全国でも珍しい下妻市の奇祭!
大宝八幡宮「ひとつもの神事」開催
茨城県下妻(しもつま)市の「大宝八幡宮」(だいほうはちまんぐう)で、2024年9月15日(日)に、全国的にも珍しい奇祭「ひとつもの神事」が開催されます。
この神事では、「ひとつもの」とよばれる顔に目が1つしかないわら人形を神社に奉じ、世話人が氏子区域を練り歩き、わら人形を大宝沼に流す儀式を行います。
主催者の「大宝八幡宮」に「ひとつもの神事」の歴史や見どころを教えていただきました。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「ひとつもの神事」とは
「ひとつもの神事」は、毎年9月15日に、大宝八幡宮で執り行われる神事です。
神事では、はじめに一つ目のわら人形「ひとつもの」を神社に奉じ、稲わらを編んで作られた注連(しめ)たすきをかけた世話人が氏子区域を練り歩きます。
大宝沼(現在の糸繰川)にたどり着くと、町内中の罪穢れを移した「ひとつもの」を水面へ流し、災いを祓(はら)います。
世話人が一列になって提灯を持ち、町内を練り歩く姿は、少し不気味さを感じるほどの重々しさ。その一見変わった様子から、奇祭とよばれることも多い神事です。
「ひとつもの神事」の歴史を知ろう
かつての下妻市には、青龍権現(せいりゅうごんげん)とよばれる、大宝沼に住んでいたとされる白い大蛇に若い娘を人身御供(ひとみごくう/いけにえにすること)にする風習がありました。
ある時、若い娘の代わりに一つ目のわら人形を作って差し出したところ、白蛇は恐ろしがって大宝沼から逃げ出し、以降人身御供が無くなったことから「ひとつもの神事」がはじまったといわれています。
その伝承を受け継ぐように、大宝八幡宮の境内には、白蛇の霊を祀った「青龍権現社」が鎮座しています。
2024年の開催情報
2024年の「ひとつもの神事」は、9月15日(日)に執り行われます。
神事は厳かな雰囲気のなか行われるので、訪れる場合は、なるべく小学生以上の子供と参加するようにしましょう。
「大宝八幡宮」に古くから伝わる神事に参加して、地域の風習にふれてみてはいかがでしょうか。
とりっぷノート♪子供と参加する際のポイント
「ひとつもの神事」は、夜間にわら人形を使用する神事のため、子供にとっては少し怖く感じるかもしれません。親子で参加する際は、事前に神事の背景や意味などを十分に説明してあげてくださいね。(いこーよとりっぷライター:杞山穂花)
記事を書いた人
杞山穂花(Clay)
編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです!
イベント基本情報
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イベント名 | ひとつもの神事(2024年) |
ふりがな | ひとつものしんじ |
主催者名 | 大宝八幡宮 |
開催期間 | 2024年9月15日 |
開催時間 | 19:00~ |
開催スポット | 大宝八幡宮~大宝沼(糸繰川) |
住所 | 茨城県下妻市大宝667周辺 |
電話番号 | 0296-44-3756 |
料金 | 見学無料 |
アクセス | 【車】常磐自動車道・谷和原ICから約40分 【電車】関東鉄道常総線「大宝駅」から徒歩で約3分 |
駐車場 | 駐車場あり |
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