシンの豊漁に感謝を込めて行われたのがはじまりとされています。

祭りで巡行する「ヤマ」について知ろう

能楽人形を載せた「ヤマ」
能楽人形を載せた「ヤマ」

祭りでは、神輿(みこし)に「ヤマ」とよばれる曳き山を供え、屋台に高くトドマツを立てて、神の依代(よりしろ/神様が降りてきた際によりつく対象物)とするそうです。

「ヤマ」は、宝暦年間(1751~1764年)に神功(じんぐう)皇后の伝説をかたどって作られた神功山(じんこうざん)をはじめ、武者人形、能楽人形、文楽人形、歌舞伎人形などを配した合計13基が巡行します。

これらが、吹き流しや錦(にしき)の御旗(みはた)をひるがえし、流暢な祇園囃子(ぎおんばやし)の調べにのって町内を練り歩きます。

2024年の開催情報

威勢のいい神輿の引き手たち
威勢のいい神輿の引き手たち

2024年の「姥神大神宮渡御祭」は、8月9日(金)~11日(日・祝)に開催されます。

3日間かけて豪華な13台の「ヤマ」が市中を練り歩きます。巡行のスケジュールなどは、訪れる前に公式サイトで確認するのがおすすめ。

「ヤマ」それぞれに、神功皇后、武田信玄、楠木正成(くすのきまさしげ)など歴史上の人物の人形が守護神として配置されているので、それを眺めるのも楽しいこちらの祭り。ぜひ370年以上続く風情を家族みんなで楽しんでみては。

とりっぷノート♪「祇園囃子」に注目!

最終日の夜には光り輝く各山車が集合し、人々の熱気と歓喜のなか、祭りがクライマックスを迎えます
最終日の夜には光り輝く各山車が集合し、人々の熱気と歓喜のなか、祭りがクライマックスを迎えます

「ヤマ」は巡行の際に祇園囃子が奏でられますが、その調べは13基それぞれに異なっているそうです。通るたびに聴き分けて、その違いを確認してみるのも楽しいかもしれません。もしかしたら、自分が好きな調べがみつかるかも!?(いこーよとりっぷライター・笹間聖子)

記事を書いた人

笹間聖子

大阪在住のフリーライター、時々編集者。書籍・雑誌・WEB・PRツールに携わっています。メインジャンルは、幼児教育、ホテル、医療、発酵、人の生き方・働き方。累計10,000人に取材した経験から、専門用語が頻発する事柄を、分かりやすい文章にまとめるのが得意に。また、誰かの「普通」に面白さを見出し、その魅力を伝えるのが好きです。

イベント基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
イベント名姥神大神宮渡御祭(2024年)
ふりがなうばがみだいじんぐうとぎょさい
主催者名姥神大神宮
開催期間2024年8月9日 〜 2024年8月11日
開催時間催しによって異なる
開催スポット江差町内一円
住所北海道檜山郡江差町
電話番号0139-52-4815
※電話窓口は「姥神大神宮祭典協賛実行委員会(江差観光コンベンション協会)」です
アクセス【車】函館新道・函館ICから約1時間30分
【電車】JR函館本線「函館駅」から函館バスに乗車(約100分)、バス停「姥神町フェリー前」下車、徒歩で約1分
駐車場駐車場あり
関連URL
公式SNS
公開日2023年08月03日/更新日2024年07月18日